英語桃太郎その19






  ということで一同は出港しました。
 フランス語版

 前回と今回分の読み
 ①It was a fine day, with a good wind.
 ➁The ship raced like an arrow across the deep blue sea.
 ③The dog was rowing, the monkey was steering, and the pheasant was standing watch.
 ④Before very long, the phesant called out:
 以上四文ですね。

 ①It was a fine day, with a good wind.
 「天気が良く、いい風があった」という感じですね。

 ➁The ship raced like an arrow across the deep blue sea.
 これThe ship racedでいいですね。「舟は走った、疾走した」でいいわけですから。raceはレースという名詞もありますが、ここでは動詞ですね。「全速力で行く」の意味ですね。
 like an arrowで「矢のように」ですが、ここでは前置詞ですね。「~に似た」の意味となっています。
 across the deep blue sea.で「青く深い海を横切った」ですね。
 acrossは先日も出ました。基本的なイメージは道路みたいな細長いものを横断するということでしたね。

 合わせますと、
 「舟は矢のように青く深い海を横切って疾走して行った」となります。

 ③The dog was rowing, the monkey was steering, and the pheasant was standing watch.
 「イヌは漕ぎ、サルはかじを取り、キジは立って見張りをしていた」
 イヌは漕いでいたですけど、rowingで舟をこぐという意味があると。
 steeringですが車でもステアリング操作とかいいますけど、「操縦する」の意味ですね。まあ舟のことですから「かじを取る」となるわけです。
 the pheasant was standing watch.ですが、「キジは立っていた」でwatchは「見張り」という名詞ですね。


 ④Before very long, the phesant called out:
 ここ今日の肝なんですけど、Before very long、これはなんぞやということですね。
 これbefore longで「間もなく」という意味でsoonと同じになります。でbefore very longになると「近いうちに」とか「そのうちに」になります。
 これをどう考えたもんかなと思ったんですが、before longで「長くなる前に」って感じですね。つまりイコールで「短い間に」となり、「間もなく」なんだと。
 一方before very longだと「めっちゃ長くなるその前に」って感じですね。だから間もなくではないしめっちゃ長くもない、その中間としての「近いうちに」を指すようになると考えられるでしょうね。
 だからbefore longで「longの前に」と考えて、before very longで「very longの前に」と考えていくといいのかなと思います。私学生の頃にこれにあたった気がしますけど、当時はわからなかったですが今はいろいろ検索して当たれますので。これ辞書にはここまで解説なかったので、授業でもあっさりスルーだった気がしますね。技術の進展は全く素晴らしいなと思います。

 ついでにlong boforeというのにも触れておこうかなと思います。ややこしいですね(笑)
 これIt was not long before~という表現で出てきます。これちょくちょく見かけた記憶がありますね。辞書の例文だとIt won’t be long before your dream comes true.というのがあります。「君の夢が実現するのはもうすぐだ」という例文ですね。これをじゃあどう分析するかっていうと、It won’t be longで「それにはそんなに長くかからない」という意味ですね。まあここのitは形式上の主語というやつで厳密には「それ」ではないんですが。まあ言いたいことはnot longなんですね。「そんなに長くかからない」と。そして「その前に」の意味のbeforeがきているわけですね。そんなに時間的には長くかからないんだけれども、その前にという意味でのbeforeだということですね。


 ・なんか似たような表現ないかなと思ったんですけど、例えば「朝飯前だぜ!」とかいいますよね(笑)なんで朝飯って感じですけど、朝飯が朝の6時か7時かはわかりませんが、それまでに終わってしまうと。そんな大した用事ではないという意味もありますが、それ以上にここではその人の腕がそれほどまでにいいということの方を表すでしょうね。10分とか30分とかで用事を片付けちゃうぜと。この言い回しってこのIt won’t be long before SVという言い方に相通じるものがあるんじゃないかなと思いますね。「そんなに長くかからない」時間の「その前に」というわけですから。だからlong beforeそのものを考えるというよりはlong/beforeでちょっと間がありますよね。

 ついでにcall outですね。
 call名詞outもしくは call out名詞ですね。その名詞が「:」以下で省かれてますが。「~と大声で言う」というものですね。何回か出てきた気がします。

 ④Before very long, the phesant called out:
 「少しして、キジが叫んだ」
 ですね。
 ここは「間もなく」ではないですよ(笑)


 ということで復習です。
 ①It was a fine day, with a good wind.
 ➁The ship raced like an arrow across the deep blue sea.
 ③The dog was rowing, the monkey was steering, and the pheasant was standing watch.
 ④Before very long, the phesant called out:

 
 17~19ですね。
 
 Now Momotaro and the dog and the monkey were marching across a wide green plain.Suddenly a phesant flew down from the sky.
 "Key! Key! Where are you going, Momotaro?"
 "To Demons Island, to fight the demons."
 ”Interesting! What's in the bag?"
 "The best millet dumplings in all Japan."
 "Give me one――Key!――and I'll go with you!"
 "Here you are, friend.Now follow me!"
 Now Momotaro and the dog and monkey and phesant were marching down to the sea.A fine ship was waiting there on the beach.
 "All aboard!" said Momotaro."We'll sail the ship to Demons Island!"
 
 It was a fine day, with a good wind.The ship raced like an arrow across the deep blue sea.The dog was rowing, the monkey was steering, and the pheasant was standing watch.Before very long, the phesant called out:






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