NIKITAフランス語3日目、尋問されるニキータと所有格の変化、uとrの音について





 ということで今日もフランス語ですね。
 基礎知識ですが、uについてですね。これはそのまま「ユー」と読みますが、ただ音が非常に高いです。ここが要注意なんですよね。
 どのくらい高いかと言えば、日本語で言えば愚痴る時に「そんなこと普通ゆうかー?(言うか)」とおおげさに言ったりしますが、この時の「う」で声が裏返ったりしますよね。このくらい高い音です。このくらい高い音で、この高い「ユ」でまるで歌うかのように発音すると。そうすれば完成です。
 これを知ってて得したことはありませんが(笑)、フランス語の先生にかなり言われたので間違いないとは思いますが、直接役に立ったことはないです(笑)まあ豆知識って感じですね。

 例えば、光という意味の「lumière」(リュミエール)
 とかいいですね。「ルミエール」じゃなくて「リュミエール」ですからね。ここ重要です。
 ついでにこれ女性名詞なので la lumière
 
 となります。ここでu音を「う」ではなく「ゆ」で敢えて作るというのが大切ですね。



 ついでにrの音ですね。rの音はrとlで英語で鬼門みたいになってますが、フランス語はそれに比べると非常にわかりやすいです。のどで痰(たん)を「グァァァ」って切る感じありますよね。この感じがフランス語で言うところの「r」の音になります。英語で「汚いラ行」とか言ったりしますけど、フランス語の方が遥かに汚い印象ですね。「おい、いきなり痰吐くなよ」と言われそうな、周囲に下品な印象を与えかねない印象ですが、でもこれ知っとくと英語でも生きると思いますよ。ああこれがrとlの違いかーってのを漠然とながら掴むことができる。多分フランス語話者はかなり極端ですけど、rとlは全くの別物だというのをよくわかっているなと思います。それが英語の学習にもかなり生きているように思いますね。

 これベストな例はtrès(トレ)でしょうね。トレビヤンとかいうあのトレです。英語で言うveryですね。
 trèsの発音
 
 トレボン(très bon、very goodのこと)
 
 トレビヤン(très bien、very wellのこと)
 
 トレの練習
 

 この「トゥへ」って感じの音を掴んでおくと、「r」音の感じってこうなのかってのが掴めていいかなと思います。
 ということで今日は「u」と「r」についてですね。


 ・ニキータは銃撃戦の唯一の生き残りとして逮捕されます。しかも明らかに銃がありますから、警官を撃ったのも間違いありません。
 尋問されます。
 「書くものくれ」
 ということでニキータがいうのが
 「クレヨン」ですね。
 「crayon」と言います。
 
 これちょっと違いますね。
 「クヘヨン」の方が近いと思います。
 「鉛筆は?」って感じですね。男性名詞なのでleが付きます。が、ここは冠詞全くなしですね。
 男性はようやく書く気になったかと鉛筆を出しますが、ニキータはその鉛筆を油断している男の手に突き立てます。


 「よし、名前と姓を書け」
 ということですが、
 「ton nom et ton prénom」
  と言います。
 
 書くって動詞はécrire(エクリール)と言いますが、これ使ってないのでわかりません(笑)記入でもないしなんだろうなあ。

 ・これ英語では「Write your first and last name.」となりますね。
 first nameは個々人の名前ですね。
 last nameは苗字となります。
 英語だと順番が逆なので違和感がありますが、「my name is 名前 苗字」で授業とかでも言うと思いますのであああれかとなるんじゃないかなと。

 ・で、ここからがまた難しくなるんですけどこのmyとかyour、his、herとかに当たるいわゆる所有格ってヤツですね。これがクセがあるんですね。
 nomとprénomという名詞は男性名詞なんですけど、男性名詞なのでyourに当たるところにtonが来てます。


 この所有格が英語であればmy your his herでよかったんですけどね。それ以上難しく考える必要がなかった。
 でもフランス語は、対象の言葉が男性名詞か女性名詞かで変わるんですね。
 ・my→mon ma mes
 ・your→ton ta tes
 ・his(her)→son sa ses
 というのがあるんですね。
 
 なんか発音ぎこちないな(笑)


 これ発音に関しては
 「モンマメ、トンタテ、ソンサセ」と呪文のようなことになってますが。まあこのように変化するわけです。それぞれ男性名詞、女性名詞、複数形ですね。
 で、「あなたの名前を書け」ということなので。
 あなたのなので「トン、タ、テ」欄だなと。
 で「名前」であるnomが男性名詞なのでtonになる。
 なので「ton nom」が正解と。
 こういう仕組みがあります。
 「おまえらの」という意味なら「tes nom」となりますし。
 例えば「テーブル」に当たるtable(ターブル)は女性名詞なので
 「お前のテーブルがどんなもんか書け」というシチュエーションがあるとすれば、
 「ta table」という表現になりますね。
 


 まあこういうややこしいヤツがあるんですよということですが。
 えー対象の言葉が男性名詞か女性名詞かも覚えないといけないのに、その上で変化とかどうすりゃいいんだとなると思うんですけど。
 分からない時はいっそ全部男性名詞扱いして「mon ton son」だけ使おうとかでもいいんじゃないですかね(笑)
 よほど気になって指摘したい時は、相手の方から修正してくれると思いますので(笑)
 これによって英語的な「my your his」ですべて言ってしまおうぜと。
 で余裕ができてきたらいろいろ使い分けも考えようかなとなればいいんじゃないかなと思いますね。
 とにかく正解が分からんから使えないではなく、まあ間違っててもいいから使おうかってのが大切かなと思います。



 最後にどうでもいい余談ですが、princeという名詞があります。
 「星の王子様」が
 「Le petit prince」
 
 となるんですけど、まあ男性名詞なのでle princeですね。
 これ「プリンス」と読みたくなると思うんですけど、実は違うんですね。
 発音規則に従って読み進めると「プランス」という感じの発音になるのがフランス語なんです。
 
 プリンスではなくプランス(いや正確にはプァンス、プガンスって感じですかね)……これ知ってから10年以上たちますが違和感しかないということをふと思い出して書いておこうと思ったという話です(笑)
 この手の「i」なんだけど「ア」の音になる例が時々ありますのでけっこうこれ地味に重要ですね(笑)
 完全に余談でした(笑)


 ということで今日は主に所有格の変化についてのお話でしたね。
 今日はここまでとします。
 お疲れ様でしたー。







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