Cymbals②Hour and Hour、Highway Star,Speed Star





 Hour and Hour

 歌詞

 ・ちょっと順番を変えるが、
 ①現場系
 ②その場から逃げる系
 ③なんとかしたい系
 ということに変更で。①②を入れ替えた。


 ・この曲は前も紹介したがいろいろとおかしい。パーティーにしてはフライドチキンが飛び交うし、チェリーパイは黒焦げ。一見すると一体何をやっとるんだ(笑)となりそうだが、それをおもしろおかしい流れの中でさらっと流しているというのがこの曲の特色。そして既にお客さんがきているはずなのに最後に「あいつまで来た」、つまり招かれざる客がやってきた。単純にめちゃくちゃだと言い切れないところにある違和感がこの曲の最大の特色になっている。
 ついでに「金曜日」が出ているが、これは他の曲にも大きく関わってくるキーワードだと思われる。こういうキーワードに関しては、Cymbalsの歌詞一覧を例えば何かに張り付けて回数で検索かけてみたりすれば一目瞭然ではっきりわかるものがあると思うが、それをしなくても「金曜日」という言葉は明らかに多い。
 何かが起きている、そして何かが起きるとすれば金曜日だということを示唆しているということだろう。普通に聞けばなんかメチャクチャだなという(笑)な一曲だが、「背景」を考えると重大なヒントをいくつか散りばめてある、それもここまではっきりと言及している曲も他にないので貴重な一興だと言えるだろう。
 ついでだが、Hour and Hourは「あわわわわ」とか「あわあわあわ」というニュアンスを言いたいっていうのもありそう。

 ・厳密には現場系は今のところこれしかない。
 ただ他のものとくっつけてその間、中間的な立ち位置としてのものであるとか、あるいはHour and Hourを中心としたその周囲という構造で物語れるだろうというものが幾つかある。

 Highway Star, Speed Star 

 歌詞
 これは明らかに②のその場から逃げる系の曲なんだが、中には現場系なニュアンスが多少ある貴重な曲。
 「狂いもなく 仕掛けられた夜
 フル・ボリューム さあ回りだす」
 何者かはわからないが、仕掛けられていると。そしてフルボリュームで何かの音楽を流しているらしい。音楽系の何かがある。

 「ダッシュボードの奥 投げ込んだモーゼル」
 モーゼルってのはドイツ製自動拳銃であると。まあでも銃を性的な表現の隠語で扱うなんてのは良くある話なのでは。本音はそうなんだけど、実際は隠されているので表面上は出てきていないと。

 「二人乗せて走り出す 夜の共犯者」
 つまりこれはどうも逃げているのが複数人らしいぞと。二人プラス「共犯者」がいて、時間を合わせて見計らって逃亡する。そしてそれは成功した。だから逃げるのに成功したのはどうも二人なんじゃないかと。

 「計画通り 合図のパーティジョーク
 映画かぶれ 気障な威嚇射撃
 目と目で笑い合う 鳴りだす非常ベル」
 この笑いは空笑いで、実にまずい状況にあった。始めるぞという露骨な合図があり、そしてあまりにも露骨なので二人で笑いあった。和やかな空気を壊さないようにと。

 ・というわけで、これはその場からなんとかうまく逃げだせたということとそれにまつわる安堵感というのをものすごく強く表現しているんだが、そうなると考えられるのは二つ。
 一つは実際にそうやって逃げられたという実体験に基づくものであるということ。ギリギリだったけどなんとか機知を駆使してとっさの機転で逃げられた。その喜び、開放感。
 もう一つは、「今」の時点から過去を見て、その時こうだったら多分もうこのくらい爽快感あふれる状況だったんだろうなあということ。こちらの解釈の場合は助かっていないということになる。もしそうだったらこのくらい爽快感あふれる状態だったろうに!となる。







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