ということでつい先日最終回を迎えた甘いもの企画の続編がスタートしたということで(笑)、じゃああの涙のフィナーレはなんだったんだよと言われそうですが食べ過ぎて体調崩したけど復活したからじゃあ続きを書こうというようなお話ですね(笑)おっちゃん甘いもの連発で食えるほど若くないっす(笑)
あと、終わってからデータ分析してみると意外と好評だったのも大きいですね(笑)
セブンのティラミスとかいきなり登場して上位になってましたからね。三国志とか劉備とか結構書いてますけど、いまだに分析対象にすら乗らないほど三国志の壁は厚いんですよね。
ところがセブンのティラミスの壁は意外と薄かったというですね(笑)
まあ食べ過ぎさえしなければ、けっこういいネタなんじゃないでしょうかね(笑)
ということで先日極(きわみかな?)系を制覇してってくれというのがあったのでそっちを攻めていこうと思います。
プリンを企画に出したのは初めてですね。
意外と食べてない(笑)
まあ6回でギブアップしたわけだからそりゃあ食べてないわけだ(笑)
外観チェックですね。
あけてみたところです。
まるで焼きプリンを思わせるような表面ですが、実際食べてみた印象は焼きプリンにかなり近いですね。
甘さはかなり控えめであり、卵由来の風味をかなり効かせています。
かなりいい卵を使っているのでしょうが、その卵からくる風味とコクを活かしているし、活かそうとしているなと。この卵の風味が身上ですね。
食べた後の食感がさっぱりとしていて心地よい。
なるほど、砂糖をベタベタに使った甘いプリンは多数市販されているでしょうが、でもそれって甘さを感じたとしても果たして美味しい境地を目指していただろうか。
そう、これにも一種の例の「メロン風味」現象があるんですよね。
メロン風味がメロンを逆転するように、これもまたプリン風味がプリンを駆逐していたことに気付かされる。ここにある違和感というのは「あれ? プリンってもっと甘いものじゃなかったっけ?」というズレなんですよね。
じゃあこのプリンは失敗作なのかといえばそんなことはない。
風味や舌触りは繊細であり、卵の風味を存分に引き出そうとしておりそれによって「プリン」という甘い物体であり固定概念に立ち向かおうとしているといえる。
かなり挑戦的な一品だと言えるでしょうし、問題提起をしていると言えるでしょう。
しかし果たしてこれは確固たる地位を築こうとしているだろうか。
いや、それを100円で買ってきたプリンに対して言うのはかなり過酷と言わざるを得ないだろう(笑)
挑戦的であり、よく考えられているがしかし、止揚の心意義が希薄なのを感じる。
止揚
しかし……
おおこれは……
仕組みはよくわからんが、途中からカラメルソースがにじみ出始めている。
なるほど、確かに自家製カラメルソースについてどこかに書いてあったっけ。
これですね。
これが途中からにじみ出ることによってプリンの味わいに濃淡をつけようというわけか。
確かにこれはおいしい。
舌が慣れてきたころにこうして新しい味わいを味わわせようと。
これによって確かに新しい味わいに触れることができ、味わいを新たにすることができるようになるわけだ。
しかしじゃあその味わいはどうかといえば、ちょっとパンチに欠けるかなと。
ある意味では繊細さ、それを一貫して突き詰めようという方向性は感じる。
よく考えられているし、よく練られている。
挑戦的であり、繊細。
しかし……
あれですね。
将太くんが清水さんにカツオをこれでもかと技巧を使って戦いを挑んだことがありましたが。
工夫に次ぐ工夫、会場は大喝采。
でもあれ清水さんが勝ったんですよ。
天日塩という塩を使うことで工夫ではなくストレートで清水さんが押し切ったんですよね。
清水さんは将太君に気にすんなとは言ってましたけど、でもそれによく似ている、もの雰囲気を感じますね。
恐らくここにある方向性はよそで生きているんだろうなというのを感じます。まあ100円のプリンですから(笑)
この方向性、工夫、力強さというのはよそで応用されて光彩を放っているのだろう、私がこうして食べているのはそのうちのほんの少しに過ぎない。
そういう氷山の一角的な存在を感じさせるプリンでしたね。
最後、カラメルがたくさん出てきてプリンがおぼれてますけど(笑)、こうなるとカラメルのあらがはっきりと感じ取れるようになってくる。要するに、比とかグラデーションとかじゃなくて、量が最後多すぎるんですよね。ドバっと出てきて、明らかにバランスを崩しているなと。プリンの味わいの繊細さに対してカラメルの量の多さ。これではバランスが崩れている。これはいただけないかなと思いましたね。ここはなんとかなりそうなものですが。
★★★
星は0個、個人的には50点としたいところですね。
素晴らしいと思いつつも、わたしビターな感じが苦手で(笑)なんかビターって奥行きを感じさせるのと同時に本気出せるけど出さなかった感がありますよね。
なんかそういう雰囲気をひしひしと感じました。
非常に美味しかったですけどね。ただ非常に面白かったのは確かです。
最後、カラメルソースに溺れているプリンのかたまりとかけっこう壮観でしたね。
なかなか見られる光景ではないように思いました。
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