レオンで英語38日目、最終回、マチルダを追い出すトニー





 マリア像は破壊され、キリストの絵は落ちるだけ。この描写については様々な解釈ができるでしょうが。私としては「代わりに死んだ」ということを意味しているような気がします。
 ただ、これを見ている時点ではどちらかが死に、どちらかが生きる。それだけが暗示されているなと。


 ということで英語ですが、今日はいろいろ大ボス感が漂ってますね(笑)
 英語こだわって見ていかないとちょっとなかなか先に進めないようです(笑)




 S:
 What,what,what!You're two hundred men and you can't find one man and a girl?Did you find the girl?

 「なんだと、てめえら200人もいながら男一人と女の子一人も見つけられないってどういうことだ!?女の子見つけたのか!?」

 激高しているスタン
 まあ勝手に爆破して跡形も残らなかった、というのでは怒りもするでしょう。
 自分に恨みを持ち、付け狙うような人間が「消えた」とか「発見できない」というのでは不安で仕方がない。
 それこそ枕を高くして眠ることができなくなると言えます。
 ここでのスタンの狙いはマチルダを何とかしておきたかったということで間違いないと思います。



 S:
 OK,come on,everybody out.C'mon,let's go,let's go.Come on out!

 come on outは直訳すれば「外に来い」となります。outにcome onしろと。
 come onについて
 これ、「外に出ろ」でgo outはダメなのかなと思ったんですけど、go out の対義語はgo inなんだと。
 go outは「外出する、出かける、遊びに行く」なのでちょっと意味が違いますね。
 go inはその対義語としての「中に入る」なんだと。


 get out of~はかなり我々が思う「出ろ」に近いように思います。
 「早くここから出ろ」という感じですね。
 come onは「カミングアウト」の意味での「明かす、告白する」という意味があるわけですね。隠されていたものが外に出るんだと。 


 まあここでは難しく考えずに、come onで「こっち来いや」ではなく、「さああっち行け」というニュアンスで使っていると思っていいんじゃないですかね。get out!で「ここから早く出ろや!」という意味で使うよりも優しい言い方だと。まあcome onで「あっち行け」というのも違和感はありますが(笑)




 建物から全員追い出し、銃を取りだすスタン
 かなり前ですが、私はスタンはもう撃てなくなったんじゃないかと書きました。マチルダが襲撃に行った日ですね。
 でもここではスタンは銃を取りだしている。
 なんだ、スタンは普通に撃てるじゃないかと思われるかもしれませんが、でもクスリを飲んでいるわけではないんですよね。クスリを飲まなくても銃を取りだし、撃つことができる。かつての仕事のオンーオフはクスリに頼っていたわけです。そのスタンがクスリもないのに銃を出して対象を狙うようになっている。つまりある意味ではもはやクスリは不要だともいえるでしょうが、言い方を変えるならばそれだけ深く問題を内化させてしまったともいえる。
 なんだ、それだけ部下のことが大切だったのかとも見えなくはないですが、でもこの話に果たしてそういう描写があっただろうかと。多分結構皆無に等しいと思うんですよね。つまりここでのスタンは、マルキーがやられ、部下が一掃されて次は間違いなく自分の番だと。そういう不安と恐怖感に駆り立てられていると言えるのではないかと思います。
 「次は自分の番だ」という思いがどれだけメンタルを破壊するものなのか。それこそ「オレは枕を高くしてぐっすり眠りたいんだよ!」という思いがここでのスタンを駆り立てているとは言えないでしょうか。だから意図せずしてスタンはクスリに代わるものを手に入れてしまっているし、そしてクスリなくして撃てるようになっている。しかしクスリなくして撃てると言ったって前のようにはいかない。それこそ絶対に間違いなく対象であることが確認でき、不安を取り除け、かつ後顧の憂いもない。すっきり安心できると。そして後から散々つけまわされることが絶対にない、そういう状況でなければもう撃てないようになっていると考えていいように思います。



 トニーの店で
 ミルクをもらっているマチルダ

 

 T:Leon asked me to help you out if……if something happened and……I think something happened,right?He put aside a little cash for you so what I'm suggesting is that……seeing' as how you're still so young,I should hold the money for you,you know,'til you're older.Like a bank,you know.Except better than a bank 'cause,you know,banks always get knocked off.No one knocks off old Tony.But it's your money and……in the meantime,all you gotta do is come here everyonce in a while and I'll dish it out so that you can have a little fun,OK?Here's a hundred bucks to start with.

 ask人to doはよく出ますね。「人に~を頼む」ですね。でdoに当たるものがhelp outですね。helpoutとして「手伝う」という名詞にもなってますが、とりあえず「助ける、救出する」という意味の動詞ですね。
 put asideは「片付ける、わきへやる、別にしておく」という意味があります。「レオンは(本来貯めるのとは)別に少しの金をお前のために貯めていた」となります。
 be suggest~で「~を提案する」ですね。「オレは提案するんだけどさ」でもいいでしょうが、「オレはこう思うんだけどさ」という意味でもいいんじゃないですかね。
 seeing'は、恐らく言いたいのはseein'ですね。最後の「g」を発音しないで省略する場合の「'」ですが、多分間違えたんじゃないかなと(笑)
 seeing as how~もしくはseeing as~は「~に鑑みて、~なので」という意味です。considering~あるいはbecause~と同じですね。
 ’tilはuntil「~まで」の省略形ですね。
 meantimeは「その間」ですね。
 everyonce in a whileは「たまに」です。
 bucksは「ドル」の意味です。
 「レオンはオレにお前さんを助けるように言ってた。もしも何かが起こった時には……その何かが起きたんだろ? あいつは小金をお前さんのために分けていた。そこでオレが思うのは……お前さんはまだ若いんで、オレがお金を預かっておくべきだってことだ。なあ、お前さんがもう少し大きくなるまでな。ただし銀行よりはいいぞ、なぜって、銀行はいつも潰れちまう。しかしこのオールドトニーは誰も潰せねえ。しかしこれはお前のお金であって、大きくなるまでの間にお前ができることはたまにここに来ることだ、そうすりゃオレがそれを『料理』してやるから、お前さんはそれをもらって楽しむことができる。ほら、まずは始めるための100ドルだ」


 こうしてトニーは1ドル100円くらいですから、まあ一万円くらいですね。マチルダに100ドルを渡すこととなります。
 ここでいろいろ話をしながらトニーは結局手元に何枚もあったうちの一枚しかマチルダには渡していません。
 この銀行の代わりであり、「預かる」という機能を有しているこのトニーの「ずるさ」というのが顕著に表れている場面だと思います。仕事を頼み、仕事をしてくれ、その金がトニーのところに振り込まれる。その金の運用によって大きくなったのがトニーの商売でしょうから。
 そのマチルダに一万円だけ渡して放り出そうとしている。
 これをしっかりしているとみるか、狡猾じゃないかとみるかでこの話自体の見方が大きく分かれると思います。



 M:Can't I get a job instead?
 T:A job?What the hell can you do?
 M:I can clean.
 T:I ain't got no work for a twelve year old kid!So get it outta your goddamn head!It's over The game's over.Leon's dead!You hear me?
 what the hell?にはいくつか意味がありますが。
 「え? マジで?」みたいな意味で一応言っていると思いますが、トニーとしてはどうせつまらんこと言うんだろうなと思っているとみていいでしょう。
 ain'tはbe動詞 not、ですからam notの意味もありますが、ここではhave notでしょうね。
 「12歳のガキにできるような仕事は持ってねえ! そういう発想はてめえの腐った頭からは捨てろ! ゲームは終わったんだ、レオンは死んだ! おい、聞いてんのか?」


 泣くマチルダと頭を抱えるトニー
 T:Come on.Come on.You think I ain't hurting,too?But he's dead.And you're gonna forget all this craziness and get your little ass back to school.Capici?Now take this money and get the hell outta here.And don't let me see your face till next month.'Cause something tells me I'm about to lose my famous kind streak.

 一応come onには「いい加減にしろよ」という意味もあります。
 この場合なんかは相応しいでしょうね。



 something tells me~で「多分~だと思うんだ、どうやら~みたいな」という意味ですね。
 be about to~で「~しようとしている」ですね。
 「いい加減にしてくれよ、お前はオレも苦しんでないと思ってるんだろうが。全部忘れて、その小さいお尻を学校へ向けるんだ。いいな? 金を渡すから、この地獄から出て行くんだ。そして来月までてめえの顔は見せるな。どうやらオレは最も大きな鉱脈を失おうとしているようだからな」
 という感じでしょうか。
 streakで「鉱脈」という表現がキツいですね。
 ここで言おうとしているのは、あのレオンが弟子を取って一緒にやってたのだから相当に見込まれているはずだと。そして間近で経験をしてきたし、いろいろ教え込まれても来た。そのマチルダを本来ならば雇っていけばトニーの店は安泰のはずです。レオンがいなくなればマチルダという代わりであり、後釜がいる。これほどうまい話はないはずです。
 でもそれを蹴って学校へ行けと言った。
 それでうまく回る「ウマい」話を捨てているのはトニーの側であり、それがレオンの願いでもあるということがよくわかってもいる。
 100ドル札一枚だけ、というのはどう見てもケチな話ですが、でもトニーに言わせればマチルダを「鉱脈」としてやっていこうと思えば十分できるはずです。
 そう選ばなかったことの意味を思えよ、とトニーとしてはマチルダに言いたいのでしょうが、言ってわかってもらってもキツいし、わかってもらえないこともキツイ。楽な道を選ばないで没落していくことの重さ、みたいなことが描かれていると言えるのではないでしょうか。




 ということで一応今回最終回です。ご愛顧ありがとうございました。
 とはいえ、また思いつくこともあればボチボチ書いて行こうと思ってますので。
 おつかれさまでしたー。







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