いろいろな症状が出ていたとして、判断に迷った、
でそこでじゃあどうするか。
結論から言えば、受診機関に直接電話して指示を仰ぐ。
これがものすごく重要だったなという話なんだが。
以下その説明。
・先日身内がハチに刺されて(ボクじゃないよ)、結構重篤な症状が出たということがあった。
①全身蕁麻疹(じんましん)
②全身に痒みが出る
③顔が(特に口の周囲)腫れ始める
④血圧の降下(日頃より-10くらい)、脈拍の増加
まあ典型的なアナフィラキシー症状なんだが(しかも複数個)、30~60分様子見するとあったので様子見した(これは本当に意味がなかった)。
で、60分経ちかけた時にさて次どうするかと言ったら意外と答えが出なかった。
次はもう受診機関に受診する以外にないんだが、大事にしたくないし時間が時間だしめんどくさいし……なんてことを考えていたら一生受診できない。しかもこちらは素人ばかり、そういった時に出てくる結論というのはどうでもいいものばかり。というよりはっきり言って役に立たないものなんだなと後になって実感。
何かが足りない気がする、しかし一体何が足りないんだ?と漠然と思っていた、そうした違和感はつまり冒頭の話に繋がるのであって、所詮素人が集まって素人判断でやってるんだからやってることはネットでの知識集めであり、要するに気休めのかたまりで緊急の際には全く役に立たないと。
それよりは素人から専門家へとっととバトンタッチする。
で、
「今こうこうこういう感じなんですけど、どうしたらいいですかね?
受診が必要ですかね、様子見でいいですかね?」
これを質問する。
相手に判断を委ねる。
その判断に従う。
それが緊急の時にはけっこうできないもんだなと言うのを痛感した。
で、一時間経ってその全身蕁麻疹ってのは収まるどころかより広がっていたわけで、それをこちらも見ないときちんと判断できない。見過ごした上で保留選択に一役買ってたとなるとこれはまさに典型的な「百害あって一利なし」だった。それを見た瞬間に、ああ電話して良かったと思ったという。
・これは他のことにも応用が効くのではと思う。
食当たりか何かで腹痛があるとか。
頭痛がひどいんですとか。
吐き気が止まらないんですとか。
そういう時は、素人判断はしつつもいったん止めて、受診機関に電話して指示を仰ぐ。意外とこの微妙な一手が明暗を分ける気がしたので、肝に銘じておくのがよろしいかと思ったという。
・このことは受診機関の電話番号を調べたら一応出てくる。
しかしネットで検索しているとあまり出てくることじゃないわけだ。
「ネットでいろいろ検索→受診機関にかかる」
この間ってのは意外と距離があり、隙間があり、余白がある。素人が判断を入れられる余地がかなりある。
そういう時に、この「受診機関に電話して指示を仰ぐ」
この一項目があるかないかが明暗を分ける場合があるのではと思ったので、こうしてしつこく強調しておくことにした。
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