今回はドラクエの内容ですが、「へし折る」というのは心をへし折るのとあといろいろへし折るという二重の意味になります。
・特にラストの方に進むと、「いてつくはどう」というのをやってくるやつが増えます。これは味方にいろいろかけたじゅもんの効果を無効化するというものですね。例えばバイキルトをして攻撃力を上げる。スクルトで防御力を上げるとかやっても、このいてつくはどう一発で無効化されますが。そうなるとそのためにかけてきた手間や労力が全く意味がなくなると。これというのはけっこう心をへし折る(プレイヤーの)効果が大きいといえます。わざわざ手間暇かけて強化したものを無意味なものにされるとすれば、「あーまた一からやり直しかよ……」となるというのはかなりのものがあります。
つまり使う側にとっては「いてつくはどう」はかなり効果的だといえますし、その効果的な理由を考察すると、心をへし折るというのと効果を無効化し手間暇をムダなものにすると。二重の意味があるわけですね。
これの攻略法というのは二つあります。
いてつくはどうを無視して作戦を継続するか、そもそもかけられても効果が薄いようにもっていくかですね。
・でもわざわざラストまで進まなくても、けっこう序盤の方でもこれと似た現象は見られることがあります。
さまようよろいとホイミスライムの群れですね。
ABCの三人、あるいはDも含めた四人でさまようよろいを攻撃することになりますが。
ケース1
①攻撃力的な意味での脅威はさまようよろいのみ
②集中攻撃でさまようよろいさえ倒してしまえば、残るはホイミスライムのみ。恐るるに足りず。
③ところがホイミスライムがホイミで回復をさせるために、さまようよろいを倒すことができない
④思わぬところで苦戦を強いられることになる
この現象でもプレイヤーの心は意外とへし折られます。しかも全滅までした日には、財布の中身的な意味でもへし折られることになりますが(笑)
攻撃役と回復役が単純に組み合わさるだけでこうも戦術としては有効で、苦戦を強いられる、または苦戦を強いることが可能になるわけですね。
ケース2
①攻撃的な脅威はさまようよろいのみ
②しかし回復させる意味での脅威はホイミスライム、したがって真の脅威はホイミスライム
③ということはホイミスライムを先に全滅させれば障害は排除される
④そして残ったさまようよろいを集中攻撃して倒す
こういった手順を取るのが最も良いということになりますし、つまりこれはケース1を踏まえたものとなっています。
つまりこれは何か。相手の心をへし折るための戦略を相手が考慮しているというのであれば、それを踏まえて、その上でいかに攻略するかを考えようということですね。
そしてなぜ敵はこういった手を使うのか。それを考える、つまりケース1とケース2とを考えてきちんと見分ける能力さえあれば、その能力を構築していれば意外と通用するといえます。つまりさまようよろい戦でこれを磨けば後半にボスに近づくにつれてこれは生きてくると。そういう意味では、さまようよろい戦というのは意外と重要な立ち位置なのではないかと思います。
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