多分この話を最後に聞いたのは大学の授業でのことだと思う。いつも自分の授業前に世間話をする先生がいて、その人がある時に言ったのが「人は一生涯に稼ぐお金の額が3億だとか言われますが……」まあそんな感じの話だった。
一生涯に3億円稼ぐ。よく言われる話ではあるが。もしもこれを実際に計算してみようとすればこのようになるだろう。
①一日8時間働く(今みたいに当然残業ありきではない)
②月に20日程度働く(これももしかしたら週休は一日だった可能性がある)
③20歳から60歳まで働く(最近でこそ75歳までとかなってはいるが、かつては60までが当然だった)
これらを組み合わせて3億を割ってみると、大体求められる給料はいくらになるか。
③40年で割ると、一年あたりは750万程度となる
②12か月で割ると62.5万程度、ボーナスはあっただろうがそれを入れると40~50万程度が妥当か。とりあえず60万とする。これを20日で割るなら、一日あたり3万円となる。
①これを8時間で割ると3750円。時給3750円あれば大体達成できると。
ということで計算してみると、3750×8×20×12×40=2億8800万円となる。まあ62.5万のところを60万としたからやや低めに出たが、大体はこういう感じで出るのではないだろうか。
それを思うと、現代は年収400万円でも高給取りと言われる。400万を40年やっても1億6千万円。つまりは一昔前の常識である3億円のちょうど50%程度が今ということになる。
じゃあ残りの50%はどこへ行ったのか? というのを探すことが実は結構前からの課題だった。多分この社会にはどこかにあるんだろうけど、どこにあるのか。最近確信をもって思うことは、この金は確かに社会の中にあるということで。これを政治家連中がふんだくっているんだ、悪い奴らだ、といえばそれっぽくまとまるけど、多分これはそういうことでもないんじゃないかと個人的には思う。これは恐らく手品みたいなもので、一番隠したいものはまさかというところにあると。
ということで、興味を持たれた方はいろいろと探してみるのがいいんじゃないかと思います。
「どこ行ったんだろうなあ??」って感じで。よく私はツイッターとかで探してましたが。
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