①多分初めて5日目くらいだけど、際立った特徴としてとにかくやることがないという(笑)無課金勢は30分もやればやることが大概終わるようにできている。そういうわけでまあ言えることは、人に優しいゲームかなと。どう優しいかって、「一時間ゲームやったら10分間は目を休めましょう」という30年前に流行った言説を忠実に再現しようとすればこういうゲームができるかなと。
しかしこれって割と重要で、例えばモンストなんて強敵クエに3時間は張り付きっぱなしなんてざらだし、しかもその次にも行きたいクエが控えていたら6時間も張り付くことになる。そういう感じで一日張り付きっぱなしではいたが何一つありませんでした、なんてことになるとお前土日の貴重な休日を青春を一体何していたのなんてことになりかねない。ゲームとしてはうまくいけば楽しい。よっしゃあああという気持ちもわからんでもないけど、でもリアルとの兼ね合いで考えればゲームの充実とリアルの充実とをどこまで、どうやってどの程度まで充実させるか、充実を図るかってのは重要になってくると思うんですね。
そういう意味では、モンストが成功すればリアルは退廃しているし、リアルがうまくいっている人間はモンストが退廃しているみたいな現象ってそう珍しくない気もします。そういう文脈で捉えると、ゲームがうまくいってない人間はリアルが充実していると一応言える。というかそうであるべきで、人にとって大切なのはリアルであって、あくまでゲームは二の次ですのでその不文律みたいなもの自体は常に保たれる必要があるのかなと。モンストに100万課金しちゃいました勢が多数輩出されて社会問題になった時期もありましたが、そういうのって基本的には全く望ましくないと。ゲームの成功は人と社会の失敗と衰退を招く、あるいはそれらに繋がると思います。
そういう意味では、10分とか30分で強制的にやることがなくなって現世界に戻らざるを得ないこのゲームのスタンスはおもしろいなと。やりたきゃ廃課金しろ、やりたくなきゃ10分で出ろみたいなところがあります。
まあそれでも既に億単位の廃課金を多数生み出しているってことになると(笑)、つまりそれだけの魅力があるってことなんでしょうがまあ5日目ではわかりません。
②ゲームのシステムは一言で言えば、「勇者が馬車の中に常に引きこもってるドラクエ4」という感じで、まあみんな勝手にやってくれます。「みんな がんばれ」という感じでプレイヤーのやることはほぼ全くありません。なんかこのプレイヤーが手持無沙汰感は懐かしいというか独特というか、モンハンとかやってると自分≒プレイヤーであって、その分身を操作することによって巨大なモンスターをしばき上げるというのがモンハンだったことを思えば、そういう意味の「そうか……わしいらんのか」というもの悲しさみたいなのはあるのかなと。多分これはモンハンみたいな中にどっぷりと入り込む系のゲームをやってた余波みたいなところがあるんでしょうけども。
③ガチャゲーですが。
最初に延々リセマラしていた時が実は一番ゲームしていた、なんて状況になるとはまさか思いもしなかった(笑)まあリセマラ重要です。最強キャラは非常に強いのでオススメキャラをゲットするの大切。しかし5日目ですでにSRキャラ18体になっているので、まあほっといても多数出てくるしいろいろあって勝手にゲットできるようになります。しかしそれでも最強クラスのキャラはゲットしておきたいところです。
④ということで結論ですが。
多分スマホゲーの黎明期っていうのを作ったのはモンスト。それからパズドラでしょうが。じゃあ第二期を作ろうって時期が今だと仮定すると、まあいちおうかなり成功している部類なんじゃないのかなあと思います。あくまで外面的には。
しかし、敢えてなぜスマホでゲームなのか?多分この問いにものすごくハマっていたのがパズドラ・モンストならばいまだにどこもそれを上回るだけの答えを導き出せてない感がかなりあるのではと思います。そういう意味で、確かに外面的には大成功でしょうがどうもその結論に私はしっくりきていない。なんかしっくりきてる気がしないんだよなあってのは、第一印象の「勇者が馬車にひきこもってるドラクエ4」という印象があまりに強いからでしょうが、そもそもこれスマホでなければならない必然性を感じない。会社にとっては必然はあったでしょうけども、プレイヤーとしてはどうでもいいんですよね。
・で、まあいろいろあるにしろ要するに今までの規制の概念ぶっ壊して「こんなに面白いゲームがあったとは!」という感じで三日間くらい寝ないで徹夜でかじりつくような(笑)、そういうものをゲームには期待しているんですよねえ。そういうものがSFC時代には多数あったように思うんですが、そういうものが感じられるものがいまあまりないよなあと。そういう意味での「ハズレ」感がかなり勝手にあるなあと思ってみてます。というか10分でやることなくなるってゲームとしてどうなのかと。
そういう意味で、まあ気の抜けたビールみたいな印象のゲームですね(笑)なんかこう、ぶっとぶようなおもろいゲーム一つや二つ出てきてもよさそうなもんですけどまあそれがない。可もなく不可もなく。そういう感じですかね。
そういうわけで、どういうゲームがどのように面白く熱狂的にハマったのかってことも併せて書いていくとおもろい気がするのでまあぼちぼち書いていこうと思ってます。
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