史記① 管仲の話

 史記をいろいろ書こうと思います。といっても漫画が元だけど(笑)漫画で見出せるものを書いて、文字のものがそれより良くて見るところがあればそっちもやっていこうかなと。いろいろあったはずだけど、今この漫画一冊しかないという(笑)  1巻  ①管仲(かんちゅう)  管仲は斉の桓公に仕えた。  もともとは敵対しており、管仲は公子糾(きゅう)に仕えていた。公子小白(…

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史記② 申生の話

 晋の献公(けんこう)の下には優秀な息子たちがいた。長男が申生(しんせい)、次男が重耳(ちょうじ)、三男が夷吾(いご)といったのだが、この三人はとりわけ優秀だった。しかし献公は、愛妃の驪姫(りき)との間にできた末子の奚斉(けいせい)を後継ぎとしたいと考えるようになるのである。今回ここで取り上げるのは申生の話。  まだ後継ぎを誰にするかがはっきりと決まって…

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史記③ 重耳が放浪する話

 これおもしろそうなんだけどちょっと今あまり本がないので(笑)、ひとまずメモとして書くことに。  晋の長男である申生が殺害され、次男である重耳にも刺客が向けられるのだが重耳はとにかく逃げる。逃げて晋から離れよその国へ行き、逃亡生活を開始することになる。  重要なのは、この重耳という爺さん、しかも帰国して王になる予定もはっきりしない爺さんが諸国を放浪して歩きその国が…

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史記④ 伍子胥(ごししょ)の話

 伍子胥は父、兄とともに楚王であり「暴君」として有名な平王に殺害されかけるが、逃げる。逃げて呉に逃亡しようとし、漁師に向こう岸まで乗せていってくれと頼む。漁師は承諾し、伍子胥を乗せる。  向こう岸に着いたら伍子胥は剣以外に何もないので剣を渡そうとする。これは100金の値打ちがあると渡そうとするが、断られる。 楚内には「伍子胥を捕らえたものには五万石の扶持と爵位が渡される」とい…

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史記⑤ 伍子胥その2

 引き続き伍子胥である。  前回伍子胥の話を書いたが、それは史記に最初から流れている「人の協力」という流れのひとつとして書いた。人の協力あって初めて開花できる人の能力や才能がある、そうした流れの一つとして、伍子胥もまた人の協力を得てその能力を開花することができた。  そして楚への復讐に成功する。ところが憎むべき平王はもう死んでいる。  その平王の死体を墓から引きずり出し…

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史記⑥ 西門豹(せいもんひょう)の話

 2巻  西門豹は以前戦国策かなんかで書いたような。  http://www.kikikikikinta3.com/article/459242290.html?1569554420  文候という人がおり、鄴に赴任しろと命じられたのであいさつに出かけたと。そうしたら功績と名声を上げるいい方法を教わったというくだり。  そして西門豹は家々を見…

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史記⑦ 孟嘗君(もうしょうくん)の事例にみる高尚と下賤の概念

 鶏鳴狗盗(けいめいくとう)という言葉がある。  孟嘗君が秦に幽閉されている時に、盗みの得意なものが秦の妃の好きなものを倉庫から盗み出し、それによって妃の口添えを得る、そして館の包囲が説かれたために孟嘗君は脱出に成功した。  ところがそうしてみると秦から追手が来る。一刻も逃げなくてはならないが、関所は「ニワトリが鳴かなくては開かない」、そこでニワトリの鳴きまねが得意な者が鳴き…

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孟嘗君(もうしょうくん)と鶏鳴狗盗(けいめいくとう)について(郭隗、楽毅の流れと併せて見る)

 孟嘗君の話を漢文の授業とかでは単発で取り上げることが多いわけだけど、史記を見ていて思うのは、これはあくまで史記という一連の流れの中で孟嘗君(もうしょうくん)というのを取り上げている。ここに意味があるなと。  楽毅(がっき)や郭隗(かくかい)なども同時代の人なわけで、話は郭隗から始まることになるのだが、燕の昭王が斉への恨みを晴らそうと思っていた。何かいい方法はありませんかと…

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信陵君について

 信陵君は魏の人で、魏王がこの信陵君の兄にあたる人物なのでかなりの高位であり、いってみれば皇族くらいの立ち位置だと考えられます。趙が長平の戦いで負けた後に窮地だから援軍を送ってくれ、と魏が言われている時に信陵君にも手紙がきますが、これで魏軍は出ないが信陵君は行くということが可能になっているわけですから、それこそ魏とは違う独立軍の君主くらいの立ち位置で考えてもいいものだと考えら…

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