レオンで英語22日目、レオンと交渉するマチルダ






 レオンはホテルから追い出されますが、部屋にやってきたフロントのおっちゃんは言います。
 F:
 Can I have a word with you?
 「少しお話があるのですが」というヤツですね。May I~?でも使われることがあります。いかにもキツイ一言を言ってやろうと言う感じですね。


 その後二人は新しいホテルに引っ越します。
 そこでマチルダはレオンに話を切り出します……

 L:(風呂場で傷口を縫うレオン)


 ヘマしたというところでしょうか。
 仕事で常に完璧を期すレオンがミスをした、ということですが、なぜレオンがヘマをしたのかということが重要でしょう。マチルダが「恋をしたようだ」というその言葉がきっかけとなったのは間違いありません。部屋の外で気が重そうになっていたのは、そのことに対する暗い未来を思ってのことでしょう。
 ヘマをして、さらには胸に縫うほどのケガをして(恐らくは銃で撃たれたのだけど防弾のものを何かしていたので助かった)、それでもマチルダへのお土産を買ってきているというのは、レオンがそこまで舞い上がっているということなのか、それともそう思わせることでケガをしたということをマチルダに悟られるのを防ぎたかったのかもしれません。
 カッコ悪いし、「先生」としてかっこがつきませんからね。それこそ今まさに依頼をしようとしているマチルダがレオンが「ケガした」と聞いたら気持ちを変えかねなかったんじゃないかなと。大丈夫かなと思わせかねない場面です。いぶかしげな複雑な表情で、プレゼントを見せるレオンがさらにケガしていたとなれば、恐らく頼まなかった(ほかの人に依頼しようかと考えたり)可能性はあるように思います。
 まあそれにしてもケガを隠したり、見てもいないアニメのチャンネルを変えたりと二人とも見栄を張ってかっこつけてばかりですね(笑)



 風呂から上がるレオン。
 コップにミルクを注ぐマチルダ。


 M: 
 L:
 M:
 L:
 M:
 L:


 ピストルを一つ取り出して机に置く
 M:
 L:
 M:
 L:
 M:


 溜息をつくレオン
 L:
 M:


 銃に弾を込めるマチルダ
 M:
 L:
 M:
 L:
 M:
 L:


 明らかに落胆するマチルダ
 M;
 


 撃鉄を下ろすマチルダ
 銃口をこめかみにつける
 M:

 手を出すレオン。
 電気スタンドが消し飛んだ。
 胸をなでおろすレオンと、涙を流すマチルダ。


 M:
 レオンには聞こえていない様子。


 ということで、ここでマチルダが勝ち今後の流れが決定的になった場面ですね。
 レオンはマチルダの命を救ったわけですが……
 ということでここから字幕を付けていきます。



 風呂から上がるレオン。
 コップにミルクを注ぐマチルダ。
 M:
 殺しの依頼金の2万ドルよ
 名はスタンスフィールド
 麻薬取締局の4602号室に
 L:
 ダメだ
 M:
 なぜ?
 L:
 ヤバすぎる
 M:
 私に銃を貸してくれる?
 L:
 人には貸さない
 自分の銃を使え
 もう窓からは撃たないでくれよ


 ピストルを一つ取り出して机に置く
 M:
 とても意地悪ね
 平気で人を殺すくせに
 私のかたきは殺してくれないなんて 


 L:
 復讐は良くないぞ
 早く忘れた方がいい 

 M:
 忘れろ?
 床に書かれた弟の死体の線を見たのよ
 あいつらの頭をフッ飛ばしてやりたい
 L:
 人を殺すと全てが変わる
 取り返しがつかない
 目を片方開けて寝るはめに 
 M:
 そんなことどうでもいい
 私が欲しいのは愛か死よ
 それだけ


 溜息をつくレオン
 L:
 愛か死か……
 君のゲームにはもう疲れた

 M:
 人を優しくするすてきなゲームを知ってるの
 きっと気に入るわ


 銃に弾を込めるマチルダ
 M:
 私が勝ったら生涯あなたと一緒にいさせて
 L:
 負けたら?
 M:
 前みたいに1人で買い物を
 L:
 君は負けるぞ
 装填した時の音でわかる
 M:
 だから何?
 私が死んだら悲しむの?
 L:
 いいや


 明らかに落胆するマチルダ
 M;
 
 それは本心ね?
 私への愛がないことを願うわ
 もし私への愛がひとかけらでもあったら
 このことを後悔するから


 撃鉄を下ろすマチルダ
 銃口をこめかみにつける
 M:
 愛してるわ


 手を出すレオン。
 電気スタンドが消し飛んだ。
 胸をなでおろすレオンと、涙を流すマチルダ。
 M:
 私の勝ちよ


 レオンには聞こえていない様子。

 ということでここから解説です。




 風呂から上がるレオン。
 コップにミルクを注ぐマチルダ。


 M:
 Here!This is for contract.Twenty grand,right?His name is Norman Stansfield.And He's in room 4602 in the DEA building at 26 Federal Plaza.

 grandは前にも出ました。1000ドルですね。
 20grandということですから2万ドル。
 1ドル100円だとすれば200万円となります。
 一人あたり5grandと言ってましたから4人分ということでしょうか。
 マチルダの家族の中で、あの場所がお金の隠し場所だと気づいてたのは隠した張本人の父とマチルダ以外にはいないかもしれません。
 父の趣味がレゲエであり、「バーニングスピア」という有名でメジャーなグループを好きだということからブラッドがこの周辺が怪しいと睨んで、結局スピーカーから掠め取った麻薬を発見したことは以前書きました。
 これはヒントがあるわけです。

 Burning Spearによる「Marcus Children」の話
 とはいえ、まさか床板が外れてそこからお金が出てくるなどということは全くのノーヒントなわけですから。
 しかしこれ、それこそ前のアパートで5grandの話が出た時にそれこそ隣室に行って取ってくるくらいのことはできそうなものですが……(それじゃ話にならないか(笑))


 plazaは平方とか広場という意味です。
 恐らく「26連邦広場にDEAがあってそこの4602号室にスタンがいる」なんてことはわざわざマチルダに解説してもらわなくても、詳細までは知らなくても「わざわざ言われなくても、誰もがみんな大体のことは知っている」という感じがあるのではないかなと。移民としてわたってきて、英語は不得手でいろいろ雑事をトニーに任せてきたレオンでも、生活している以上は大体のことはわかっているのではないかと。
 それを敢えて言っているのは念押しとか、マチルダ自身によって確認済みだというニュアンスを持っていると思っていいでしょう。


 L:
 I'm not taking it.
 だって話してるレオンの目の前に金があるのだから、ここは正確にはbringのはずです。「持ってきたよ」と。
 マチルダが「レオン以外の場所へお金を持っていく」という意味でのtakeならtakingであっているはずです。 
 そういう風に考え始めると、学校の教科書的には「おかしい!」となりかねないなと思うわけですが。


 ここはもっと緩く、「Take it!」で「持ってけ!」みたいな。そういうノリで理解していいと思います。
 だからnot taking itで「受け取れない」んだなと。receiveで「受ける、受け取る」ですがそういう感じのtakeだなくらいでいいんじゃないかなと思います。


 M:
 Why not?
 これも鬼門ですね。

 受験でもよく出ますが、意味が多くて私も苦手ですこれ。
 詳しくはここでまとめてありますが、基本的に3つですね。
 ①whyの「なぜ?」とほとんど変わらない意味。
 「どうしてnotなの?」という感じ。whyでいいし、この場面もwhyで通じますよね。
 ②「どうしてnotであろうか(いや、notではない)」という漢文の反語みたいな感じ。大賛成という感じですね。
 三国志風に言えば
 「義兄弟になろうぜ」と言われて答える時に
 Why not?と答えると。
 「どうして貴兄のその提案をこの私が断るはずがあろうか。喜んで受け入れようとも」
 という感じのWhy not? ですね(笑)
 ③ただ単に提案するときに使われる表現ですね。
 これ「どう?」って感じで意味がなさすぎてかえって迷うなと思います。
 「Why not see the doctor.」なんて普通「Why don't you see~」使うだろと思うんですが。
 この③があるせいでニガテ意識があるんですよね。
 野球で言うチェンジアップみたいな。肩透かしみたいな感じがしますね(笑)


 L:
 Too heavy.
 「ヤバすぎる」んだと。
 でもこれはマチルダ一家襲撃をその前日からカギ穴から見ていたレオンにとっては、相手が悪すぎるなということで最初から決めていたことなんじゃないかなと思いますね。


 M:
 Well,would you rent me your gear for the day?
 gearは「装備」ですね。
 要するにレオンの銃を貸してくれと言います。
 rent はレンタルとかの意味ですね。
 「金出すから貸してくれ」というニュアンスがあると言えるでしょう。

 L:
 I never lend out my gear.You still got your gun.Use it.Just do me a favor.Don't shoot out the window,OK?

 先ほどのrentはレンタルであり、「金ありで貸す」意味でしたが。
 lend outもlend out moneyで「金貸しをする」という意味になり、ほとんど変わりません。一応図書館の本もlendで貸し出します。
 「俺は自分の装備は貸さない。まだ自分の銃持ってるだろ。それを使え。あとお願いだけど、窓から撃つのは勘弁してくれよ」と言ってますね。
 以前に窓からマチルダが乱射したことを踏まえてのものでしょう。
 そうやることやそれによる脅しでレオンを動かそうとするのは勘弁してくれと。



 ピストルを一つ取り出して机に置く
 M:
 Why are you so mean to me?You're out there killing people you don't give a shit about,you won't get the bastards who killed my whole family.
 meanは形容詞ですね。
 「意地が悪い」という意味です。名詞なら「平均」とかもあります。


 「You're out there」これは非常に難しいと思います。
 you're thereでも通じると。
 直訳すれば
 「あなたはあそこにいる」なんですけど、このoutはthereにかかってないんですね。マチルダはレオンに対して「レオンはあそこにいる」と言っているわけではないし、まして「あそこにいて、その外れに位置する」というわけではないんだと。
 「今いるところからちょっと離れた」という意味のoutであり、かかっているのは「今いるところ」なんですよね。「今いるところから外れたそこ」にいると言いたいんだと。
 つまり、普通に生活しててお仕事でちょっとお出かけすることを意味している。お仕事で掃除屋やっているわけですから。
 そしてそこでkilling peopleしてるわけですね。その後はこのkilling peopleにかかってます。


 ・give O aboutで、否定文かつOが汚い言葉(a shitですね)だと「関心をもたない、興味のない」という意味になります。
 なので「あなたはお出かけしては大して関心を持たない人を殺す」のに、「私の家族全員を殺すようなクソ野郎は殺さない」という意味になるでしょう。
 もっと言えば「どうでもいいヤツは殺せるのに、クソ野郎は殺せないのか」と。
 義賊とか義憤とか言葉がありますけど、「どうでもいいヤツは殺せるのにどうでもよくないヤツは殺せないんかい」とマチルダは言ってます。本来は逆であるべきでしょうに、それじゃあべこべではないかと。
 厄介で面倒だから受けて欲しいし、あるべき仕事なのにところが厄介で面倒だからこそ受けない。
 つまりあんたは簡単な仕事しか受けてないんだねというマチルダによる痛烈な皮肉だと言っていいでしょう。プロの名が泣くぜと。



 L:

 Revenge is not good,Mathilda.Believe.It's better to forget.
 ここですごい違和感のある言葉が出てきました。
 「復讐は良くないよマチルダ。信じなさい。忘れた方がいいと」
 ちょっと違和感がありますので、「忘れた方がずっといい」とかにした方がいいですね。
 忘れる方がいいということを信じろ、とレオンは言っている。
 これはレオンの経験に基づくものでしょうが、結構唐突な感じがありますね。


 M:
 To forget?After I've seen the outline of my brother's body on the floor!You expect me to forget?I want to kill those sons-of-bitches!I want to blow their fucking heads off!

 少し違和感がありますが、
 「弟の体を示したあのアウトラインを見た後に?(忘れろ?)」という感じですね。死体の周りにチョークで書き込むやつですね。
 それを見た後の私に忘れろっていうんかいと。
 「やつらの腐った頭ブッ飛ばしてやりたい」とマチルダは言ってます。
 sons-of-bitchesですが、son of a bitchとして有名ですね。「サノバビッチ」という言葉として日本にも入ってますが。
 これの複数形です。
 直訳すれば「売女(ばいた)の息子」という意味になります。売春婦の息子め、という罵りですね。


 とはいえそういう意味は薄れており「この野郎」とかそういう意味の方があるでしょうが。
 日本語でもこういう例はありますよね。「貴様」とか、両方いかにも尊い相手に対して使っているようでありながら今では「てめえ」みたいな意味になってますし。「お前」「君」とかも元々は高い相手に対してのものだったろうに、今は普通に使われてますからね。そういう意味の変遷とか推移というのはあるなと思います。
 今もし「貴様」と言いつつ相手に最大限の敬意を払う、なんてことをしたらブッ飛ばされるんじゃないかなと思いますね(笑)


 とはいえ、まあそういう意味の変遷とは別に感情のしこりは残り続ける、というのはあると思います。
 例えばメキシコですが、メキシコの人々は死を軽く扱い、楽しむような様子があります。
 これというのはメキシコの人々の間に「オレたちは支配され、産まされた女たちの子孫だ」という意識が根強いことと深く関係していると。支配され、奴隷となり、拒否権なく産まされた。
 歴史や文化がその意識から芽生えていることがこういう文化をもたらした、だとすれば帝国主義の根はいまだに深いものがあると言えるでしょう。
 son of a bitchという言葉からその意味は薄れたのかもしれませんが、だからこそ恐らくはかえってどこかでその感情を発散しなくてはならない、そういう衝動をメキシコの文化からは感じますね。



 L:
 Nothing's the same after you've killed someone.Your life is changed forever.You'll have to sleep with one eye open for the rest of your life.
 「人を殺した後では何もかもが同じではいられない」もしくは「人を殺した後ではすべてが変わる」と訳していいでしょう。
 restは「休み」という意味ですが「残り」という意味もあります。
 「人生の残り全てで片目開けて寝なくちゃならなくなる」
 あるいはもっと広い意味で
 「人生の休息に当たる時全てで片目開けて寝なくちゃならなくなる」
 でもいいかなと思います。
 とにかく気が休まることはないのだと。
 仇と付け狙う人が来ようと来まいと、それを常に恐れていなくちゃならなくなるんだと。


 でもマチルダにはそれがわかりません。
 M:
 I don't give a shit about sleeping,Leon!I want love……or death.That's it!
 さっきも出た表現ですね。
 「寝ることとか全然興味ない」と。
 聞く耳を持たない……というよりは、マチルダには経験がないので気が休まらないことの(あるいは気が休まり、普通に生活できることの)重さが分からない。レオンとの間には明らかに越えられない一線があります。
 マチルダにはそうではない視点があるからこそいいのであり、レオンはそうではないからこその視点がある、そういう相補的なものはあるとは思いますが、ここでは全く理解し合うことができないでいる。



 溜息をつくレオン
 L:
 Love or death.Get off my case,Mathilda.I'm tired of your games.
 「愛か死か」
 レオンが示した生きるために常に片目開けて生きることの辛さの前に、マチルダが示したのは「愛か死か」……話が通じないですね。
 だから言います。
 「get off my case」
 get offは「降りる、離れる、去る」という意味ですね。
 caseは「例、ケース、件」とかありますが。この稼業ですね。
 この仕事を辞めて去りなさいと言っています。
 生き残るためにミスのないようにやるレオンとではあまりにも話が合わなすぎる。
 tiredは「疲れた」もありますが、「うんざりだ」という意味でしょうね。どちらでもいいと思いますけど。



 M:
 That's really great game,Leon.It makes people neicer and gets 'em thinking.It's kinda game you love.
 すごいゲームなんだよと。
 人々をより良くし、「愛と死」について考えることができる。
 kindaはkind ofのスラングですね。「種類の」といういみもありますが、「少しは、ちょっとは」という意味もあるようです。
 「あなたが気に入るタイプのゲームだ」という意味でも、「ちょっとは気に入るんじゃない?」という意味にも取れるようです。
 まあここは銃を扱うことを生業にしているレオンなわけですから、「種類の」で取った方がいいかもしれません。



 銃に弾を込めるマチルダ
 M:
 If I win.you keep me with you……for life.

 L:
 And if you lose?

 M:
 You'll go shopping alone,like before.

 L:
 You're gonna lose,Mathilda.There's a round in the chamber,I heard it.
 roundは「弾」ですね。
 chamberは「薬室」です。
 「薬室に弾がある、それが聞こえた」んだと。
 装填された音がしたから、弾が入ってるよと。


 M:
 So what?What's it to you if I end up with a bullet in the head,huh?
 「だから?
 もし弾が頭に入って終わるとすれば、どうするの?」という感じでしょうか。
 文法的に重要なのは、「if節だけど仮定の話だから現在形」とかいうヤツですね。
 頭を撃ち抜くというのは未来のことですからwillとか出てきそうなものですけど、でもここは完全に現在形でOKというヤツです。
 これは高校で習うことですが、じゃあそのif節でwillを使うヤツは全くないのかといえばありますね。


 「もし~したい意志があるのであれば」というような意志を表す場合はこの中でもwillを使う場合があると。
 そういえばwillは名詞で「意志」でした。
 「あんたにそういう気があるのなら」という意味合いを含む場合は、if節でもwillを使う場合があるということですね。
 「If you will sign here, you can move in there anytime.(こちらに署名していただければ、あとはいつでも入居可能です)」
 「入りたいのであれば」「あんたに入る気があるなら」という意味ですね。
 字面というよりはニュアンスの勝負だし、一番肝心なそこんところを聞きたいんだよと。
 まるでそのために敢えてwillを入れて突っ込んでいるかのようですね。


 L:
 Nothing.


 明らかに落胆するマチルダ
 M;
 
 I hope you're not lying,Leon.I really hope that down deep inside there's no love in you.Cause if there is,just you had a little bit of love in you for me.I think that in a few minutes you're gonna regret you never said anything.

 「レオンがウソを言ってないことを望む」んだと。
 「レオンの心の奥底まで愛が全くないことを望む」
 「もしも少しでもそういう気持ちがあったなら、レオンはしばらくの間何も言えずに後悔すると思うから」


 そういう風にレオンに苦しんでほしくないと言うわけですね。
 人を愛するとか大切だという世界は本当に苦しむ。苦しむことになる。
 でもそうではなく、どうでもいい相手を相手にして(あるいは撃って)いる世界では、全く苦しむことはない。どうでもいいわけだから。
 苦しまないということは、幸せだということではないのかと。
 マチルダはつまりレオンの幸せをここで願っている。
 苦しまないということは幸せだし、それを知らないということは幸せなことなんだと。
 「愛か死か」なんてゲームみたいな話だし、観念的だし、お子ちゃまな話であり、毎日復讐の恐ろしさに怯えるレオンにとってはしょうもない話にしか思えなかった。普通の日常を手放したいなんてのがレオンにとってはあり得ない。ここまででは本気でマチルダのことをそう思っていた節があります。
 でもマチルダの方にはマチルダなりの、愛があり大切な人に危害が加えられたからこそぶっ殺してやると。相手に復讐せずにはいられないという気持ちがしっかりとある。それは理由になるし、決して頭でっかちではないと。きわめて具体的で正当な理由になるわけです。
 そしてそれがわからないレオンではない……




 撃鉄を下ろすマチルダ
 銃口をこめかみにつける
 M:


 手を出すレオン。
 電気スタンドが消し飛んだ。
 胸をなでおろすレオンと、涙を流すマチルダ。
 M:
 レオンには聞こえていない様子。


 はい、ということでいかがだったでしょうか。
 最後にざっとおさらいして今日もおしまいですね。
 おつかれさまでしたー。




 風呂から上がるレオン。
 コップにミルクを注ぐマチルダ。
 M:
 Here!This is for contract.Twenty grand,right?His name is Norman Stansfield.And He's in room 4602 in the DEA building at 26 Federal Plaza.
 L:
 I'm not taking it.
 M:
 Why not?
 L:
 Too heavy.
 M:
 Well,would you rent me your gear for the day?
 L:
 I never lend out my gear.You still got your gun.Use it.Just do me a favor.Don't shoot out the window,OK?


 ピストルを一つ取り出して机に置く
 M:
 Why are you so mean to me?You're out there killing people you don't give a shit about,you won't get the bastards who killed my whole family.
 L:
 Revenge is not good,Mathilda.Believe.It's better to forget.
 M:
 To forget?After I've seen the outline of my brother's body on the floor!You expect me to forget?I want to kill those sons-of-bitches!I want to blow their fucking heads off!
 L:
 Nothing's the same after you've killed someone.Your life is changed forever.You'll have to sleep with one eye open for the rest of your life.
 M:
 I don't give a shit about sleeping,Leon!I want love……or death.That's it!


 溜息をつくレオン
 L:
 Love or death.Get off my case,Mathilda.I'm tired of your games.
 M:
 That's really great game,Leon.It makes people neicer and gets 'em thinking.It's kinda game you love.
 銃に弾を込めるマチルダ
 M:
 If I win.you keep me with you……for life.
 L:
 And if you lose?
 M:
 You'll go shopping alone,like before.
 L:
 You're gonna lose,Mathilda.There's a round in the chamber,I heard it.
 M:
 So what?What's it to you if I end up with a bullet in the head,huh?
 L:
 Nothing.


 明らかに落胆するマチルダ
 M;
 
 I hope you're not lying,Leon.I really hope that down deep inside there's no love in you.Cause if there is,just you had a little bit of love in you for me.I think that in a few minutes you're gonna regret you never said anything.


 撃鉄を下ろすマチルダ
 銃口をこめかみにつける
 M:
 I love you,Leon.
 手を出すレオン。
 電気スタンドが消し飛んだ。
 胸をなでおろすレオンと、涙を流すマチルダ。
 M:
 I win.
 レオンには聞こえていない様子。





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