フランス語桃太郎その21






 フランス語桃太郎も半分を過ぎました。この時点で半分ということは後がえらい長い気もしますが(笑)
 さて、海辺にあった舟を使って出港した一行でしたが、はたしてその舟は誰の舟だったのでしょうか。とかいうと物語が別の話になりそうなので(笑)、割愛して先に進めることとします。

 今日明日の読み
 ①Il ne fallut pas longtemps pour entendre le Faisan aux yeux perçants annoncer:
 ➁≪Momotaro!Onigashima en vue!
 ③Je vois le château-fort tout noir des Ogres juste dans notre direction!
 ④――Très bien!On continue dans cette direction!≫ordonna Momotaro à ses compagnons.
 今回はこの4文です。
 ①と②は「:」(コロン)でつながれていますので、説明になります。なので「すなわち」とかで繋げると訳がうまくいきやすいです。


 ①Il ne fallut pas longtemps pour entendre le Faisan aux yeux perçants annoncer:
 この文章わかりにくいのでまず分解しますと。
 「Il ne fallut pas longtemps pour entendre」で前半です。
 pour entendreはlongtempsを修飾してますので、一応省けます。
 そうなると、
 Il ne fallut pas longtempsとなり、これで「長い時間は必要ではなかった」となります。
 前半はこれが言いたいわけですね。
 さらに後半は、
  「le Faisan aux yeux perçants annoncer」ですが。
 本当に必要なのは「le Faisan annoncer」だけです。「キジは知らせた」となります。
 ここで合わせますと、
 「Il ne fallut pas longtemps le Faisan annoncer」となり、
 「そんなに長い時間もかからず、キジは知らせた」となります。
 いっそ「(出港して)間もなく、キジは知らせた」でもいいかなと思います。すっきりしていてわかりやすいですよね。これを前提として、ここはそういう流れだということを前提に行こうと思います。

 ①Il ne fallut pas longtemps pour entendre le Faisan aux yeux perçants annoncer:
 fallut(ファリュ)はfalloir(ファロワール)からきています。mustの意味ですね。「~しなくてはならない、~に違いない」の意味ですが、ここではil faut 名詞で「~が必要だ」の意味です。
 longtemps(ロントン)は英語でいうlong timeに見えますが、本当にその意味であってます。「長い間、久しく」の意味です。
 次はpour+不定詞(動詞の原形)ですね。これもう何回か出てますね。「~するために」となります。
 entendre(オントンドル)はhear understandの意味です。ここでは「聞く」の意味です。

 ということで前半を合わせますと、
 Il ne fallut pas longtemps pour entendre
 「聞くことに(そう)長い時間は必要なかった」となります。

 続いて後半ですね。
 pour entendre le Faisan aux yeux perçants annoncer
 SVで考えて「le Faisan annoncer」だけになるというのは先ほども書いた通りですが。
 ここでは「perçants」(ぺルソン)がカギになります。
 perser(ペルセー)「突き刺す、貫く」という動詞の現在分詞形なんですが。現在分詞形というのは、英語で言うところの~ingですね。フランス語では末尾に「ant」がきたらこれなわけです。それが形容詞となっていますので、最後に~sがついています。先にあるaux yeux(オウ ズュ―)が複数形なので合わせているわけです。これは「両目」という意味です。
 そして、
 le Faisan aux yeux perçantsで「鋭い目をしたキジ」となっています。aux(オー)は「à+les」です。

 ・ここでなんですが、なぜここの動詞がannoncerで動詞が不定詞(動詞の原形)なのかですね。これはわかりませんでしたので聞きました。
 先に出ているentendreが「知覚動詞」というものになります。
 これでentendre 人 不定詞となり、「人が~するのが聞こえる」という意味になるためですね。
 つまり、「鋭い目をしたキジが叫ぶのが(ことが)聞こえた」となるわけですね

 ということで合わせますと、
 ①Il ne fallut pas longtemps pour entendre le Faisan aux yeux perçants annoncer:
 「聞くために(そう)長い時間はかからなかった。すなわち、鋭いキジは告げたのである」という感じですかね。
 ちょっとわかりにくいか。
 後ろを先に訳して
 「鋭い目をしたキジが告げるのを聞くのに、そう長い時間はかからなかった」
 という感じが自然でいいかもしれません。
 まあ敢えて前から訳しますと
 「そう長い時間はかからなかった。すなわち、鋭い目をしたキジがそれを告げるのを聞くのにである」
 ですかね。
 まあここは2番目が一番いいですかね。
 後ろを先に訳して
 「鋭い目をしたキジが告げるのを聞くのに、そう長い時間はかからなかった」


 ➁≪Momotaro!Onigashima en vue!
 これで
 「桃太郎!鬼ヶ島が見えてきた!」です。
 これなんですが、
 「~ est en vue」というのがあり、これで「~が見えてきた」という意味です。estはêtre(エートル)ですね。
 それに合わせると正確には
 Onigashima est en vue!となるのが正確かなと思います。まあ別にVなくても通じるということなのでしょう。
 en vue(オン ビュー)ですが、vueは女性名詞で「視界」です。enは前置詞でin toの意味があります。なので英語で表すとin sightとなるのですが、これで「~の見える範囲に、目の届くところに」という意味がありますので、これは全く一致しますね。2つともこの機に合わせて覚えてしまうのがいいかと思います。


 ③Je vois le château-fort tout noir des Ogres juste dans notre direction!
 Jeはキジです。
 vois(ボワ)はvoir(ボワール)の直接法現在形ですね。要するに一番基本的な形です。「~が見える」の意味です。
 leは定冠詞です。château(シャトー)「城」という名詞が男性名詞なので前にくっついてます。
 fort(フォール)はstrongの意味です。「丈夫な、強い、大きな」の意味です。
 tout(トゥー)は何回か出てますね。allの意味です。
 noir/noire(ノワール)は「黒い」という形容詞です。男性名詞でnoirというのもあります。
 des(デ)は「de+les」ですね。英語で考えればof the~みたいなのがありますが、それと似た感じでof some~という意味で考えればOKです。

 juste(ジュストゥ)はjustの意味ですね。
 notreは英語で言えばourの意味です。「我々の」ですね。
 direction(ディレクシオン)はみるからにdirectionという感じですが、本当にそれで合ってます。女性名詞で「方向、方角」の意味です。

 合わせますと、
 Je vois le château-fort tout noir des Ogres juste dans notre direction!
 「鬼たちの真っ黒で大きな城が、ちょうど我々の方角に見えます」
 という感じですね。


 ④――Très bien!On continue dans cette direction!≫ordonna Momotaro à ses compagnons.
 Très bien(トレ ビヤン)はフランス語で最も有名なフレーズではないかと思います。
 very goodの意味です。C'est bien(セ ビヤン)とかでも「それいいね! 素晴らしいね!」という意味になります。
 一応文法的に見ますと、Très(トレ)は副詞でveryの意味です。「とっても」ですね。bien(ビヤン)は形容詞でgoodの意味になります。

 on(オン)はいろいろな意味があります。「人々、我々」という意味ですが。ここでは「我々」ですね。ですからnous(ヌー)の代用としての意味になります。そうなると、動詞もそれに合わせてilに合う形となります。なので、次のcontinue(コンティニュ)ですね。「~を続ける」の意味ですが、これはcontinuer(コンティニュエー)からきていますが、nousではなくilに合わせて変化しているわけですね。
 cette(セット)ですが、これはce/cet(ス/セット)から来ています。これの女性形ですね。意味としてはthis thatの意味です。後ろにある名詞のdirectionが女性名詞なのでそれに合わせてcetteとなっています。

 ここまで見ますと、
 ――Très bien!On continue dans cette direction!≫
 「素晴らしい! この方角のままでいく」という感じですかね。直訳すれば「この方角を続ける」となりますが。この場合は主語を省いた方が自然でしょうね。「我々はこの方角のままいく」と言ったとすれば、いかにも船長が言うような言葉ですね。

 さて。
 今日もあっさりと復習できれば大成功ですね。
 https://vt.tiktok.com/ZSeMonCN7/
 ①Il ne fallut pas longtemps pour entendre le Faisan aux yeux perçants annoncer:
 ➁≪Momotaro!Onigashima en vue!
 ③Je vois le château-fort tout noir des Ogres juste dans notre direction!
 ④――Très bien!On continue dans cette direction!≫ordonna Momotaro à ses compagnons.



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