新戦国策

 ということで戦国策について書いていこうと思うのですが、大正八年とかの本ですから何といっても古い。旧字体を読み解いていくってわけですから、なかなか読むのも一苦労ですね。新とつけてはいますが、むしろ古くなってますね(笑)まあしかしこれ一冊で戦国策を網羅されているとなればお得感もあります。ちょっとどうしてもやっておきたい分野ではあります。 まあ前も書きましたが、以前書いたなとかい…

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新戦国策1、安王

 厳遂(げんすい)は道に逆らう行為を行い、韓の宰相を刺し殺し、陽堅(ようけん)はそれに加担したが、逃れてその道中周へとやってきた。周君は陽堅を留める事十四日にもなり、これを厚遇した。 韓の方では人を遣わしてこのことについて周を責めさせた。周君は、韓が大国なのでこれを憂慮した。とある客が周君に向って言うには、 「かの者にきっぱりと言いなさい、『私は厳遂が逆賊行為を行って陽堅がこ…

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新戦国策2-1、赮王(たんおう)

 周の共太子が死んだ。五人の妾の子がおり、誰もが口々にわが子が適任だとして後継者を立てることができなかった。楚の卿である司馬翦(しばせん)は楚王に言った。 「どうして公子である咎(きゅう)を封じて太子とすることを周君に請わないのですか」 左成(させい)は司馬翦に言った。 「周君がそれを聞かなければ汝の知恵は行き詰まり、国交は絶えることになるであろう。 そうではなく、周君に言っ…

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新戦国策2-2、司馬悍と左尚の話

 ・前回赧王(たんおう)ってことでしたが、ページをめくってみると三がない。あれ? おかしいぞとめくっていってもありませんでした。つまり、三はなく、この西周編の赧王についてはあと20ページ分ほど続くことになると(笑)一がものすごく短かっただけに、二も一ページくらいだと誤解してました(笑) ということで、前回は楚での司馬翦と左成という人の話でした。司馬翦の話に左成がアドバイスした…

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新戦国策2-3、布が周君に直言する話

 続きですね。楚では司馬翦(しばせん)、斉では司馬悍(しばかん)って話でしたが。この話は特に前回の斉の話を強く受けます。周最(しゅうしゅ)という人を周の後継ぎとして支援しましょうって言ったら、左尚(さしょう)って人がいやいや初めから一人には絞らない方がいいよと。たくさんの可能性の中から誰なのか私に教えてくださいと言って話を進めろというものでした。  司寇である布(し…

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新戦国策2-4、游騰が周の滅亡を予言する話

 ということで前回は布(ふ)という男が周君を諫めるという話でした。次の太子決めるんならもっとばっちり決めとかんかいと。でないと斉だの楚だのから付け込まれる隙を与えますよと。きちんと決めとかんと行間から付け込まれる隙を与えてしまう。そういうお話でした。  秦の方では、樗里疾(ちょりしつ)に兵車百乗をもたせて周に入らせた。周君はこれを迎えるのに兵卒を並べることで秦に敬意を示した…

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新戦国策2-5、蘇代が韓に行き周に城をあげさせることで楚の兵を引かせる話

 楚が韓の邑(ゆう、村のこと)である雍氏(ようし)を狙っていた時に、韓では兵と糧食とを周で徴発しようとした(これに応じれば周は楚に怒られ、断れば韓に怒られる)。周君はこれを懸念して蘇代(そだい)に告げた。蘇代の方では、 「何を憂えることがありましょうか。この蘇代、わが君のために韓に兵と糧食とを徴発させて、さらにはまた韓の高都を得て差し上げましょう」と言った。周君は大いに喜んで…

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新戦国策2-6、孟嘗君(もうしょうくん)が韓慶に説得され秦攻めをやめる話

 薛公(せつこう、孟嘗君のこと)は斉の兵を率いて韓・魏のために楚を攻め、また韓・魏と共に秦を攻め、そうして西周にやってきて兵を置き食事を乞うた。周の臣である韓慶(かんけい)は西周のために薛公に言った。  「わが君が韓・魏のために斉をもって楚を攻めさせることは9年にもなりますが、そうして宛・葉(えん、よう)より北の地を取って、韓・魏を強くし、今また秦を攻めては韓・魏に与え…

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新戦国策2-7、西周が魏のために出費をしたくない話

 さて。久々に書こうかなと。気が向いたってのもありますが、書けるようなムダ話がなくなったってこともありますかね(笑)なんか思いついたらまたムダ話でも書こうかなと思います。  前回は孟嘗君(もうしょうくん)が西周ってところにやってきて兵士と米を欲しいというわけですが、西周の方ではそれを渋ったわけですが、それをうまい具合に韓慶(かんけい)って人がもっていっていかにも西周が与…

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新戦国策2-8、樊餘(はんよ)が不利益を楚に説いて土地の交換をやめさせる話

 前回は西周が魏に話しかけて、出費を抑えるという話でした。  韓と魏が領地を交換した。西周ではこれを自分にとって都合が悪いと思った。樊餘(はんよ)は楚王に言った。 「これによって周は必ずや滅び去ることとなるでしょう。韓と魏とが土地を交換しましたが、これによって韓は二県を手に入れ、魏は二県を失いました。なぜ魏にとって不利益なのにこのようなことになったかと言えば、東周・西周…

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新戦国策2-9、李兌(りたい)が秦の侵攻から西周を守るのに一役買う話

 前回は樊餘(はんよ)という恐らくは西周の男が楚王に説いて、魏と韓の土地交換を止めさせる話でした。  秦は、魏の将軍である犀武(さいぶ)の軍を伊闕(いけつ)で攻めて、そのまま兵を進めて周を攻めた。周の公子である周最(しゅうしゅ)のために趙の李兌(りたい)に言った。 「秦が周を攻めるのを止めるのが最上の策だと考えます。趙にとっての上計は秦と魏とを再び戦わせる以上のことはな…

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新戦国策2-10、綦母恢(きぼくかい)が魏王から溫の土地と兵士をもらう話

 題名の番号ですがいつも2-10にしようか2-10にしようかとか考えてまして、ボチボチ変えようかなと思ってましたが急に変えるのも変だしということでこのままいこうと思います(笑)優柔不断の極みですが、これ100とかになると2-100とかになってなんとなくかっこ悪いんですよね。どうでもいい完全な余談です。  ということで前回は李兌(りたい)という男が西周から頼まれて秦をなん…

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新戦国策2-11、ある人が秦に行く周足(しゅうそく)に助言をする話

 なんかアクセス数が急に増えてきました。ものすごく地味なテーマだと思ってたんですが、意外と需要はあるのかも(笑) ということで前回は綦母恢(きぼくかい)が周君のために魏から動物園もらってくるという話でした。 おい、周君に嫌われるぞ! とすごんだら魏王が動物園と兵士の援助までOKしてくれたって話でした。  犀武(さいぶ)が敗れると、周は宰相である周足(しゅうそく)を秦…

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新戦国策2-12、蘇厲(それい)が周君に言って白起を追い込む話

 ということで前回は周足(しゅうそく)という周の宰相に誰か名前のよくわからない人がアドバイスをすると。そういう話でした。  蘇秦の弟である蘇厲(それい)は周君に言った。 「韓・魏を破り犀武(さいぶ)を殺し、趙を攻めて蘭・離石・祁(りん、りせき、き)を奪ったのは皆白起(はくき)のやったことです。やつは巧みに兵を用いましたし、また天命もありました。今魏の梁(りょう)を攻めて…

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新戦国策2-13、ある人が周君に入れ知恵して吾得(ごとく)をはめる話

 昨日は野暮用が入ったので書けませんでした。 ということで続きですね。 前回は蘇厲(それい)という人が周君に入れ知恵して、それを白起に直接か間接的にか言ったらしいですが、その結果白起は病気と称して出仕を止めたと。そういうくだりでした。  楚の兵士が周の山南(さんなんという地だと思われる)の地にいた。楚将である吾得(ごとく)は楚王のために、怒って周を攻めようとしていた。 …

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新戦国策2-14、蘇秦が楚の脅迫に対抗する話

 前回は楚の吾得(ごとく)将軍を誰かがはめようと周君にいう話でした。  楚が二周(東周と西周)の間を通って、韓・魏に臨まん(挑まん)として周に頼んだ。周はこれを(周もついでに侵すのではないかと)憂いに思った。蘇秦は周君に言った。 「道を掃除し広げていく、これを黄河まで広げていけば、韓と魏としてはこれを嫌うことでしょう。斉と秦とは楚が周の国宝である九鼎(きゅうてい)を奪う…

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新戦国策2-15、ある人が周君のために魏王に兵を出せと迫る話

 さて、少し間が空きましたが。 前回は楚が周を脅迫してきたので、蘇秦はその脅迫に乗ったように見せかけてうまくやり返すという話でした。  秦が周君を呼び寄せた。周君は秦に行きたいとは思わなかった。 ある人が周君のために魏王に言った。 「秦が周君を呼び寄せるのは、これによって周の地から最寄りの南陽を攻めようと思ってのことでございます。王はどうして河南(かなん、洛陽のある地で…

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新戦国策2-16、ある人が周最に、秦王に土地を献上しましょうと言う話

 前回は秦に呼ばれた周君がどうしても行きたくないということで、ある人が魏王に働きかけて行かなくてもいいように工作するという話でした。その続きですね。  周君は秦に行くことになった。ある人が周最(しゅうしゅ)に言った。 「秦王が孝であることを褒め、原(げん、周の邑のひとつ)をあげて太后の土地とする以上の手はありますまい。秦王・太后ともに喜ぶ(秦王にあげることで、秦王がその…

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新戦国策2-17、周最(しゅうしゅ)が秦王に周を攻めない方がいいですと言う話

 ということで、前々回から見ていくと、秦に周君が行くことになりましたと。でも周君は行きたくありませんでした。 ですけど行かざるを得なくなり、前回その息子である周最(しゅうしゅ)が行くことになったと。なのでじゃあそつなくやるためには秦に土地あげましょうよという話でした。  秦は周を攻めようとした。周最(しゅうしゅ)は秦王に言った。 「秦王の国のために計りますに、周を攻めた…

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新戦国策2-18、宮他(きゅうた)がいざという時に備えて趙と同盟組むべきだという話

 ということで今回で西周編は最終回です。次回からは東周編になりますので。 前回は周最(しゅうしゅ)が秦王に周は攻めない方がいいんじゃないすかねーと言うという話でした。  宮他(きゅうた)は周君に言った。 「宛(えん)は秦を頼みにしており、晋(しん)を軽んじておりましたゆえに、秦に飢饉が起きた時に晋は宛を滅ぼしました。鄭(てい)は魏を頼みとしておりましたが、韓を軽く見てい…

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