街亭






 ということで今日はいちいち書くこともしないが、生まれてこの方よくこんなことが考えついたなという愚かな一手を打ってしまった。そのおかげで今までのすべてが吹っ飛んでしまい、負けない、その上に絶対に待っていれば勝てる、この体制を維持していれば何も問題がないという体制を崩してしまった。そして崩した瞬間に事態は大きく急変した。まるでオレがその手を打つのを待っていたかのように、事態は急転した。なんという愚かな、なんと恐ろしい手を打ったのだろうかと恐ろしくて震え上がるような一手だったが、すべては後の祭りだった。今日ほど燃え尽きたような、虚無感に襲われたような、そういうことは今まで経験がなかった。せっかくの体勢、せっかく練りに練ってこれだとしていたものも、いざこうなってしまってはもう何も意味をなさなくなる。命があるうちに逃げるしかない。そういう状況をむざむざと作り出してしまった。
 99%勝てるといっても、一度こうなってしまってはもうどうしようもない。全てをムダにするような一手、というかそういう思いつきというのもあるのだなと後になって思い知らされた。後で考えて見ると、馬謖が街亭で山上に陣を敷いてボロ負けしたというようなそういう事態というのはこういう感じでもたらされるものなのかと思った。


 ・そういうわけで今日は一日放心状態。せっかく作って長いこと耐えてきたものを一瞬にして台無しにしたのだから、人生というのは恐ろしいなというか、そんなことを今更考えるようでは遅いのだが、まあ本当に今日は痛感させられた一日だった。


 そういうわけで精神状態がなかなか元に戻らなかったのだが、モンキーターンのある一節のことをふと思い出した。
 波多野がフライングしてしまい、洞口は優勝し、失意の中で小池のところを訪れた時の話。
 「全然ダメでした」
 「本当にそう思うか?わしはそうは思わん。わしはまだまだ満足しとらん。優勝するまでは死ねん」
 そういうことを言っているのを聞いて、
 「すげえなこの親父」
 と波多野が感嘆している場面だった。
 「今はもうレースが終わった後じゃない。次のレースが始まる前だ」
 そういうことを言っていたが、それを思い出してようやく気持ちが静まって正常になれたというお話でした。








この記事へのコメント

にほんブログ村 ゲームブログ ゲーム評論・レビューへ
にほんブログ村