♯4 とろけるティラミス(セブンイレブン)、食ひてとろけたるものなりというお話






 ということで今日で第4弾ですが、今日は近所のセブンで売ってたとろけるティラミスです。
 ティラミス……‼‼‼
 こいつは難しいぜ……



 何が難しいんだよ(笑)って思われる方も多いと思いますけど、ティラミスってのは当たるも八卦、当たらぬも八卦、非常に難しいヤツです。難敵の部類に入ると言っていい。
 けっこうよく期待を裏切ってくれるヤツなんですよ(笑)
 食べたいなと思ったら大ハズレ、もう一生食わねえぞという頃になって大当たりが出てくる。
 非常に厄介な相手だと言えます。



 いやね、わたしも甘いものに関して別に抵抗があるわけじゃないんです。紅茶とあと抹茶系に関しては昔からもう全くダメだけど(笑)(いや正確には抹茶の渋いのと甘いのがミックスされたのがダメ。茶の苦さとか渋さはもともとかなり大好きな方なんですけどね。それを敢えてミックスすんじゃねえよという感じですかね(笑)
 甘いもの食べてお茶で一息じゃなくて、それめんどうだから一緒にしちゃいましょう的時短術みたいなのを感じるからかもしれません(笑)
 ごはんとみそ汁と漬物ミックス茶漬けみたいな……(笑)
 余談でした(笑))



 でも大人になるってことは甘いものに触れる機会が増え、それにつれて経験も増えるわけじゃないですか。
 そうなると、あこれはあかんヤツだなってのに時々でくわすことがあったりするんです。


 そういう場合、大体が
イチゴのショートケーキ、
もしくは
ティラミスですね。


 大体あれ? なんかおかしいな? という違和感から始まり、食後の胸焼けに繋がり、ちょっと寝込まねば……という風になってしまう。
 そういう時の何が問題かって、ショートケーキに含まれる生クリームが粗悪で油っぽさが強い場合が多い。同様な理由でティラミスもですね。





油というより、あれ?
オレ、もしかして
ニスか絵具
でも
食べてるんじゃない
か……?
というかのような、あの絶望的な感覚ですね。大体こういう感覚が発動したら寝込むのは間違いなし。
 小さい頃は勢いとケーキだあ!というあの無邪気な反射とでイケてしまうものなんだと思うんですが。胃袋も頑丈だし。
 しかし大きくなるとそうはいかなくなる。
 これ、もしかしたら食べて寝込む系のヤツかも……という今までに培った経験が運命を分ける。
 明暗を分ける。そういう感じがしますね。
 食べながらけっこう背中に冷や汗感じてますね(笑)


 大きくなって甘いものが完全にキライになる、なんてのはウソだと思いますけど、でもじゃあ本当にキライにならないかと言えばそうではない。けっこうキライになると思いますよ。


 で、そのきっかけって大体イチゴのショートケーキもしくはティラミスからきていると。そういうお話でしたね(笑)
 ということでおっさんの味覚によるティラミスの解説、始まり始まり(笑)





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 新商品とありますけど、昔からある気がしますけどね(笑)
 なんていうのは野暮な話なのでしょうから、気にしないでおきましょう(笑)


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 何層かあるなというのが横から見て取れます。


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 よく見てみると、親切に書いてありましたね(笑)
 ・ココアパウダー
 ・チョコソース
 ・ティラミスクリーム
 ・ティラミスムース
 ・コーヒーシロップがけスポンジ
 計5つに分かれるようです。
 けっこう順番はいろいろ交錯するようですね。




 ①ココアパウダーと➁ティラミスクリーム
 確かにココアの香気が伝わってきますね。


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 (なんかズレてる?(笑))

 ティラミスクリームが下に広がっていますが、これをココアの香気と共に味合わせようという心意義のようなものを感じます。
 じゃあ敢えてその心意義を無視してクリームのみを食べてみたら? と思ったら確かにクリームですが。
 決して最上とはいえない、かといって粗悪ともいえない。可もなく不可もなくという印象です。ふわふわしてて、まあティラミスクリームだなと。
 これはどういう感じだろうか。
 ご飯にふりかけかけて食べるかのように、このクリームにココアパウダーをかけて食べているという感じの印象でしたね。
 決して悪くはないかなと。〇とします。
 ふわふわとした食感の良さはありますが、ただそれ自体の存在感は薄いかなと。
 うーむ。
 まさに「ご飯」的な感じの立ち位置ですね(笑)



 ③チョコソース
 食べ進んでいると硬い岩盤層のようなものに突き当たります。

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 なるほど、これがチョコソース層かと。
 (写真では下のスポンジ層と紛れてますが(笑))


 確かにこの柔らかい中で恐らくは唯一の硬い層だと言えるでしょう。
 「チョコソース」というとかけられてる感じの液体的なイメージでしたが、全く違うと。
 このティラミスの中で唯一絶対の硬い岩盤層、それがどうやらチョコソース層のようです。


 食べてみると、……これどっかで食べたことあるなあと。
 そう、昔このチョコの味を使ったアイス食べたことあるなあ。
 なんかミルク味にチョコのソースがたくさん垂らされて固まったかのようなアイス。なんかあれ思い出しました。名前は思い出せませんけど(笑)
 あれ、そんなに好きじゃなかったかな……(笑)
 △とします(笑)
 別にそんなに美味しくはないと思いますが(笑)、ただ硬い食感をもたらす唯一の場所だと思えばけっこう存在意義がバカにならないなと思います。
 そういう意味での働きの大きさは感じるなと。



 ④コーヒーシロップがけスポンジ
 む……
 確かに程よい苦みがある。
 苦過ぎず、かといって全く苦くないことはない。
 確かにいい苦みだと思います。しかし……


 なるほど、①のココアパウダーってのはココアにある若干の苦みの演出を狙ったものかとここで気づきました。
 ティラミスの味わいは確かに苦みこそが身上、その苦みが甘さを引き立たせ、感動へ、そして魂を揺さぶるほどの激震となり、そしてリピーターへ(笑)とまあこうなるわけですよ。
 それを思えば、ここで初めて主役が登場したと言っていい。


 確かに味わいはいい。この苦み、そしてその苦みを長く伝えるためにもこのスポンジ層は確かに必須。
 及第点かつ及第点。



 そして⑤ティラミスムースの段階になるわけですが。
 ここで苦みで突き落とされた絶望が救われることによる、その救済としての甘みの段階がくるわけです。
 いってみれば起承転結の転、それから結ですね。
 この2段階をこの④→⑤で味わうことになると。
 悲劇からの救済、絶望からの救済としての甘み。
 それはどうかといえば確かに美味しいんです、普通に美味しい、でもじゃあ転を受けての結を果たして必要とするものだろうか?
 ここが問題です。


 そして⑥なんと記載されていない段階、すなわちコーヒーシロップがしっかりとたまった段階としてのスポンジ層が最後に現れます。


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 掘削作業現場




 しかしこれをどう表現すればいいんだろう。
 悲劇からの救済からの更なる突き落とし。
 絶望からのラッキーからの転落。
 そんな感じでしょうか。


 いや、言いたいことはわかりますよ。
 あー食べ終わったな、最後苦かったからなんか欲しいなと。そうなるとお茶なりジュースなりを新たに求めて食べた人は再度店内へと走ることでしょう。
 「ちょっともう一本」明らかな商売主義です(笑)


 でもそれが何を意味するか。
 ストーリー性の放棄だし、つまりは完結の完の放棄なんです。
 自身の内でストーリーを完結させることを放棄した。放棄されたストーリーはよそで完結しなくてはならなくなった。だからこそ再び購買を必要とする。
 賢いし、賢明だと言わざるを得ない。
 でもそれは自らの内ですべてを引き受けて完結を志すという矜持に欠けるといっていい。商売主義の内なる完結は、美意識をそのうちで昇華し、高め、発露させることを放棄させている。


 矜持なくして完結なし。
 絶望ですら、いつかはその絶望の深さに心安げる境地もあろうものが、そのストーリー性の剥奪がもたらすものは何か、まさに混迷それに尽きるといってもいい。


 ある意味ではこれは芸術ですよ。
 これほど今の日本社会の混迷を如実に体現しているものはない(笑)
 むしろよくこんなものを作り出せたなと思うほどです。
 「奪われた完のその体現としてのティラミス」であり、「ストーリー性を剥奪されたティラミスの行く末」として考察されるに足るでしょう。
 意図的にこしらえられたこのストーリー性ですよね。私たちはこれを食べてよそに答えを求めなくてはならなくなっている。
 まさに完結の放棄ですよ。
 完結しないということがこのティラミスをティラミス足らしめている。


 確かに、そのストーリー性からは完全に見放されているといえるでしょう。
 でもだからこそこのティラミスは新しい思想を持ち得る余地がある……すなわち「どっかに希望はあるよ」と。「それを探していこうよ」と言っていると言ってもいい。
 失敗といえばいくらでも失敗と言える。
 でもこれを完成とみなせば、確かにこれは完成している。
 新しい絶望ですけど、でもその先に何を見出すのかを我々に問いかけている。
 そういうティラミスだと思いますね(笑)



 (ホンマかいな(笑))


 まあ思想性はともかく、現実に食べて最後に苦みのキツイ層が出てくるってのはやりきれないですよね。
 ラスボス倒してさらにラスボスが出てくるってのはRPGとしてはともかく、ティラミスに求めることじゃないなと(笑)
 フリーザ倒してたら実は4段階目まであるんだぜみたいな(笑)
 デスピサロ倒したと思ったら手は出るわ足は生えるわ顔も出てくるわみたいな(笑)
 おい、いい加減にせーよって感じですよね(笑)


 ストーリー性の欠如はわかりましたが、それに追いつけるだけのものをリアルに感じることがちょっとなかったかなと思いますね。
 ☆☆☆
 星0個、個人的には70点とします。


 うーん無難に美味しい(あるいは胸焼けしない(笑))ティラミスを食べたいなと思ったらいいんじゃないですかね(笑)



 最後にですが、これ縦に全層貫いて食べてみる(全層ミックス)ってのが後味も悪くないし美味しい気がしましたよ(笑)
 良かったら試してみてください(笑)


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 余談。
 あー二時間かけて延々食べてたら、なんか胸焼けがしてきたぞ……(笑)







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