ロマサガ2とカンバーランド







 なんかオススメに。
 「ゲオルグって男はどうなんだ?」
 という動画ができるほど、どうも人気とは言い難いらしいという雰囲気がいきなり伝わってきて視聴。
 もともと自分でやってた時は必ず入れるくらい使ってたキャラだったので、多分みんな使ってるんだろうと漠然と思っただけにこの嫌われっぷりが意外だった。
 あまりそんなに深く考えたこともない話でもあったので(笑)、目から鱗だった。


 ①そもそも長男でありながら王に「私の世継ぎは誰がいいですかなあ」
 と王に相談に呼ばれる当たりでお察しという感じだった(笑)
 いやまあ確かにその流れからして考えてみればただならぬ感じがプンプン伝わってくる。
 単純なお家騒動と言い切れない暗雲がある。それを王もわかってて相談していると。

 ②実際会ってみると勇敢で勇ましいのだが。
 しかし少し話が進めばいきなり弟に向けて怒りで軍隊を進めようと考えたり。
 あるいは重要な決断になると(首謀者のサイフリートを追う場面)いきなり躊躇を始めたりして重要な場面でまどろっこしい。重要で肝心な場面での決断力が意外なほどない。その点もう圧倒的に長女の方が賢くて頼りになるという。ちょっと考え始めるとこいつ意外とかなりやべーなと。典型的な猪突猛進タイプで己を顧みる力がない。

 ③そしてけっこうな割合で国が亡ぶ。
 というか三下のサイフリートみたいなやつに手玉に取られるって本当にヤバくないか?と思うものの、まあでも現実に起こってみればまあこんなもんなのかなあと。対処が難しいしそんなことを考えるヤツがいると思うことも難しいが、ただそういう可能性を全く視野に入れられないというのはちょっと致命的。

 そういうわけで、カンバーランドが滅んでもまあ別にいいというか仕方なくない?という意見があって、いや本当にその通り。致命的な欠点がありながらも、亡ぶ道以外の選択肢がないのを嘆くのはおかしい。まああまりゲームの内容なんて深く考えることもないけど、これは恐らく意外と重要な問題を抱えていて、小さい頃の記憶とか印象というものがいまだに尾を引いていて、ゲオルグの言動はまあ本当にひでえもんだけど、それを無視して「こいつは強いから使う」みたいなことになっていることが往々にしてあるものなんだなあと。
 実にしょうもない話ではあるが(笑)、身につまされるというか。まあ「だからもう二度と使わない!」ってのも変な話だけどしかし昔見ていた景色と今見える景色がこんなにも違うものなのかってのを思い知らされて愕然とした感じはあった。ロマサガ2といえばこいつというくらい使っていたキャラなので。

 ・余談だが、あまりにも使っていたので敢えて外してやろうと思ったこともあった。
 その時はサバンナのハンター(弓使い)とかモール族(モグラ)とかサイゴ族の族長(おっさん)とかいつも日の当たらないキャラを好んで使っていたもんだった。弓とか棍棒とか小剣みたいな地味な武器けっこう好きだったなあ。最後まではとても使えなかったけど。




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