新戦国策2-7、西周が魏のために出費をしたくない話






 さて。久々に書こうかなと。気が向いたってのもありますが、書けるようなムダ話がなくなったってこともありますかね(笑)なんか思いついたらまたムダ話でも書こうかなと思います。


 前回は孟嘗君(もうしょうくん)が西周ってところにやってきて兵士と米を欲しいというわけですが、西周の方ではそれを渋ったわけですが、それをうまい具合に韓慶(かんけい)って人がもっていっていかにも西周が与えたくないというような事情を孟嘗君側に悟られずに済んだと。こういう話でした。


 斉・韓・魏の三国が秦を攻めて(一応攻めたのだが秦と講和をして帰るという)その帰路での話である。
 西周としては、魏が帰るその道中に周の道を借りることを恐れた(それに伴って歓待する費用が発生することを嫌った)。
 西周のために魏王に言った。
 「三国が秦を攻めることなく帰ったことで秦が三国に対し徳を感じていますが、楚と宋とはこれを秦の利益だとは思っていないようです。彼らは魏王の邑(ゆう、村のこと)を攻めてそれでもって秦に利益を与えようと企んでいるようです」
 これを聞いた魏王は恐れをなして速やかに(周の歓待を受けることなく)東へと戻ったのである。


 ・非常に短い話でした。
 これも前回と同じで西周という小さな国がいかに兵士とか食糧とか余計な費用を払いたくないかという事情の方を表しているようですね。戦国策というからにはいかにも高尚な話かと思いきや、まさかの西周の懐事情の話が続いてなんだこれはという感じですが(笑)まあ韓や魏に比べてもまだまだ小国ですから、小さな出費でもものすごく痛いのでしょう。どういう感じだろう。詳しく計算したことはないですけど、秦とかは国家規模が兆の単位なのに韓とか魏では数千億とか数百億みたいな単位で、西周は億にも到底届かない……そんな感じなのかなあと思います。イメージなんでわかりませんけど、まあ大体そんな感じでしょうか。


 ・主語がないんでわかりませんけど、前回のくだりを踏まえて考えるとこれしゃべってるの引き続き西周の韓慶(かんけい)でしょうか。あるいはそれならそうと書きそうなだけに別の人かもしれませんが、注にも特に書いてないんでわかりません。


 ・宋の位置関係はこれですね。
 斉・楚・さらには魏に挟まれておりいかにも窮屈な感じです。


 ・これも前回の話と同様なのであれば、楚の懐王は秦で捕まったままであると考えられます。つまり楚は秦にボロボロにされたし、秦では張儀が宰相をしており栄えていると。そうなると君主のいないしかも大敗した後の楚は国力が乏しいでしょうし、宋はそもそも小国です。懐王と同時期と考えても、宋は滅亡寸前の時期だと考えられます。この二国が強国である秦に恩を売っていかにも自分の地位を上げたいかのようですね。


 秦としては、三国を相手に戦争して国力を減らしたくないので戦争にならないことで実際に徳を感じたかもしれません。でも宋と楚からするとこれは自分の地位を上げるためのチャンスであると。魏を攻撃して痛めつけることで秦に褒められたいのかもしれませんし、ポイントを上げたいんだと。実際そうであったかはわかりませんが、そういう風に語られます。そして魏王はこれに驚いて速やかに帰ると。ありそうな話だと思ったのでしょう。宋の最後の王は暴君だったとかいう話もあるようですから。


 ・この話は、余計な出費をしたくない西周がこういう手を使って出費を免れたんだな、ということでいいように思います。




この記事へのコメント

にほんブログ村 ゲームブログ ゲーム評論・レビューへ
にほんブログ村