新戦国策1-21、工師籍(こうしせき)が自分のことを言われる前に先んじて周君に釘を刺しておく話






 ということで前回までは斉と秦の懸け橋となる呂礼、この人にいられては困ると。戦争を起こさないと自分の地位が保てないので戦争しようよという勢力が各国にけっこうあって、それが元となり呂礼が追い出される。そういう話でした。


 周の相である呂倉(りょそう)がとある客を周君にまみえさせた。前の相である工師籍(こうしせき、工師は工匠を司る官位であるが、その官位名がそのまま姓になっている。日本で言えば鍛冶屋の鍛冶(かじ)さんみたいなものか)は、その客が自分のことをそしるのではないかと恐れた。そこで人をやって周君に言わせた。
 「あの客は弁士であり口が立ちます。弁士の欠点というのは人を好んでそしるところにあります」


 ・よくあるとんち話とか笑い話みたいな話ですね。
 相手が万が一の内容を言うことに備えて、その人に予め予備知識を入れておくと。しかしこの内容意外とバカにならないというか、相手が言う事に細心の注意を払っているとか、万が一の事態に備えるとか、こういうことって非常に大切なことなんじゃないかと思います。そしてなかなかできることでもない。頭がいいなと思う反面、臆病さを感じさせますし、ある意味では臆病さが人の頭を磨くのかもしれません。逆に豪胆さを兼ね備えていては、こういう風に話を進めることは出来ないように思います。






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