ということでこのトーラクのプリン特集も三回目、これで最終回となりましたよ。
しかしわたしはレモン系で凄まじく美味しいもの、というものにあまり出会ったことがありませんが。
しかしそこはこのトーラクのプリンですから。
一度目は黄金桃、二度目はマスカットときて、きっと三回目は三度目の正直で星を三つもぎ取っていくかのような素晴らしいものなんじゃないかなと期待しております。
あれほど冴えわたるような天才的な味わいを今度はレモンに対していかように示してくれるのか。これは楽しみでなりませんよ。
まああんまりハードル上げすぎてもあれなんで(笑)、早速食べていこうかなと。
ほう、これは……まるでヨーグルトのように真っ白ですな。
そういえばプリンとは一言も書いてませんでしたな(笑)
確かレアチーズとありましたが。
レアチーズといえばレアチーズケーキでしょうか。
つまりこれはプリンではなくレアチーズ……ケーキなのか。
チーズケーキにしてはまるでプリンかヨーグルトのようにしか見えませんが。
気になるところですよこれは。
なんという弾力だ!
この弾力は昨日のマスカットの弾力を遥かに越えている!
昨日のあれは確か蒜山のヨーグルトのリスペクトとか言いましたがこれはそれを越えている。
スプーンが……刺さらないとは! スプーンをかわして、この一個の単体として保とうとする……
まるでナタデココとかの個体ひとかたまりのように感じられる。そこまでいかないけどかなりそっち方向を向いているなと。
……。
うーむ。
確かに美味しい。
レアチーズケーキとかにあるレアチーズの味わいがしっかりしている。
そしてほのかにあるのがレモンの風味だが。
しかし……
一度目は黄金桃、二度目はマスカットときて果物にある果物本来のうまみというものを存分に活かそうという方向性を強く感じたものでしたが。
いやおいしいですよ。レアチーズというもののうまさがはっきりと伝わってくる。
そしてあくまで添え物としてのレモンという立ち位置ですね。これは。
主役ではない。
流れの中で主役はこいつだろうという流れがありながらその役を引き受けていない。ちょっとそこに「レモンを主役として立てるのは難しかった」というような感じの印象がありますね。
レアチーズの後口にレモンの清涼感が残る。さっぱりとしていてすがすがしい。
例えば、刺身にワサビを使ったりしますが。
あのワサビの辛味によって刺身にわずかに残る生臭み、そして舌触りの悪さを舌の方を若干マヒさせることによって最高のうまみを引き出そうとするものだと言えると思うんです、それは。
でもそれって積極的姿勢というよりはかなり消極的姿勢だと言えると思うんですよね。本当に新鮮で素晴らしいモノであれば本来は必要ない工夫であると思います。
というよりワサビで舌をマヒさせることが=うまいとなっている節さえある。これはどうなんだろうなあと思うことも多々あります。果たして本当にそれによってそのもの本来の味わいを引き出そうとしているのかどうなのか。
このレモンも同じで、主役ではない、だとすれば添え物としての位置なのか、だとすればレアチーズの本来の味わいを本当に引き出そうとしているのか、そういうのがよくわかりませんでした。
確かにレアチーズの味を損ねてはいない、そこに絶妙なバランスがあるだろうし、そのバランスの具合はつまりレアチーズを活かすための方向性の上に展開されているのはわかるし、もちろんレアチーズの味を殺すほどではないわけですが。
繊細で、きつくなく、引き立たせているというところと主張の弱さとがなんとなく≒に見えなくもない。この具合がどうも、レアチーズ一本ではダメだったのかというのとうまく分かれない感じですね。確かに全体的に軽く食べられるといえばそうなんですが。
★★★
星は0個、個人的には50点ですね。
レアチーズとレモンとの新しい味わいと言えば確かにそうなる。
とはいえそれもメチャメチャパンチが効いているかといえばピーンとこない。
確かに美味しいんですけどね。
これレモン必要だったのかなあ? ってのが今一つよくわかりませんでした(笑)
ハードルあげまくってみましたけど(笑)、可もなく不可もなく感がかなりありましたね。
うーんなんとなくうまく言えませんね。
まあ実際は食べてみてうおおおおお!!!
となれば試合終了だし、そう悩むところでもないかー(笑)
この記事へのコメント