ごちそう果実 期間限定ジューシーメロンを食してみんとて食べてみるものなり






 ということで、趣向を変えて食べ物についてムダに解説をしていくカテゴリ作ってみようかなと思ってみたので作ってみました(笑)
 ムダにリクツをこねてこねて甘いものに立ち向かう、というのもおもしろいかなと思ったのでちょっとしばらくやってみることにします。

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 ごちそう果実 期間限定ジューシーメロン。


 なぜこれを書こうと思ったかといえば、実は少し前に食べたことがあったのだが、へ―これ美味しそうだねーと思って食べてみたら意外と美味しくない。
 あれ? オレは一体何を食べてるんだろうということで逆に印象に残ったので、ちょっとまた買ってみたということになる。つまり、最初からこれを褒めよう称えようという目的で買ったのではなく、最初からけなす気満々ゴホゴホ買ったというわけである。とはいえ買い始めたらキリがないので同じものを二度食べようとは思ってないわけだけど、まあホント今回は例外的に買った気がする。いっそ今後ネタになるならいろいろ買ってここでムダに紹介していくのもええですな(笑)


 甘いものがメチャメチャ好きということはないけど、なんか小さいころに医者に糖分が人より減る体質のようですねといわれたことがあるとかないんだとか。医者がそんなことを言うって状況がどういうことなのかよくわからんけど、なんかぼーっとする体質なんだとか。そんなことで、けっこう糖分を必要とする体質なんだそうである。
 まあ、甘いものもいいですけどビールとか鮎とかの方が好きですかな……(笑)



 ・このデザートは五つの要素から成り立っている。
 ①メロン(主役)
 ②生クリーム
 ③メロンゼリー
 ④牛乳寒天
 ⑤メロン風味寒天
 と言った感じか。


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 ➁の生クリームについては甘さが控えめになっており、メロンという主役を引き立てようとしている配慮が見られる。
 ③も同様に甘さが控えめなんだけど、だから➁③を食べていると甘さについては「あれ?」と感じることが多々あった。恐らくここは非常に難しいところで、ちゃんぽんみたいにうまくはいかないということなんだろう。
 ちゃんぽんはてんでばらばらの具材がちゃんぽんの中に入った瞬間にキリっと引き締められ、あれだけの個性派が揃った面々がよくもまあこんなにまとまって食べられるものだと思わされる。あれってけっこう組織論として非常に優れたものができるんじゃないかと思う。
 でも甘いものに関しては個性ってのは出せば出すほど「殺し合い」になるなと(笑)
 出れば出るほど他のを殺すことになるし、かといってじゃあ出さなければいいかといえば、存在感が薄いということになりかねない。
 そこの塩梅が難しいと思うんですけど、なんかこれに関しては引きすぎて失敗してる感がかなり濃厚に感じられました。△。


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 なんかピントがあってないんだけど(笑)、とりあえず下の方の層も見ることができる。
 ④の牛乳寒天は乳製品由来の独特な酸味があって、これが刺激となって舌を新たにしてくれた。これは本当にいいなと思ったし、なんか練乳とかそういう乳製品の存在ってでかいよなと思いましたね。◎

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 一番下の寒天。存在感薄かった(笑)△



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 ということで主役のメロンである。
 これ前回食べた時は味がなくて、よくある美味しくて柔らかいところは食べられて、その残り、だから皮ぎしの実(?)の部分が乗っけされてるかのようなわびしさを味わったものだった。
 なんかありますよね。メロンのおいしいところをひとしきりかじった後に残る部分を甘くないかなとかじってみるけど、甘さが感じられないどころか渋さすら感じられるあのわびしさみたいな……(笑)
 だから前回食べた時は、「おい誰だようまい部分全部持ってったヤツは!」と憤りすら感じられたほどでしたが(笑)


 ところが今回それを書こうと期待してましたけど(笑)、食べてみるとおいしかったという。
 ウリ科ってキュウリも同じウリ科らしいんですけど、なんかあのキュウリを夏場に食べるあの清冽な味わい、ああ、夏が来たのだというのを感じられる、そういうまるで吹き抜ける涼しい風を感じるかのようなメロンでしたね(笑)でもそれってメロンに求めるものじゃなくて、キュウリに求めるものではないかとも思えなくもないですが(笑)、まあとにかくおいしかった。◎


 ・もうひとつここで主題にしたかったのは「メロンとは何ものか」ということなんですよね。
 メロンソーダ、メロン味のアイス、メロンシロップ。メロンの名の付く商品はいろいろありますが、じゃあメロンとそれらとを比較したときにどういう現象が起きるかといえば、メロンよりもそれらの方が圧倒的に美味しいという現象ってのが多々起きてるように思います。逆にそれらを口にしてからメロンを食べてみると、「これ美味しくない」とか「これはメロンじゃない」現象が起きる(笑)というのもよくわかる気がするんですよね。
 わたし昔からそんなにスイカ好きじゃないんですけど、実際スイカバーの方がゴホゴホとか(笑)
 メロンよりもメロンゼリーの方がおいしいゴホゴホなんてのも各地で散見されると思います。まあ今回の③メロンゼリー層というのはちょっといろいろありますよね。一口に「メロンゼリー」といえば終わりですけど、これはそう一口に片がつくほど生易しい問題じゃない……(何言ってんだろ(笑))。



 じゃあそれらに比べれば、スイカとかメロンとかそれ自体ってのは本当に美味しくないのかといえば、実際はかなり相当美味しいと思うんですよね。まだそれらのホンモノに触れていないというだけで。


 だから、このメロンにあるウリ科特有のまるでキュウリをかじった時のような(笑)清冽な美味しさというのは一考の余地があるかと思いましたね。
 とりあえず、甘さのバランスがあまり良くない気がしました(笑)
 メロン一強なんですけど、じゃあその他はどうかといえば甘さ控えめ。存在感が薄い。➁や③の存在感が薄いとなると、やっぱりインパクトに欠けるかなと思いました。④や⑤もとなると9割型……となると、これはちょっとキツイかなと。ほかの商品は結構おいしかった気がするので、頑張ってもらいたい気がしますね。
 敢えて今回選んでますからね(笑)



 ★★★
 今回は星なし。
 メロン点が20点としました。





 余談(というかもともと考えていた話。メロンが0点編)


 バァン! (テーブルを叩く)




 「料理人を呼べ」
 「はっ」



 「こ、これは味大皇さま。
 ご来店いただきありがとうございます。
 本日の料理は何点だったでしょうか?」






 「零点じゃ」





 「え!?な、なぜ……」


 「わしにそこまで言わすとは衰えたな。

 生クリーム。
 メロンゼリー。


 これらのものについては流石だという他あるまい。
 素晴らしいものじゃと褒めてやろう……






 じゃが
このメロン!

 このメロンに
至って
ついに馬脚を
現しおったわ!



 昨今の糖質控えめブームに乗っかって味の方をおろそかにするとは、お前も堕ちたものじゃな。
 他の物は食すまでもない……」







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