ドラクエ3で人生攻略(昨日の続き)






 昨日才能の話を書いたが、これはいわゆる「ダイヤの原石」的な話でも考えられる。「彼はいわゆるダイヤの原石だよ」と言った場合、彼には何らかの才能があることを意味しているだろう、そこには才能というものは確かに存在するというわけである。存在に価値があるとするならばこの言葉はここで既に完結している。しかしここには全く別の意味合いも介入し得る。「いや、彼は確かにダイヤの原石かもしれないが……」要するに見た目はただのガラクタ、石ころでしかない。それは磨けば、研磨されていけばまばゆい輝きを見せるかも知れないが、でも果たしてそうであるかどうかは疑わしい。わからない。証拠がない。そもそも研磨には時間と手間暇・労力もかかる。それらを計算して必ずしもプラスになるとは限らない。それならいっそそこらへんの石ころであってもキレイに研磨すればそれなりの価格はつくかもしれない……この地点での論点は既にかなり変わっている。才能というものは確かに素晴らしいが、採算に合うかどうかは不明である、それどころか研磨すればそれなりにキレイになるというのであれば、そこらへんの凡百を集めて研磨してもそこそこの採算が取れる、そういう試算ができる可能性はある。だとすればその才能に入れ込んで打ち込む、それに賭けることにどれだけの見返りを期待できるかは疑わしい。つまり才能というものの存在の話から、才能をいかに研磨するか。そしてそれによって総合的に採算が取れるかどうかという話になってくる。出荷・輸出しても赤字であるとか、前期よりはマイナスであるとかいう話は多々あるので、こういうことは十分考えられる。いくら才能があっても、採算が取れないとか赤字であるならば容赦なく捨てられることは十分に考えられる。まあダイヤも今や人工ダイヤの時代でもあるし。


 ・例えていえばこういうことだ。
 武闘家ってのは非常に優秀な職業で、会心の一撃が頻繁に出せるという意味では、実質的に戦士の上位互換であると言っても過言ではない。勇者にすらそれは出せないことであるし、魔法使いでは火力が高くてもじゅもんの効かない相手がいる、となると「じゃあ最強は武闘家4人なんじゃね?」ということは結論として十分に考えられる。まあ勇者が必ず一人いるので武闘家は三人になるのだが。しかも彼らはみんな「ごうけつ」かなんかで(確かそういうのがあったはず)、力・素早さ・HPすべてが優秀。優秀なメンバーだけを集めた最優秀メンバー。
 じゃあこの武闘家×3と勇者は理論的に最強なのか。一応そういうことになるんだけども、やってみればわかるが意外なほど脆い。回復に専念するには勇者はかなり不向きだし、回復の専門である僧侶がいないというのはかなり厳しい。それに敵がグループで出てくれば魔法使いの独壇場といえるが、武闘家はそれでも一体ずつ倒すしかない。余計な手間暇・HPの消費・消耗を繰り返すことになり、実際にはなかなか進むのが辛いと。
 いくら彼ら一人一人が極めて優秀であり、その優秀の髄を集めたようなメンバーであっても、決して強くない、むしろかなり弱いという結果になってしまうのだ。

 ・ではいわゆるオーソドックスなメンバーといわれる戦士・勇者・僧侶・魔法使いは何が優秀かといえば、どのような状況がきても対応ができるという点にあるといえるだろう。攻撃は戦士だし、回復は僧侶、火力は魔法使いで勇者はそのすべてにおいてサブとして運用ができる。そういう対応力があると。四人メンバーを考えた際にこの対応力であり、つまりは総合的なものを考えるしそれがなければ決していい結果にはつながらない。これは別に才能とかその才能の研磨とかそういうことを重視していない。しかし採算ということを考えるならば武闘家ばかりのメンバーよりもかなりいい結果に繋がるに違いない。


 「みんな違ってみんないい」という金子みすゞの言葉をこれに当てはめて考えるならば、「みんな違っていい」というのは性格とか才能の話ではないと。それどころかそこに「いい」を求めるならば、「武闘家は当然ごうけつだろ」という100点満点の答えが感嘆に出されてしまうことになる。武闘家がみんな「切れ者」であるとすれば、そもそもアリアハン大陸から出ることもままならないに違いない。0点もいいところである。しかしもし仮にみんなが性格・適正的にあまり良くない結果だったとしても、バランスのいいメンツを揃えるならば、才能や適性の差というのは小さくすることはできる。つまりみんな違っているがため、みんなの対応力がバラバラであるがために総合的にはいろいろなものをカバーしてより良い結果を引き出すことは可能であると。そしてそういうメンツこそが、面白みやゲームやってます感にはかなり欠けるものの、バラモスを効率よく倒すということが可能になるのではないか。










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