牛乳は虫歯になるのか?をいろいろ検索してみた結果、歯科医でも意見はいろいろ分かれているらしいということが分かってきた。牛乳はラクトースという糖質が含まれているがこれは特殊なのでミュータンス菌は分解できない、なので虫歯にならないという意見もあった。かと思えばラクトースは普通の糖類の40%程度しか甘さがないのでそこまで虫歯になるようなものではないという意見もある。かと思えば、いやいや、40%程度だろうと糖類は糖類だから分解されて虫歯になるというものもある。これだけ科学が進んだ時代にいまだに意見が百花繚乱、これは考えられる余地があるのではないかと思った。
で、これらを踏まえて考えた結果、牛乳が虫歯に絶対にならないということは言えないというように思われた。ラクトースというものがあること、そして口内にいるのは別にミュータンス菌に限らないわけで、少しくらいはラクトースを分解できるものがいてもおかしくない。そもそも糖を食べておきながら虫歯にならないというのはおかしな話でもあり、牛乳にそういう要素があっても全然おかしくないし、むしろ自然なのではと思える。
その一方で、昨日も書いたが牛乳は脂質やタンパク質、カルシウムも豊富で(一応牛乳のカルシウムの人への吸収率はあまりよくないらしい、というよりけっこう悪いということはあるようだが)、口内でいろいろプラスに作用する面というのは少なからずあるのではないかとも思われた。
つまり矛盾じゃないが、この話を突き詰めると牛乳にある糖類による虫歯の発生と、牛乳にある各種栄養素による歯の保護、両者を戦わせた結果、果たしてどちらが勝るのだろうか?ということになると思われる。これは非常に興味深いと個人的に思っているところで、どっちが勝ってもおかしくないなと思うし、体感的には保護の方が勝つのでは?と思っているところ。特に虫歯というのは初期段階で穴のようになるわけだが、その穴に完全に密着するように牛乳が収まれば吸収効率は非常にいいと考えられるし(まああくまで歯が各主成分を吸収していると考えればの話)、これが続くと虫歯も穴をあけようがないのではと思える。
そういうわけで毎度恒例の実験をしているところであります。
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