レオンで英語28日目、トニーと話して、出かけるレオン





 ということで危機を「リングトリック」によってかろうじて脱した二人でしたが。
 トニーの元へとレオンがやってきます。



 散髪中のトニー
 レオンを見かける
 T:
 Mario,go back to the barber shop,I'll finish later.


 I'll finish laterというのはいかにも何かやりかけのことがあって後でやる、という感じに見えますが、ここでは散発ですね。
 「散髪を後で終わらせる(ためにそっちへ行く、あるいはもう一回来てくれ)」と言いたいのでしょう。
 腕時計をちらちら見ている様子からすると、どうも予定とかなり違う時間にレオンがやってきているようです。


 店に入ってくるレオン

 T:
 Hey,Leon!What's up?All done,already?

 What's up?はHow are you?とほぼ同じようですね。「調子はどうだい」という感じです。ただこちらはカジュアルな感じで、親しくない相手に使いすぎると印象が悪いと。
 もともとはWhat are you up to?だったものが短くなってこうなったということのようです。
 https://www.rarejob.com/englishlab/column/20180711/


 What's up?にWhat's up?で返せるわけですから、調子はどうだい?におまえこそ調子はどうなんだと返すのも少し奇妙な感じですが。
 直訳すれば「調子はどうだい」、意訳すれば「よう」となるようですから。
 ここは意訳で考えないと意味がずれますね。

 「仕事は全て終わったのか?」と。


 L:
 No,no.
 「いやいや」でいいようです。



 ブタの置き物の鼻を掴むレオン
 L:
 Nicer than people,eh?
 「人よりはマシかな」
 つまりマチルダが助手を務めるようになったことによって、人よりは仕事の進捗状況が進んでいると。
 かなり順調ということなのでしょう。

 字幕では「ブタの方がマシ」と出てますが、「ブタの方が仕事が進んでる」と考えると話が奇妙なことになりはしないかと。
 ただeh?が付いてますので「だよね、だろ」みたいな意味があると。
 恐らくここはブタの置物≒相棒≒マチルダに見立てているのではないかなと。
 「ブタさんは他のヤツらよりは順調にやってるよね」
 という感じで言おうとしているのではないかと思います。


 追記ですが、ここピギーを忘れてました(笑)いつか出てきたミトンのピギーですね。
 ここで考えられる可能性はピギーを模してピギーとして喋るか、あるいは親友のピギーと久々に対面して喋るか。そこを踏まえる必要がありましたね。
 久々過ぎて忘れてました(笑)


 T:
 I told you that.You got a problem?

 I told you that.ですが
 「アイトージューザー」となりそうですが、
 「アイトーチューザー」と言っています。
 こういうところは重要な気がしますね。




 L:
 No.
 T:
 Get the chair.Sit down.Sit.


 座るレオン
 L:
 I was thinking……if something happens to me some day……
 T:
 Hey.Leon,nothing's gonna happens to you.You're indestructible!Bullets slide off you.You play with 'em.

 indestructibleは「破壊できない、不滅の」という意味ですね。
 destructionが「破壊」ですから、inが先頭について否定されてますね。
 「おい、レオン。何もおこりゃしないよ。お前は不滅だ!弾もお前を避けて通るよ。お前はそれと遊んでりゃいいんだ」
 という感じですかね。
 slide offで「~を避ける、よける」ですね。スライドするとか、あるいはスライダーみたいな感じでしょうかね。



 L:
 Tony, I thought about my money.


 苦い顔つきをするトニー
 L:
 You remember the girl who came here the other day?

 the other dayですが直訳すれば「ほかの日、別の日」となります。
 ここでは「先日」ですね。
 「先日ここに来た女の子を覚えてるか」

 T:
 Yeah.
 L:
 Her name is Mathilda.If anything happens to me,I'd like you to give her my money.


 if anythingなんですが、これsomethingでもいいんじゃないかと思ったんですが、どうもsomethingの方が普通のようですね。
 「もしオレの身に何かがあった時には」で考えてよさそうです。
 ついでですが、somethingとかanythingは文法的には「不定代名詞」というそうです。余談ですね。


 T:
 You can count on me,Leon.

 count on meで「任せろよ、当てにしていいぞ」という意味になりますね。
 ここまでトニーとレオンの関係には少し金のことで陰りがありました。レオンが読み書きできるようになれば独立しかねない。そうなると凄腕のレオンな収入をトニーの店で預かるという形がとれなくなる。そういうデリケートな部分がありましたが。
 でもレオンはトニーに信頼を示した。
 それによってここでトニーはレオンへの信頼を示していますね。
 作品中では常に暗雲が差し込んでいた関係ですが、ここにきて立ち直った感があります。


 L:
 Thank you,Tony.


 このタイミングでなぜトニーのところへ行こうと思ったのかは結構わかりません。
 日頃やってるような小悪党退治では苦戦することもありはすれど、まあやられるようなことはない。そうなるとここで巨悪と戦おうとしていることは明らかです。
 即ち公権力であり、マチルダの仇と戦うことを決めていると考えていい。何がそのきっかけであり引き金となったのかというのはかなり難しいと思います。「復讐は良くない。信じろ」と以前言ってましたが、復讐は良くないという態度をなぜここで復讐しなくてはならないというように考えるようになったか。それが例えばマチルダが破竹の快進撃を続けていき「これなら公権力も楽勝じゃね?」と考えて突っ込む(事実この後マチルダはDEAに自ら乗り込むわけですが)のであればまだわかる。
 でもマチルダは先日ガムトリックがばれてしまい、命の危機にさらされることになったわけです。そして手榴弾で敵を吹っ飛ばすという事態になった。報酬のことは置いといて、とにかく敵をやらないとこっちが危ないという危機に陥った。そしてリングトリックで吹っ飛ばすことで命からがらと言う感じでしたが。つまり「あーやっぱりこの仕事はやばいね」と痛感し、痛い目に遭ってしり込みするようなタイミングでレオンはトニーの元へとやってきて自分にもしものことがあったら、という話をしているわけです。
 これは一見矛盾するような話ですが、恐らくレオンはマチルダの中に秘めた復讐心はこの程度では収まらないなと感じたのでしょう。銃で辛くもハチの巣になることを避け、手榴弾で部屋ごと吹き飛ばす。それでもその程度のピンチではたゆまないほどのまっすぐな心と復讐心がマチルダにはある、恐らく手榴弾を使った後にレオンにはそれがよくわかったんじゃないかなと。
 そしてこれでも揺らがないということは破滅まで一直線ということです。マチルダをその破滅から救いたい。DEAを破滅させなくては。レオンがそう思わなければ、このシーンの唐突さは納得がいかないなと。


 部屋に帰ってくるレオン
 L:
 I won't be long.
 「長くはかからないだろう」という感じですね。

 M:
 Did I do something wrong?
 「なんかやらかした?」

 L:
 No,this one is too big.
 「この件はでかすぎる」

 M:
 Yeah.And I only get the leftovers!Is that it?

 leftoverで「食べ残し」ですね。
 「どうせ私が加われる仕事なんてあんたの食べ残しだけだろ」と。

 L:
 Mathilda……since I met you,everything's been different.So,I just need some time alone.And you need some time to grow up a little.
 「マチルダ、お前に会ってからすべてが違うようになった。だから時々ひとりになる必要がある。お前も時々少し成長する必要がある」

 成長というのは危険なことなどせず、大人しく待ってろという意味なのでしょう。
 それができないのがマチルダですが、だからこそ成長が必要だと。


 M:
 I finished growin'up,Leon.I just get older.
 「成長なんて終わったわ。あとは年を取るだけよ」

 L:
 And for me,it's the opposite.I'm old enough.I need to time grow up.
 「オレにとっては逆だ。十分年は取った、だから成長する時間が必要だ」

 出て行くレオン
 M:
 Shit.

 レオンにとっての「成長」とはそのまま受け取れば、公権力を相手にしても恐れることなく戦うことを意味しているといえるでしょう。自分のためではなく、マチルダのためにですね。このままいけばマチルダはいやでも戦わざるを得なくなる。そこには破滅しかない。だとすれば未然にそれを取り除いてやる必要がある。少しずつでも脅威を取り去ってやらなくてはならない。
 ブタの鼻を引っ張っていたシーンが印象的です。
 必要のあるものだけ、用のあるものだけの生き方をしていたレオンがブタをそこに認めた。鼻を引っ張って遊んでいる。無用なもののなかに用を認めることができるようになっている。その意味が分かるということはレオンは明らかに変わってきている。でもそれというのは非常に危険なことで、要するに小悪党だけ相手にしていれば負けることはないわけです。それが賢い。そこから成長して出てきて、公権力とかに戦いを挑むとか、破滅することが分かっていても挑むとか、そういう戦いをするようになればそれは明らかに危ういと言える。価値観の変化、成長に伴う変化ということが破滅をもたらしかねない。
 必要性のあるものだけ、それを絶対に負けないところからただ淡々と処理し続ける。そういう仕事をしていれば、つまりその枠内に引きこもっていれば破滅など絶対にしない。負けない戦いをしている限りは負ける要素などないわけです。ブタの置物などあってもなくても変わらない世界。
 そうではなくなっているということは、これの意味するものは破滅だったんじゃないかなと思いますね。







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