退治したキイロスズメバチの数が500を超えた。2~3日放置したら大きくなった若手が大量に出てきたが、慣れてないようで猪突猛進で大量に取れてくれた。
といっても喜んでばかりもいられない。壊滅してないキイロスズメバチというのは山中で活発に動きまわるのだが、これというのが先日上げたような執拗さをもって活発に飛び回っている。しかも山中で汗をかいている人間というのは、こちらがキイロスズメバチのエキスがどうのというのと全く同じように、さまざまな要素を含んだスペシャルドリンクをわざわざ提供しているようなものなので、異常なほどしつこく追い回してくる。きっと相当栄養豊富なのに違いない。
また色合いがなんというか薄い黄色で目立ちにくいのも厄介である。なんというか、CCレモンじゃなくてはちみつレモン色といったような少しくすんだ感じの色合いで、これがまたほとんど目立たない。これも厄介。
他にも、このキイロスズメバチは羽音が控えめであるというのも厄介である。アブとほとんど変わらないような羽音なのでアブかと思ってみるとなんとハチであるというのだから非常に恐ろしい。これがオオスズメバチだと存在感のある羽音をしてくれているので、ある意味親切というか逃げることもできるがキイロスズメバチだとそうはいかない。
また狭いところであっても向こうは存分に力を発揮して飛び回ることができ、精度の高い攻撃をすることもできるのだが、こちらはほとんど全く身動きすらもとれないということもある。しかも汗をかいていてハチをわざわざ誘引する状態になっているのだとすればなおさら最悪である。ハチというものを怖いとか厄介だとか思ったことはそこまでないが、確かにチェーンソー講習とかで講師の人がハチだけは恐ろしいとかヘビよりもハチの事故が圧倒的に多いですと言っていたが、その事情がなんとなく察せられてくる。そう簡単に死ぬことはまずないだろうが、もしも死ぬとすれば真っ先に挙げられるのがハチ、それもキイロスズメバチなのだ。
そういうわけで、先週末ハチに追い回されて逃げまどい、なんてしつこくて厄介なやつらだと逃げ回ったりこっちから襲い掛かったりしていたわけだが、そうして山中のあまりよく知らないエリアに追い込まれていった末に、ふと気が付くと足元にマツタケが生えていたという。
あれえーこんなところにマツタケがという……(笑)
オレが追い回されているの、ああやつらの仲間を500匹も退治したからなあとかよくも仲間をとかで恨みかってんのかなあといったストーリーを「勝手に」思い浮かべていたのだが、これではまるでキイロスズメバチの恩返しとでも言わんばかりの展開ではないか(笑)向こうの派閥を壊滅させてくれたお礼にマツタケを進呈しますみたいなことがあるのかどうなのかはわからんが、まあせっかく手に入ったのでとりあえず食べてみようと思ってます。
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