能登地震は非常に勉強になった。ボチボチ一週間程度経ったのでまとめてもいいのかなと思っているところ。
いや、東日本の時にはまとめておくなんて頭がなかったものだからただただニュースを見ては一喜一憂し、あるいは自分が自衛隊だったものだから最前線にオレを送れとうずうずしているうちに終わっていき、そしてとうとう行くこともなく沈静化してしまった。ただ、幸か不幸か現地に行けた人もいて、そういう人はオレ絶対被曝してるんすよねという不安に常に苛まれていた(さいなまれて)ようだったから、オレの場合は死んでも被曝しても最前線に行ければとりあえず悔いなし!という方針だったので羨ましいなあ、いいなあとしか思わなかったのだが。
まあしかし今振り返って一番ミスだったと思うのは、その時々のリアルタイムをまとめていなかったということだった。
で、後になっていついつ何が起きていついつどういう対応が取られ、それはどういうことを意味するのかというのを後になって振り返られるようにしておくのは非常に効果的だと思うので、次あたりからまとめてみようと思っているところ。
とにかく今回の一番の目玉はFINDERという装置が全くなかったということのように思う。
FINDER
「FINDER NASA」あたりで検索すると出るのでは。
これはBBCの記者が日本人が捜索隊とか出して一軒一軒「いませんかー」と呼び掛けている様子を見て、これってやってることおかしくないですかねと報道していることから明らかになったものだったのだが、先進国ならこのFINDERというのを使って効率的に被災者を探すのが当然だろうというような口ぶりだった。で、確かに2014年とかにNASAで開発されてからもう10年くらい経っているわけで、しかも東日本の後年、なおかつ地震大国でいつ何が起きてもおかしくないはずの日本がこれを全く導入していないのは明らかにおかしい。しかも能登なんて震度6が毎年起きていたのに全く導入していなかったわけだ。まあ他にも重機が全くないとかいう異常事態も起きていれば、人手はいりませんといいつつ人手が足りてなくて運ばれた物資の仕分けができていないことも明らかになっているのだが。
まあそれはともかくとして、一般市民はともかく防災に当然携わっているはずの議員がこの存在を全く知らないとすれば、それは単純な無知というよりは職務に対する怠慢、それどころか知ってて導入はしないとすればいっそ人を減らしたいという悪意があるものと思っていいのでは。予算云々ったって、いざという時の防災以上にかけるべき予算が他にあるかという話でもある。特に東日本や能登地震を経験した後であれば。
それでも頑としてどうしても導入しないとなると、もうクビ以外の選択肢もないわけだ。
まあこういうことも含めてまとめていきたいと思っているし、あるいはこういうことを書いていくと
「え、じゃあうちの県は市は町はどうなんだろ」と思って議会や議員に直接訪ねてみるとか、メール送ってみようかなとか、そういう原動力になればいいと思っているところ。
特にFINDERなんて100万程度のもので、個人で買うのは難しいとは思うものの、市が購入して公共施設にAEDみたいな形で備えておくというのは当然あっていいので、そういう契機に繋がればと思っているところ。
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