ということで続きです。
前回今回分の読み
①He placed the peach on the table and picked up a knife.
➁But just then the peach began to move.
③"What's happening?"said the old woman.
④"It's alive!"her husband shouted.
⑤Suddenly the peach broke in two, and a healthy baby boy jumped out!
⑥"WAAAAAH!"cried the baby, with a voice as loud as a drum.
ということで以上六文ですね。
①He placed the peach on the table and picked up a knife.
動詞のplaceですね。これだけで他動詞で「~を置く」の意味がありますが、これにonがついて「~の上に、~に」の意味がくっついています。He placed the peach on the tableこれだけで完成している文であるってのが重要でしょう。あるいはHe placed the peachだけでも「彼は桃を置いた」となって一応は完結しています。
次は昨日も出たpick upですね。pick it upといいたいところですが、ナイフはまだ出てきてないのでpick it upとはいきません。なのでpick up 名詞となっているためにpick up a knifeとなってますね。
ということで訳しますと、
①He placed the peach on the table and picked up a knife.
「彼はその桃をテーブルの上に置いた。そしてナイフを取りあげた」
となります。まあ一応pick up 物は「~を拾った」という意味もありますが、じいちゃんおまえどっからナイフ拾ってきたんだよという話になると話がおかしくなるので(笑)、まあ「取り上げた」が妥当でしょう。
➁But just then the peach began to move.
But just thenここはBut thenでもいいですね。「しかしその時」というのが「しかしちょうどその時」という風にちょうどというのが強調されています。
begin to doですね。これいま現に動いているという意味でのto doなんですが、まあ訳してみればパッと分かると思います。しかしじゃあbegin movingだったらどうかって先日も書きましたね。これは「その時以来、時々動いていますよ」的な習慣的な意味をもってますので、そうなると不気味ですよね(笑)まあここには合いません。なんでここはbegin to do一択です。
訳しますと、
➁But just then the peach began to move.
「しかしちょうどその時、その桃は動き始めた」
となります。
③"What's happening?"said the old woman.
said the old woman.なんですけど、ここ普通にVSで倒置してますね。フランス語でも≪≫(ギュメ)で囲われた文章でdire(ディール)がくっついたりした時に倒置が起きてましたが、この現象は英語でも普通に起こってるなっての重要でしょうね。桃の方がおばあさんに対して「何が起きているの?」と言った、という文章ではないわけですね(笑)動いてるどころか喋ってるという風に考えると話がおかしくなります(笑)
訳しますと、
③"What's happening?"said the old woman.
「何が起きているの?」とおばあさんは言った。
ですね。
④"It's alive!"her husband shouted.
aliveで「生きている」という形容詞ですね。この意味だと対義語はdeadです。It's dead.で「それは死んでいる」ですね。
まあ一応「生き生きとしている」という意味もあります。She is alive for her age.で「彼女は年の割に生き生きしている」という例文がありますね。この場合のforには「~の割に、割には」という感じの意味があります。
her husband shouted.となってますが、ここSVですがVSでもいいです。倒置が起きてShouted her husband.となることは十分に考えられます。ただheとなった場合にはhe shouted.のみですね。この場合は倒置してはいけないSVのみのパターンです。
shoutなんですけど、これは自動詞ですね。「彼は叫んだ」で完結してます。で、その場合ですけどshout outが基本になるようですね。He shout.で「彼は叫んだ」ですが、He shout out.で「彼は大声で叫んだ」となると。この場合のoutは副詞で「大声で、はっきりと、率直に」となるようです。だからHe cry out.でも「彼は大声で叫んだ」となると。まあちょっとニュアンスは違うでしょうが(笑)
あるいは他動詞バージョンもあります。shout 名詞あるいはshout that SVですね。これで「~を叫ぶ、~と叫ぶ」という意味になると。He shouted that SVで「彼は~だと叫んだ」となります。
まあここまでやらなくてもshoutなんて動詞をそこまで多用することもないかもしれませんが(笑)
ということで訳しますと、
④"It's alive!"her husband shouted.
「生きている!”」と彼女の夫は叫んだ。
⑤Suddenly the peach broke in two, and a healthy baby boy jumped out!
broke in twoなんですが、まあ自動詞ですね。Suddenly the peach brokeでもいいくらいです。「桃は割れた」となります。これで完結してますね。でどんなふうに割れたかを明らかにするのがこのin twoですね。ここはbrake inという表現があるというわけではなくて、brakeで「割れた」じゃあどんな風に壊れたかを後ろから説明しているというわけですね。ここは辞書にもありますが、The plate broke in two when she dropped it onto the floor.で「彼女が床に落としった皿は二つに割れた」となると。ここも別にin twoなしでThe plate broke when she dropped it onto the floor.でもいいですね。「落っことしたら割れた」と。まあここbrake inではないわけですけど、覚えとくと応用が効くかも知れませんね。「三つに割れた」ならbrake in threeですし、「バラバラになった」だとbrake in peacesで、「バラバラに砕けた」となるとbrake into peacesとなります。intoってのはあるものを割ったら多数になる的な意味をもってますので、5 into 30 is 6とかいうのもあります。「30を5で割ると6になる」と。正確に訳すれば「5で30を割ると6になる」ですね。
・healthyですけど、いわゆる「ヘルシー」で考えるとミスりますね。「これはヘルシーな赤ん坊だぜ」となるといかにも健康にいいのでこれから食べようかというかのような感じです。その意味ではhealthfulですね。ヘルシーと言いたいならhealthfulです。
ここでのhealthyは「健康な、健康そうな、健全な」の意味ですので、まあ元気なでもいいですね。
・この表現違和感あるんですけど、a healthy baby boyですよね。 つまりはa baby boyになるんですが、これ名詞名詞なんですね。言いたいことは「赤ん坊で男の子」ということで「男の子の赤ちゃん」という意味になるんですが、これa boy's babyなんじゃないかと違和感感じてます(笑)多分文法に囚われるとこうなるんでしょうけど、まあこれで通じるならこれでいいんでしょうけどね。
実はこれやるにあたって中学校一年の教材引っ張り出してますけど、それにもa junior high school studentとか言う表現があってですね。
a school studentってこれも名詞名詞なんですね。「学校の生徒」となって形容詞っぽく生徒にかかってますけど、そうなるとschool's studentじゃないのかと(笑)めっちゃ引っかかるんだけどという(笑)まあ何事もルール先行というわけじゃないし、ある意味英語の導入部ってのがいかに力技で話を進めているのかという話ですね。文法とかを知って改めて読んでみるとこういうところに違和感がものすごくありますね。まあこれでうまくいっているならそれでいいんだろうなと割り切るというのが重要ですね。
・a healthy baby boy jumped outですね。
jumped outですがまあ自動詞です。「赤ちゃんが跳んだ」ですね。jumpedで終わっていいところですが、じゃあoutってなんだということですが。これ副詞で「外に」ですね。つまり「桃の外へと」という意味をくっつけてます。まあもっとくだけてそれくらい元気よく跳んだという意味でもいいでしょうし、それによって外に「現れた」ととってもいいでしょう。そういう意味でのjumpの強調がここにあるわけですね。
ということで訳しますと、
⑤Suddenly the peach broke in two, and a healthy baby boy jumped out!
「突然その桃は二つに割れた、そして(中から)元気な赤ん坊が飛び出した」
となります。
⑥"WAAAAAH!"cried the baby, with a voice as loud as a drum.
ここもcried the babyで倒置してますね。
a voice as loud as a drum.ですね。drumと同じくらいうるさい声でとなります。
with a voiceで「声といっしょに」でもいいんですけど、どのくらいその声がうるさいかを後ろで説明していますね。
「わああああ!」赤ちゃんは泣いた――太鼓と同じくらいうるさい声で――
となります。
太鼓と同じくらいうるさい声で赤ちゃんは泣いたでもいいでしょう。ここを「赤ちゃんは」のSして何々でとやって、最後に「泣いた」と訳すのは避けた方がいいです。それだったら先にwith a voice as loud as a drum.を訳して、「太鼓と同じくらいうるさい声で」を先に訳しといて、SVを改めてまとめて始末した方がいいです。長々やってるうちにSとVの繋がりがあらどうだったっけ??となるのはたびたびあることですからね。
ということで今回も復習して終わりとします。
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①He placed the peach on the table and picked up a knife.
➁But just then the peach began to move.
③"What's happening?"said the old woman.
④"It's alive!"her husband shouted.
⑤Suddenly the peach broke in two, and a healthy baby boy jumped out!
⑥"WAAAAAH!"cried the baby, with a voice as loud as a drum.
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