タルムード8






 ※この本、instructive talmudという本で、このインストラクティブという形容詞は「教育的な、教育上の、ためになる、有益な、教訓的」的な意味で、つまり「有益な、ためになるタルムード」とか言いたいんだろうなと思ってましたが、まあ薄々は感じてましたがインストラクティブってインストラクターってのとかなり近い意味合いなんだろうなと。つまり辞書には書いてありませんが、「タルムードを読むにあたってのインストラクターとなるような本」というニュアンスの方が今やってること的にはかなり正しいんだろうなと思ってますし、まあこういうことをやってることが急がば回れで案外そのうち役に立つこともあるのかもしれないってことで。


 ・「メキルタ」

 この用語にはさまざまな意味があるが、専門的には「測定」または「規則」と訳される。つまりこれは出エジプト記までのものについてのハラハ的ミドラーシュ(ハラハという法全体を探求するやり方)を指すものであり、そこでの法の説明は聖書釈義の固定規則に基づいている……それは現在解釈学と呼ばれるものであるのだが。バビロニアタルムードでもパレスチナタルムードでも、これについて「メキルタ」という用語では言及しておらず、他のハラハ的ミドラーシュが含まれているタルムードのどの節にもこの言葉が出てこないことに注意して欲しい。メキルタをR・イシュマエル・ベン・エリシャの作とする人もいる。12:1の出エジプト記の最初の律法から始まり、23:19までハラハ(法)とアガダ(物語)の聖句の説明が途切れることなく続き、31章と35章の安息日の2つの短いハラハの聖句の説明で終わりを迎える。

 ・「The Baraitot」
  Baraitaというのはアラム語の「外」または「外部」を意味する言葉であるのだが、これはミシュナにまだ組み込まれていない法の伝統について意味するものである。しかし、ほとんどの用語と同様これには複数の意味がある。後のコレクションでは、個々のバライトットについてはミシュナを構成した賢者によって作成されるということがよくあるのである。そしてバライトットの権威はミシュナの権威より幾分劣るものの、それらはタルムードの賢人たちが後者の分析と解釈において相互参照する基本的な「証明テキスト」であり、通常は次のようなフレーズで導入されることになる……“It was orally taught.” 「口頭で教えられた」……このスタイルというのはミシュナのテキストに似ており、匿名のバライトットがBT(バビロニアタルムード)で頻繁に見つかるのである。これはPT(パレスチナタルムード)ではあまりないことである。

 このような形式のうちの1つは、「トセフタ」という用語として知られており、ミシュナよりも伝統的な法の主題をより完全な形で扱っている。つまり、ミシュナは口伝律法を意図的にコンパクトな形で要約しているため、そこには追加の説明を含む多くのバリエーションがあり、説明や判決は含まれていない。上記を基礎として、次の数章では、読者がタルムードとして知られるものの複雑さをよりよく理解できるように、各コレクションの例を使用してさまざまな構成要素についてもう少し詳しく説明していきたい。


 挿入
 R. イシュマエルの13の解釈学

 1. 特定の条件下で機能する法則は、その条件がさらに明らかな他の状況でも機能する。

 2. ある状況で機能する法律は、条文が両方を同様の用語で特徴付けている場合、別の状況でも機能する。

 3. 包括的な原則に適用される法律は、同じ原則が適用される他の状況にも適用される。

 4. 一般化の後に例示的な仕様が続く場合、仕様のみが適用され、一般化は適用されない。

 5. 法律 [ただし]は、特定の事例で始まり、その後に一般化が続く。一般化は、そのパラメータ内にある事例に適用される。

 6. 一般化が仕様書に先立って繰り返される場合、法則は仕様書にのみ適用される。

 7. [ただし]の時、法律を明確にするために仕様書と一般化の両方が必要な場合、規則4および5は適用されない。

 8. 一般化で最初に暗示され、その後仕様が追加されるものは何であれ、後者はそれ自体のためだけでなく、同様のケースに適用される一般化に関して追加の何かを教えるために述べられている。

 9. 一般法で最初に暗示され、その後特別な場合として述べられるものは何であれ、後者は法律の厳しさを高めるものではなく、軽減するために指定されている。

 10. 一般法に最初に暗示され、その後法律とは異なる条項が記載されたものは、ある点では法の厳しさを軽減し、他の点では強化するように指定されているとみなされる。

 11. 一般法に最初に暗示され、その後新たな事項を決定するために特定されたものは、本文に明示的に記載されていない限り、一般法は適用されない。

 12. 曖昧な単語や文章は、その文脈やテキスト内のその後の表現から解釈される可能性がある。

 13. 2つの聖書本文が互いに矛盾する場合、それらは3番目の本文によってのみ調和できる。


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