マツタケ






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 ということでマツタケを食べることに。
 結論から書くと、とにかく
 クソまずかった。


 ・においに関しては、最初興奮していた時はおおーこれまるでチーズみたいないい匂いだなあと思っていたのだが、徐々に興奮が薄れるにつれて、あれ、何かこれへんなにおいじゃない?と。
 一言で言えばプールのにおいだし、プールの更衣室で専用のバッグに水着を詰める、あのバッグのにおいという感じ。
 そういうわけで、常時なぜプール脇でキノコ食べなきゃならんのかという妙にプール脇な感じが付きまとっていたし、とにかく違和感が強かった。焼いて食べる時でさえ、直前にいきなりプール脇に引き戻されるのでオレは今いったい何を食べようとしているんだろうかと。まるでプール脇の更衣室にいやでも引きずり込まれるかのような印象がぬぐい切れなかった。まさにプール脇の更衣室でわざわざキノコ焼いて食べてる感じ。本当にそういうにおいだった。
 江戸時代であればプールなんてものは気にしなくてもいいだろうし、このにおいから何らかの憧れとかそれこそそのまま美味しいと思える文化があったかもしれないが、近代化に成功した日本と日本人にとってこれすなわちプール脇以外の何ものでもないのではないだろうか。


 ・そういうわけで、味もプール脇の更衣室な味だった。まるで水着食ってるかのような、オレは今何を食べとるんだろうかというような味で、マツタケにあった憧れみたいなものは一気に吹っ飛んでしまった。
 しかしせっかくのマツタケだし、もうちょいうまくは食べれんものかと思って、そうだ、焼肉のタレかけたら美味しいんじゃないかと思ってかけたら確かに美味しかった。プール臭は確かに消えた。しかしマツタケの食べ方としてこれは果たして正しいんだろうかと思った。というか、そういやちびまる子ちゃんだったかでマツタケご飯にふりかけかけると美味しいとか30年前にやってた気がするなあ、とかどうでもいいことをふと思い出した。期せずしてあれと全く同じことやっとるなと(笑)


 ・そういうわけで全然美味しくはなかったが、しかし考えてみれば一生に一度でもマツタケ食べたいって人は多いに違いないし、なんなら3年前に絶滅危惧種になっているわけで、新鮮なうちにマツタケを提供できる仕組みみたいなのがあればいいなあと思った。まあその「いい」ってのは憧れが打ち砕かれる意味でいいのかもしれないのだが。
 これをネットで売るといやでも3日とか一週間とかかかるだろうし、市場価格が上がっていても上がっているからこそ安く買いたいとなるだろうし、そうなるとどうしても傷むとか鮮度が落ちることになる。配送に時間がかかるのが何より厳しい。ならば取り立て新鮮のものを予め決めている市場に卸せるというようなルートがあるとこういう時にいいなあということをふと思ったものだった。そうなると島根なんてマツタケ産地としては全く名前はあがってこないのだが、そういう場所だからこそ今後開拓されるだけのポテンシャルはあるといえるだろうし、実際かなり向いている土地柄ではあると思うのだ。
 何か今後に関してそういう手を打てると非常に面白いと思った。まあ今のところはそういう段階。



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