歴史






 先日ちょっとした出会いがあった。
 郷土史に興味があるんですとかいってものすごくマイナーな場所を求めて捜し歩いているとかいう人だったが。
 あれ、ちょっと待てよ……
 そのものすごくマイナーな場所ってどっかで聞いたような話だな……はてなんだったっけなあ……とか思って考えていくと、あ、それ書いたのオレかと(笑)
 自分が散々書いときながらすっかり忘れていたという(笑)


 で、今コロナもひと段落してそのマイナーな場所を求めて行脚というか巡礼というか、そういうのをしたい人たちがいてグループ作って回っているんだとか。コロナやってた時は外出できなくてヒマだったと。でそういうおもしろそうなことを誰かが見つけたんだろう。それがいまコロナが一応去ってじゃあ回るかとなっていると。だからオレがその昔やっていたことがもっと拡大されて島根全体でもっとマイナーな場所を掘り起こせでやっているとかいう話だった。ああ、今そういうことになってんのかとちょっと驚いてしまった。当時はお遊び感覚でやっていたもんだったが。
 それは言ってみれば、遠い昔にみた夢の……その続編みたいなもので。そういうものを唐突に見せつけられた感じがした。

 ・当時のオレを駆り立てていたあの謎の使命感、はてあれは一体なんだったんだろうなあと思うに、世界はこんなにおもしろくてそしていいものなんだということだったような気がする。こんなマイナーな場所にもいろいろな物事があり、歴史があり、人の営みがあった。社会があり、そこには文化があって発見がある。それを発見した人たちがいて、それが書き留められていたりする。発見したオレがそれを広めなければならないと。
 それを、オレがやるんだという。そういう種類の謎の強い使命感があった(笑)


 ・一体何なのだろう、この世界の厚みと広さは。世界にはまだまだ発見されてないものがあり、それを掘り起こすことには意義がある。そういう一種の好奇心じみたものがあって、そしてそれに対する確信もあって、そういうのを収集するのを趣味みたいにしていたような気がする。その根底にあったのは世界はいいものであり、何よりもそれを深堀っていくと人はいいものだということに行き着く。なんだかんだいって世界を形作っているのは人だってことですね。傲慢な言い方をするとすれば。
 そしてこの分野???は開拓される必要性もあると思っていた。


 ・しかしまあ今の見方とはそれは違う。それも180度違う。
 確かに人はいいものかもしれない。でも忘れてはならないのは、人はいいものかもしれないし、善を為せる生き物が人であるともいえるかもしれない。だが同時に悪を為せるのもまた人であるということだ。ものすごく単純なことなんだけど、オレはそれを発見してしまったしそれに触れてしまった。ある意味ではこの世界を好奇心一本で渡っていたオレにとってそれをいつか「発見」するのはある意味必然だったように思う。
 まあ別な見方をすれば墓とか呪いとかも一緒に調べていたオレがそれにあたって今現に呪われている段階なのかもしれないけど(笑)


 そしてそういうものを発見してそれに挫折して負けてしまうようであれば、その程度の価値観だったとすればそういうものに大した意味などなかったんだろうと思いもする。もしも世界に本当にムダなものなどないのだとすれば、オレの抱えた巨大な絶望や苛立ち、いやもっと根深い憎しみといってもいいものかもしれない、そういうものにもムダなものなどないのだろうし、実際そういうものが出てきたからといってホイホイと躓いてしまう程度ならまあ所詮はその程度なんだろうとも思う。それを人は「本性」と名付けたがるがどうもそういうものでもないんじゃないかと思っている。それによって整理しやすくはなるが、実際はそういうことではないのだ。


 ・そういうものはともかくとして、遠い日に見た懐かしい何かがふと忘れた頃に目の前を通り過ぎていくような、何とも言えない不思議な感覚があった。そういうものがあるのだとすれば、あの頃やっていた(相当ムダな(笑))ことというのは、それさえももしかしたら一種の人生における財産なのかもしれないなあなどと思ったという。
 そういや出雲大社に書いた内容、久々に見て消した。バリアフリーが完備された出雲大社にもうあの内容は必要ないのだろうと思ったから。




この記事へのコメント

  • Kata

    はじめまして!実は色々あってこの度、島根帰って就職をした20代中盤のものです。
    このブログを知ったきっかけというのは、Googleマップで地元の神社等を調べていたところ、その口コミにチャンネルホルオモンさんの投稿があったことがきっかけです。非常に興味をそそられる口コミでした。先日のゴールデンウィークでは、丸倉山という雲南市と松江市の境にあるような山に登ってきました。こんなど田舎でも探索をしてみると、多くの人は知らない隠れスポットがたくさんあることに気がつきます。私自身、何年島根に住むかははっきりしませんが、ど田舎の地元を探索し、その背景にあるストーリーを考えていくことは、自分自身を省みることにもつながったりするのかなぁと勝手に思ってます笑
    2023年05月13日 15:38
  • きんた

    初めまして!
    おおーそういうことがあったんですか。何かそういうことがあると聞きますと書いたかいがありますし、やったことは意義があったんだなと思えて大変ありがたいですね。
    日本各地から世界もいろいろ書いてますが、こうして反響らしい反響があったのが初なのでありがたいと思いますし嬉しいことだと思ってます。
    ただとんでもなく膨大なエネルギーが必要となりますので次回以降やるかどうかは全くの未定です(笑)
    2023年05月14日 01:30
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