フランス語桃太郎その19






 ということでイヌ、サル、キジが仲間になったわけですが、これで鬼ヶ島へ向かうこととなります。

 前回と今回分の読み
 ①Nos compagnons marchèrent de bon train et arrivèrent au bord de la mer.
 前回までが短かったので、これから短いのが続きます。

 nos(ノ)はourの意味です。「私たちの、我々の」ですね。
 compagnons(コンパニョン)は「連れ、仲間」です。
 marchèrent(マルシェール)はmarcher(マルシェ)からきています。単純過去形でilsに対応していますね。「歩く」の意味です。walkですね。
 これ自動詞なんですけど、そうなると次に「de」が続くのは普通に見えるかもしれませんが、慣用句で
 「marcher bon train」(マルシェ ボン トラン)というのがあって、「速く、さっさと、順調に(歩く)」という意味があります。なので、厳密に言えばここに「de」が入るのはおかしいような気がします。

 ここまでをみると、
 Nos compagnons marchèrent de bon train
 「我々の仲間たちは順調に歩いた」という意味ですね。

 ・一応SVでみると、
 Nos compagnons marchèrent et arrivèrentとなっています。
 「S V1 et V2」となってますから、動詞の変化もV1=V2であるだろうことが推測できます。

 「我々の仲間たちは歩いた、そして到着した」ということが言いたいわけですね。
 「私たち」のその私、ですから語り部としての「私」という表現をみると、「いや誰だよお前」と言いたくもなりますが(笑)まあ童話チックに言えば「ぼくらの」という感じですかね。

 ・続きを見ますと、
 arrivèrent au bord de la mer.
 arrivèrent(アリベール)はarriver(アリヴェー)からきています。英語のarrive(アライブ)にそっくりですね。「到着する」ということで意味まで同じですが。これもさっきのと同じで単純過去形です。

 ・英語ついでに、arrived at ~で「~に着いた」ですが、ここはarrivèrent auとなってます。
 つまり、arriver 「à +le」があってau(オー)となってるんですね。
 arriver àですが、この「à」というのは基本「to」の意味ですが、このように「at」の意味になることもあります。これは地味に重要な気がします。
 bord(ボール)は「沿岸」で男性名詞、mer(メール)は「海」で女性名詞です。

 つまりここは「海の沿岸」……というとなんか変な気もしますので、「海の縁」とかにしておきますが、まあ要は海岸に着いたということですね。こういう表現が「au bord de la mer」で男性名詞と女性名詞が組み合わさって出るというのも奇妙な気がしますが、これは慣れな気がしますね。つまりこういう場合、「le」とか「il」ならbordの側、つまり「海岸」のことが言いたいわけですし、「la」や「elle」という場合には「海」のことを言いたいんだなということになります。

 ・ちなみにla mer(ラ メール)という場合には「その(そこにある)海」という意味で「the sea」という意味になります。

 さて。
 ということでみますと、
 arrivèrent au bord de la mer.
 「(私たちの仲間たちは)海の縁に到着した」ということになります。

 合わせてみますと、
 ①Nos compagnons marchèrent de bon train et arrivèrent au bord de la mer.
 「私たちの仲間たちは、順調に歩いたので海の縁に到着した」
 となります。etなんですがandの意味ですね。ここは「~で、そして~」という意味で訳しました。まあここは、ニュアンスとしては「歩くのが速かったので、海に早々と着いてしまった」というニュアンスがあっていいのかなと思います。
 そうなると、訳としては
 「私たちの仲間たちは、順調に歩いたために(早々と)海の縁に到着した」
 としてもいいのかなと思います。つまりetが前段を受けて、その結果こうなったよということを後段で示しているわけですね。まあ書いてはいないわけですから、厳密には言ってはいないですが、これはこれで正確かなと思いますね。


 では最後にさらっと眺めて、違和感がなければこれで大成功ですね。
 ①Nos compagnons marchèrent de bon train et arrivèrent au bord de la mer.








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