呉子を読む その1

 孫子を読んでもネタが浮かばなくなったので(笑)、次は呉子を読もうかなと。また出てきたら続きを書きますので。 1、図国篇(とこくへん)の1  主人公は呉起(ごき)。魏に仕えて重用されてその後に楚に仕えたと。そして最後は楚で殺害されるが、とりあえず魏に仕えるところから話は始まる。 呉起は儒者の服を着て、兵法論の話で魏の文候に面会を申し出る。 するといきなり「わしは戦…

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呉子 その2「戦って勝つことは容易く、その成果を守りきることは難い」

 ちょっと飛ばします。 この呉子は基本的に「こんな場合はどう戦ったら勝てるか?」→呉起が「こうこうしたら勝てますよ」とアドバイスしたりする話が多いので、そうしたものはいかにも兵法らしいですが、まあリアルで役に立ったり含蓄を多く感じさせることがあまりなければ、極力端折ろうかなと思ってます(笑) ということでたぶんかなり量は少なくなりそうですが。  戦って勝つことは容易であ…

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呉子 その3 「意見が上がらないことを悲しむ」

 ある時に会議が開かれたが、誰一人として武候以上の意見を言う者がおらず、武候は得意げであった。 そこへ呉起がやってきた。  「楚の荘王が会議を開いたとき、誰も荘王よりもすぐれた意見を出さなかったので王は憂いの表情だった。 そこで臣下が、なぜそのような顔をなさるのですと聞いたところ、王はこう答えた。  『どのような時代にも聖人はおり、どのような国にも賢人はいる。…

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呉子④ 「一人でも死を覚悟すれば強い」

 呉子をいろいろ書いてきましたが、どうも呉子については今回が最終回になりそうかなと(笑)他のところからあまりこうフィーリングが出てこないので、まあなんか出たらその都度明日にでも書くとして、一旦ここで終わりとします。 話は一気に飛んで最終話付近。  武候は呉起に、言われた通りにやったら、兵士がうまく動員できたことを伝える。 そうすると呉起は言う。  人には長所短所が…

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