けっこうやってきましたが、5級を取るだけならもう8割方くらいは終わってますね。
それ以上を目指そうと思ったらまだまだ基礎部分を固めないといけませんが。そこらへんの折り合いがなかなか難しいところですね。
ということで今回は選択問題です。
この本の前の持ち主さんがいろいろ間違えてくれているので、それも合わせてやっていこうと思います。
普通に読む
早めに読む
⑴Quelle est la nationalité de Paul?
1 Il est français.
2 Elle est française.
これなんですが「ポールは何人ですか(どこの国の人ですか)」ときていますので、「彼はフランス人です」で1ですね。深く考えることなく瞬殺できます。
この持ち主さんは2で間違えていますが、なぜ間違ったかを分析してみると、
「Quelle(ケル)」でどうも間違えたようです。
quel(ケル)という単語が「どんな」とか「何」という意味でwhatなんですが、これかかってるものに女性形があってそれがquelleなんですね。つまりはなぜquelleかというと、「la nationalité」(ラ ナショナリテ)が女性名詞だからです。それはこの定冠詞laがついているところからわかります。男性名詞ならle(ル)がつくので。で、そこで引っ張られてelleを選んだと。でもポールは男性の名前なので、そういう事情を無視して1を選んでいいです。
この間違いはその意味でかなり発展性があるというか、理解を深めてくれるものだと思っていいですね。間違いあってこういう具合に話が進んだので、むしろこういう間違いはありがたいところです。
⑵Où est-ce que tu vas?
1 Je rentre à la maison.
2 Je vais bien,marci.
問題文は「どこへ行くの?」という文章ですね。
そうなると
1家に帰ってくる
2調子いいよ、ありがとう
という意味になりますので、1で正解ですね。
前の持ち主さんはここで2を選んで間違えてます。
恐らくですが、2を読んだ瞬間に問題文を英語でいうHow are you? 的なものに考えたのかなと。あーその線あるかもと。確かに疑問詞(疑問副詞)のOù(ウー)がついてます。「調子はどこへ向かっているの」という意味だと勘違いした可能性はあるでしょう。
でもそうだとしても、whereを使って相手の調子を尋ねるということはないでしょうね。その可能性もOùで一発で消されればよかったし、そういう使い方はないということで一撃で瞬殺されるべきです。
⑶Tu es venu comment?
1 En France.
2 En voiture.
comment(コモン)は英語でいうhowですね。
「あなたはどうやって(どのようにして)来たのか」という文章です。
そう思うと、確かにêtre(エートル、英語のbe)にvenirのpp形(過去分詞形をこう書きます)となってますね。これあんまりみないêtreが使われた複合過去ですね。これはまんまおさえるのが重要でしょう。
1フランスです
2車でです
ということで正解は2ですね。
このen(オン)ですが、enもいろいろありますが、手段のenですね。「~によって」「~で」の意味です。またがるものは「à」でその他はenということなので。en avion(オン アヴィオン)で「飛行機で」とか、à bicyclette(ビシクレットゥ)で「自転車で」という感じになります。
⑷Regarde ce monsieur là-bas!
1 Où est-ce?
2 Qui est-ce?
これは「あそこにいる男性をみてください」という意味です。
1どこですか
2誰ですか
となりますが、正解は2ですが、これ厳密に言うと難しいですね。「あそこだ」って言っているんだから、「どこですか?」という1はおかしいということなんでしょうが、リアルではまあ割とよくある会話ですね(笑)
「あそこだ」と言っているわけなんで、そこらへんにいる男性のうち「誰ですか」という意味である2が正解ということになります。これはリアルさというよりは、問題として適当であるものを選ぶ感じですね。
英語で言うと、
「Look at the man over there!」となります。
ということで今回も終わりとなります。
お疲れ様でした。
この記事へのコメント