フランス語桃太郎その28






 ということでここで新キャラが登場です。鬼の大将、le chef(シェフ)です。
 シェフですが別に料理長ってわけではなくて、本当に大将です(笑)英語でいうchiefでありリーダーなんですね。
 今回次回分の読み
 ①≪Qui es-tu?
 ➁――Je suis Momotaro.Je suis venu ici pour vous combattre et vous punir de vos méfaits!
 ③――Tu me fais rire,minus,essaie-donc!≫ricana le Chef.
 ④Et le combat commença.
 以上四文ですね。

 ①≪Qui es-tu?
 「誰だお前は?」という感じですね。
 英語で表せばそのままWho are you?です。
 Qui(キ)がwhoです。areにあたるつまりbe動詞がフランス語ではêtre(エートル)であり、tu(チュ)がyouに当たります。
 これはまんま丸暗記しとくといいですね。

 ➁――Je suis Momotaro.Je suis venu ici pour vous combattre et vous punir de vos méfaits!
 これ先日も出ましたね。
 Je suis Momotaro.で「私は桃太郎だ」となります。I am Momotaroですね。このsuis(スュイ)も上のêtre(エートル)がJeに合わせて変化したものです。本来ならJe m’applelle Momotaroが正しいところでしょうが、「お前誰だ」と言われて「僕の名前は桃太郎です」ってのもおかしいので(笑)、ここは「オレは桃太郎だぜ!」くらいな感じで考えた方がいいのでしょう。

 Je suis venu、これで「私はここへ来た」という複合過去形となっています。être+PP(PPは過去分詞形です)で複合過去形となり、点の過去を表すんでしたね。「~した」という一点の過去という感じです。半過去なら「~していた」という過去進行形みたいな意味合いとなるわけですね。線の過去というか。
 Je suis venu ici pour vous combattre
 英語で表せば、
 I came here for fight against youとなります。fightが自動詞なので、前置詞で「~と」という意味を必要とするんですね。これ一応前置詞なし=他動詞としてfight youでも可能らしいです。一般的ではないようですけど。その場合fight 人 for ~で「~をめぐって戦う」という意味になると。そういう使い方なんですね。

 それを思ってみると、ここのcombattre(コンバットル)はまんま他動詞です。vous combattreで「お前と戦う」になります。つまり、英語とフランス語でfight=combattreではあるんですけど、厳密に見て行くと結構違いがあるってことですね。

 ・さて。
 pour vous combattre
 で間にvousが入っているからわかりにくくなってますが、これpour+不定詞の形です。「~するために」の意味なんですね。
 つまり、「お前と戦うために」となります。

 そしてこのpour(プール)は後の動詞にもかかっています。
 et vous punir de vos méfaits
 「お前の悪事を懲らしめるため」ですね。
 厳密には、vous punirで「おまえを懲らしめる(ため)」でいいんですが。vousは直接目的語で「おまえを」ですね。そしてこの後にdeがあります。これが「of」ですから、おまえとおまえに属する、おまえの一部分としての悪事を懲らしめるという意味があるんですね。前後に分かれてますからわかりにくくなってますが。

 ということで訳しますと、
 ➁――Je suis Momotaro.Je suis venu ici pour vous combattre et vous punir de vos méfaits!
 「私は桃太郎だ。私はお前と戦うため、そしてお前とその悪事を罰するためにここへ来た!」
 となります。pourが動詞二つにかかっていることが重要ですね。まあ別に「おまえと戦って悪事を罰するためにきた!」でもいいと思いますが。


 ③――Tu me fais rire,minus,essaie-donc!≫ricana le Chef.
  fais(フェ)はfaire(フェール)「~する、作る」からきています。直接法の現在形ですね。
 これがfaire+不定詞(動詞の原形)で「~させる」の意味となるんですね。
 だから英語で言えば、You make me laughとなります。いわゆるmake O Cですね。「OをCさせる」ってヤツです。英語ではO、つまり目的語が動詞の後ろですが、フランス語では動詞の前にきますので語順が変わってます。
 これで「お前は私を笑わせる」となります。
 別にここ桃太郎がめっちゃおもしろいわけじゃなくて(笑)、日本語で言えば「笑わせる」「笑わせてくれる」「笑わせるな」とかありますよね。そういうニュアンスがここにも入っているんだなということですね。

 minus(ミヌス)は名詞ですね。「バカな人、愚鈍な人」ということですが。
 まあここは「ばかめ」でいいと思います。

 essaie-donc!(エッセ ドンク)「~を試す」tryの意味ですが、これは命令法の単純形ですね。doncにはほとんど意味はありません。「それじゃあ、さあ」くらいの意味です。
 「それじゃあやってみろ」「じゃあやってみろ」という感じですね。

 ricana(リカナ)はricaner(リカネー)からきています。単純過去形のilの形ですね。「あざわらう、ニヤニヤする」の意味です。
 で、dire(ディール)「言う」などがそうなんですけど、こう≪≫という会話文の後についてVSの語順となり、「SはVした」という意味になることがあるんですね。このricanaもそうで、もしもricana le Chef.で「大将を笑った」と訳するとおかしなことになります。いやなやつが桃太郎になっちゃうんですね(笑)そうではなくて、VSとなっているので、「大将は笑った」と訳すのが大切です。


 ということで訳しますと、
 ③――Tu me fais rire,minus,essaie-donc!≫ricana le Chef.
 「笑わせる、ばかめ、さあやってみろ! 大将は笑った」
 という具合になります。


 ④Et le combat commença.
 Et(エ)はandの意味ですね。「そして」でいいでしょう。
 le combat(コンバ)「戦闘」ですね。
 commença(コモンサ)はcommencer(コモンセ―)からきています。「始まる」というbeginの意味です。これが単純過去形になっています。
 なので、
 ④Et le combat commença.
 「そして戦闘が始まった」
 となりますね。


 ということで今回の文章ですね。
 ①≪Qui es-tu?
 ➁――Je suis Momotaro.Je suis venu ici pour vous combattre et vous punir de vos méfaits!
 ③――Tu me fais rire,minus,essaie-donc!≫ricana le Chef.
 ④Et le combat commença.


 では25~28で合わせます。
 
 Alors ce fut d'abord le Faisan qui agressa les Ogres aux yeux.
 Le Singe,à son tour,escalada rapidment les murs et ouvrit le portail en un clin d'œil.Il sauta sur les Ogres pour les griffer.
 Le Chien annonça solennellement l'entrée de Momotaro.
  ≪Voici le Grand Momotaro,rendez-vous,Ogres!≫Il participa aussi au combat auprès de ses compagnons.Il se mit à courir et à mordre les Ogres.
 Ils étaient tellement forts que les Ogres finirent par crier:
 ≪Aïe,aïe,Grand chef, au secours!Ils sont trop forts!≫
 En entendant du bruit et les cris de ses sujets, le Chef des Ogres sortit du château.
 ≪Qui es-tu?
 ――Je suis Momotaro.Je suis venu ici pour vous combattre et vous punir de vos méfaits!
 ――Tu me fais rire,minus,essaie-donc!≫ricana le Chef.
 Et le combat commença.



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