昔話






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 昨日、このニュースがはてブでやっててへえーと思いつつ、朝起きてからリステリンで口をゆすぐようにしてみた。そうすると効果てきめん、一日でなんか体調がえらい変わった感触があった。そうだったのか、オレはこのニュースの通りで舌に雑菌が住み着いており、そいつを食事でとりこむことによってお腹を下していたのかも知れない。とふと思った。今まで考えていた仮説は恐らくは全て外れていたわけだ。そして自分の体調のことすら見誤っていたらしい。


 高校一年か二年か、そこらへんからどうも体調がおかしいってことはなんか気づいていた、でも当時何があったかといえば、そういえばうちでわんこを飼い始めたんだよ。近所で捨て犬が二匹捨てられており、そいつを兄が拾って帰ってきた。まだ目も開いてなかったのを覚えている。でノミとかダニとかがたくさんくっついていて、それが蠢くたびに背筋を震わせながらそいつらを取って駆除していたもんだった。


 初めて目を開けた時のことを覚えている。片目だけ開けてて、最初に見たのはオレの顔だった。といってもはっきり見えていたかどうかはかなり怪しい。当時のオレはうわああああ目を開けたあああああと声にならない感激を感じていたもんだった。


 犬というのは飼い主の顔をべったべたになるまでなめまわすもんだが、でもオレはそれが正直嫌いだった。というのは、犬ってのは本能的にけっこう自らのフンを食べるんだよね。いくら本とか読んでも「犬の唾液には殺菌効果があって清潔です」と書かれていても、いやいやさっきフン食べてただろ! というのを思うわけで。これはオオカミの血筋を多く引き継いでるやつの方がより多く食べる気がする。これは精神的なものというより、食糧をできる限り確保しようという思考に基づいている……ように少なくともオレには見えた。
 まあともかく、フンを食べてる犬に舐められるのっていうのは言ってみれば飼い主がフンを食べるのとかなり近いもんだと思ってたし、実際いくら殺菌作用があったところで寄生虫とかを移す場合とかもあるんだろうなあと今になっては思う。


 わんこは15歳くらいで二匹とも死んじまった。
 捨て犬で、この世から誰にも求められていない生であり存在だったわけだが、それでもそんなことを考えることもなく(むしろ犬がそんなことを考えていたら不気味でしかないのだが(笑))のびのびと生きていた。もう少し遊んでやればよかったと今では思う。


 だからここで何を書きたいかと言えば、わんこの口には雑菌がおらず、いつも殺菌されてて清潔かもしれないけど、そりゃフンを直接いじるわけだから汚いわけだよ。だからそこを考えて自分自身を殺菌するという方向性が必要だったわけだ。
 とはいえ、そのわんこが死んでからでさえもう5年とか経っているわけだから。人生ってのは本当にあっという間に過ぎ去ってしまう。
 大学の時とかは意識を失ったこともあったし、医者にかかっても健康そのものだと言われたこともあったっけ。たかがわんことの出会いでさえこれだけの大きな影響があった。そして今リステリンで口の中でぶっ殺しているのは、その時の雑菌の末裔なのだろう。


 考えていた答えが出てよかったねと言いたいが、もう20年くらい早く気づいていればいろいろ違ったのかもしれない。とはいえいつまでも後ろを振り返って悔いていたのでは犬たちとの出会いは最低だったと自ら言うようなものになってしまう。結果からいえば最悪だった、でもその最悪さ加減がもしかしたらこうして書くことで誰かの運命を開くことだってあるかもしれない。
 そう、必要な犠牲はある。だがそれを単なるムダな犠牲とするか、次に繋がる有意義なものとして捉えるかは人次第。絶望の山から這い出る芽もある。
 そりゃ絶望は大きいし、失ってきたものの多さに愕然とする気はする、でもやはりあのわんこどもと会うことがなかったら今の自分ではなかったような気がする。失ったものも多いかもしれないが、しかし得たものはそれ以上に多いような気がするんだよな。


 まあとりあえず、朝起きたら口の中の雑菌どもをぶっ殺せということでここを締めたい。



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