蒼天航路、200話くらい。曹植メインで曹丕とごたごたしていたり、郭嘉が主導して烏丸討伐に向かってたりするあたり。どちらも非常におもしろい。
烏丸討伐あたりは非常に好きなくだりなのでなんかそういうのに触れられてない作品が多いのが残念だと思っていたところがこうして描かれているのが嬉しい。「兵は神速を貴ぶ」を郭嘉が作って後の世に残ることになったんだとか。
曹植全く期待してなかったのに話が面白いのが印象的。
・ところで人というものが一体どういうものなのかは多分わからんものだし、一生わからんもんだと思っていたところが意外とそうでもないのだとふと思った。
我々は結果を重要視するから過程というものをほぼ見ないんだけど、結果を見るとか結果が大切なんてのは当たり前の話であって、じゃあどこに個性が出るかと言えば過程に出る。過去どんな手を打ったか、そして今どうなのか、そして未来は。この3点が分かればその次も見える。つまり次の次まで見通せる、そういう意味では結局過去ー今ー未来、それがどうなっているのか。それがどのようになっており、どのような思想や考えをそこに挟むのか。そしてその結果は、その反省は。その結果何を得たのか。それらをざっと見通せば人というものはざっと見通せる。口走った思想、いかに反省がないか、いかに同じことを繰り返しているのか。どこまで進歩があるのか。
これらが意味するものは何かって、これらをざっと見渡せば大まかな部分は大体わかってしまう。ざっと80%程度はわかるのではないだろうか。そしてそれでもわからない20%以下程度の不確定要素があり、つまりは運とかいろいろなものが混じっているのであって、これを除いてあるいは入れて考えると大体のものが見えてくる。これって何かと思えばほぼ一生というものがそこに表れていると言ってもそこまで過言ではないのではなかろうかと。それを上回るだけのことをし、予想外の成長を見せるなんてのが果たして人生どれだけの回数あるだろう。
この10年くらいを思い返すと1000近くはいろいろやってきたんじゃないかなあと思った時に、自分というものは自分ではわからんさーと何気なく思っていたところが、この1000個くらいを思い返しいろいろ考えるだけでこんなに自分という生き物が明らかになるものなのかとふと気づいて冷や汗をかいたという。やってきたことの山が自分以上に雄弁に自分を物語っているという。
この記事へのコメント
ココ
人生、選択の連続。
私はよくもまぁと呆れるくらい過去から学習しません笑笑
きんた
ただ、どうでもいいことは多々ありますが、力入れて本腰入れてやった本気なことが果たしてどうだったのかはけっこう切実な問題で、もう隠しようがなくいろいろ出てきますから。そういうところで失敗や敗北をきちんと認めるってのが大切なのかなあと。
> ココさん
>
> やってきたことの山って言葉が面白いなぁって思いました。
> 人生、選択の連続。
> 私はよくもまぁと呆れるくらい過去から学習しません笑笑