菜根譚8、大局と局所(視点の相対化について)

 「人と生まれて特に素晴らしい事業などを興さずとも、世俗の心から解脱できれば名流に入ることはできる。  学問をして特に工夫を凝らすことなどをせずとも、外界からの影響を減らしていくことさえできれば聖境を超えることはできるのである」  ・この手の話ニガテなんですけどね(笑)  系統としては禰衡(でいこう)とか孔融(こうゆう)とか竹林の七賢とかその手の話になると思…

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菜根譚7、プラスとマイナスを考える

 「恩恵とは害を生ずる元である。  だからこそうまくいっている時ほど思考を巡らせるべきなのである。  敗戦の後にこそ功を為すことができる。  だからこそうまくいかない時にこそ手を離してはならぬのである」  ・いわゆる「人生万事塞翁が馬」ということで紹介されています。  塞翁が馬  http://gogen-allguide.com/sa/saiougaum…

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頭の良し悪しとは?と考えてみた

 頭の良し悪しとは?  ふとそんなことを思ってみた。あまり頭がいいとか悪いとか考えないんだけど、だからこそこうして敢えて取り上げて考えてみるってのも大切なのかなと思ってみた。  先日なんだけど、かつてあった田んぼの場所を久しぶりに見に行ってみた。あいにく写真はないんだけど、いろいろと観察しているうちにわかってきたことがある。  この田んぼというのはかなり人工的に…

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コロナとBCG

 昨日ですが二つほどニュースがありましたのでここで紹介をしたいなと。  ・BCGの有無で死亡率1800倍  https://news.yahoo.co.jp/articles/8f0634eda0ece2b364664f69a29fbabd684ccb3a  ・BCGワクチン予防効果なし  https://www3.nhk.or.jp/news/html/2020…

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菜根譚6、喜びの心(重耳の考察)

 「疾風怒濤、暴風雨の日には、鳥や獣も大人しくしており、悲しげである。  風穏やかで月が綺麗な日には、草木ですらも喜んでいる。  見るがいい。  天地ですら一日でも多くの和気を必要としており、人の心は一日でも多くの喜びを必要としているのだ」  ・すごい詩的な文章ですが、それ以上によく自然のことを見ているなと。  和気はつまりのどかさや穏やかさ、和やかさのこと…

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菜根譚5、人格を磨く砥石(良薬は口に苦し、の話)

 「耳では聞きたくないことを聞き、心では受け入れたくないことを受け入れる。  これこそが人が道徳を修め自らの行いを改めるための小さな砥石だと言えるのである。  もしも言葉が耳を喜ばせるものばかりであり、出来事が全て心を喜ばせるものばかりであれば、自ら猛毒の中にその人生を沈めるような結果となるだろう」  ・「良薬は口に苦し、忠言は耳に逆らう」とかいうのがあるのでそ…

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今日ふと思いついたこと

 ここんとこ塞ぎ込みがちだったのは、いわゆるコロナ鬱というやつの一種だったのかも知れない。パッとしないし外出するにも気軽にってわけにはいかない、さらには猫まで死んじまっていわゆるペットロスというヤツにもなってたのかも知れない。まあもともとが考え込むタイプだし、考え込みたいタイプだってのもあるのだろう。実はけっこう昔から話してる最中に、あれ一体オレは何を言おうとしてたん…

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菜根譚4、清廉と高貴(欲望の自己目的化をしないという話)

 「権力や名声は、近づかない者は清廉と言える。しかしこれに近づいてもそれに染まらない者こそ清廉潔白だと言える。  権謀術数については、知らない者は気高いと言える。しかしこれを知っていても使わない者こそ高貴だと言えるのである」  ・これは別の言い方をすれば、権力や名声に近づいて染まる者は低俗だし、権謀術数についても知っていて使う者は野卑だともいえるのでしょう。 …

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菜根譚3、君子の心と才知その2(劉備が中策を選んだことから)

 「君子の心のありようというのは、天が青く日が白いように、人に知られないことがないように。  君子の才知については、包まれた珠が秘蔵されるように、人に良く知られることがないように」  →君子の心は人に良く知られなくてはならないが、才知については知られてはならないというもの。  ・ということでパート2ですが、前回分が長くなったので今回こちらに書こうかな…

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菜根譚3、君子の心と才知(曹操は密書を読んだろうか)

 「君子の心のありようというのは、天が青く日が白いように、人に知られないことがないように。  君子の才知については、包まれた珠が秘蔵されるように、人に良く知られることがないように」  ・君子の心は人に良く知られなくてはならないが、才知については知られてはならないのだと。  ここにきて急にシビアな物言いになりましたね(笑)  君子がどのような心の持ち…

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菜根譚2、世渡りの心得(粗雑さと丁寧さ、その兼ね合いについて)

 「世渡りも浅ければ染まることも少なく、経験が積み重なると計算にも長けてくる。  君子は計算に長けるよりは素朴なままの方がいい。  慇懃無礼に陥るよりは、多少粗雑なくらいがちょうどいいと言えるのである」  ・この例を考えるときに、劉備と曹操が思い浮かびますね。  劉備は畑仕事したりして暮らしてますが、曹操は「この時代の英雄はオレと劉備の二人くらいしかいない」と…

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菜根譚1、遇と不遇(道徳と権勢、諸葛亮と司馬懿の考察)

 ということで今日から菜根譚(さいこんたん)します。  本は角川ビギナーズクラシックスのヤツ使ってます。  けっこうここの本、ざっくりとけっこうな量はしょってるんですが、解説が時々非常に優れているんですよね。    「道徳を住みかとする者は、一時的に不遇を託つ(かこつ)こととなる。  権勢にへつらう者は永遠に渡る地獄をさまようこととなる。  一方で達人…

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戦国策100、趙王が虞卿と楼緩二人の話を聞いて逡巡している話

 ・ということで今回も長文です。  今回で戦国策はとりあえず最終回と致します。  秦は長平の戦いで趙を大いに討ち破り、帰国した。  秦は使者を出して、6つの城を引き渡すことで講和しようと言ったのだが、趙の方ではなかなかまとまらなかった。  そこへ、楼緩(ろうかん)が秦からやって来たので趙王はこの楼緩と共に今後の方針を練ろうと思った。  「秦に城を与えるのは、与え…

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GEB難易度1、バーストとはなんぞや

 今日結局気が乗らないんで(笑)、ゲームネタでも書きますかなと。  バーストとはなんぞや、となるとそりゃあ敵を捕食してできた弾を味方に向けて味方の能力値を上げようというものなわけだ。ドラクエでいうところのバイキルトとかスクルトだし、FFでいえば……初期のヘイストとか、あるいはシェルとかがこれになるだろう。つまり敵を攻撃するかいなかでいえば直接的には全然役に立ってない。防御も…

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戦国策99、武霊王が胡服騎射の制度のために臣下を説得する話

 ※今回、次回と異常に長いです。  長いので①~④と分けますが、要するに武霊王という趙王が4人の人と対話をしたということですっ飛ばしてもらってもいいかなと。  あの野蛮なヤツらの胡服を真似て着る、ということに対していかに当時の人々の強い反発があったかということだけ押さえてあればいいような気がします。 ①趙の武霊王(ぶれいおう)はある平穏な日、静かに座っていた。 …

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ネコの介護の話

 ということで、本日は戦国策はお休みです。いやできんことはないんだろうけど、そんな考えるでもなくただカタカタとやってるというのがどうもしょうに合わないらしい。  あーめんどくせえ〜とイライラして10分20分もあると立ちたくなるし、先の長さを見てはため息ついてやる気が削がれてしまう。ということで明日には全部書いて後書きも付けられるかなと。  ということで戦国策と全く関係ないけど、ネコ…

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戦国策98、段干越人が新城君に手綱の長さについて言いに来る話

 段干越人(だんかんえつじん)が新城君(しんじょうくん)に言った。  「馬を御する名人である王良(おうりょう)の弟子が、馬を車に付けたのですが  『これは一日に千里を行く名馬だ』  と言っておりました。  そこへ馬を御する名人である造父(ぞうほ)の弟子がやってきて言いました。  『残念だが、これでは千里は走らんな』  王良の弟子が言いました。  『この馬は千里の…

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戦国策97、白珪が自分をチクるやつのことはなんともできませんわーという話

 白珪(はくけい)は新城君(しんじょうくん)に言った。  「夜道を行く人は盗むなど働かないようにはできますが、犬を自分に吠えさせないようにすることはできません。  この臣は、我が君のことを王の前でとやかく言わないことはできます。  しかし他人がこの臣のことを我が君の前でとやかく言うのを止めることなどはできません」  ・凄まじく短い話ですが。  ここ最近チ…

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兵法と農業と林業と狩猟

 以前に私が初めてイノシシの殺戮現場を見たのはもう4年か5年くらい前になるだろうか。 猪    個人的には自衛隊の訓練で毎年射撃していたんだけど、それはあくまで「射的」でしかなかった。そこではいかに点数を稼ぐか、でしかなかった。  でもこれは違う。  これは明らかに対象を殺すために撃っている。  恥ずかしい話だけど  「ああ、銃って殺すためにあったん…

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戦国策96、龐葱が魏王に釘をさしておきながら、結局ダメだったという話

 龐葱(ほうそう)は、魏の太子と共に趙の都である邯鄲(かんたん)へ人質として行くこととなった。  龐葱は魏王に言った。  「今、もし一人の者が『市場に虎が出たぞ』と言ったとしまして、王はこれを信じられますか」  王「いや」  龐葱「では二人の者が言いましたら」  王「あるいは出たかも知れぬと思うだろう」  龐葱「では三人が言いましたら」  王「信じるだろう」 …

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