肉を焼く(ロース編)





 ということで久々にお料理教室である。今回はロースを焼くことに。
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 というのは味っ子とは全く関係はないんだけど、先日テレビで「ロースはロールスロースだ」とか「ローーーーーすっと焼くんだ」とかやってたので、あーやってみてえなーとずっと思ってたわけである。ああいうの見たらさっさとやりたくなる派なので。

 ということでロース肉を焼きながらいろいろと気づく。
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 あれ?肉の脂は40℃で溶け出すとか言ってたはず。でも考えてみたら豚肉ってしっかり火を通さんといかんじゃないか……


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 短い肉はロールできないからあっさり焼きましょうってことでローーーーすっとかやってたけど。
 でもつまようじ使えばロールできるはずだぜ!とか思ってたけど、考えてみたらそれって単なる生焼けだよなあ……


 とか思いながら結局じっくり焼き始めることに。
 テレビの教えはどこへやら。

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 フタしめてじっくり焼くのだが、強火はあかんと言ってたから中火にしたがなかなか火が通らない。
 まあせっかくなんで中火でやろうと決めてじっくり焼くことに。

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 ところで、最近こういうやつを買った。

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 ミル付き、つまり胡椒や山椒を挽きながら出せるというやつである。こういうやつけっこう好きなので(笑)
 ということでロース肉を山椒と胡椒で食べてみることに。


 ・一切何もなし
 →まあ悪くはないけどなんというか物足りない感じ。やっぱ塩なりソースなりなんなりがほしいよなと感じる。
 塩胡椒とかソースがあるのは伊達じゃない、飾りじゃなく妥当なんだなと思わされた。てか何もつけずにって珍しいなあと思いつつ。やったことがなかったけど意外とけっこうそっけない。

 ・胡椒を最後にかける
 →まあ普通の味かなと。よくやってるってか。生な胡椒の感じがあって好きかなと。いつもやってるのはこれなので珍しさもない。
 とりあえず美味しい。

 ・焼いてる途中に胡椒
 →最近よく見かけるのでこれが胡椒の正しい使い方なのかなと思いつつ。火で胡椒の風味が増してか?良くも悪くも胡椒っ気が非常に強い。その分肉というより胡椒食べてるって感じ。
 胡椒好きならこれいいのかも。ただ、個人的には胡椒好きだったけどこれはちょっと胡椒の風味が強すぎるかなと感じた。
 
 ・最初から胡椒
 →うーん意外と胡椒と肉の脂とがしっかり合わさってていいのかも。
 「塩は焦げやすい」とか言うもんだから胡椒とか後の方がいいんだろうなと思ってたけど、意外といいなと。しっかり合わさってて美味しい。


 ・山椒を最初から
 めちゃめちゃ山椒の風味が強い。油っ気のある山椒を食べてる感じ。山椒大好きでなくてはこれはできない。肉との相性で言えば胡椒の方が遥かにいいなと感じさせられた。肉に山椒をかけるのは何か間違ってる気がした……(笑)

 ・山椒を途中で
 確かに山椒があるのは分かる、だが肉の油でけっこう帳消しになってて一番クセを感じさせずに食べられるかなと。ただ山椒が分からない……ということは全くない。かなり風味がある。やはり肉より脂の混じった山椒食べてる感じ。

 ・最後に山椒をかける
 これも肉を食べてるのか何を食べてるのかよく分からなくなる。それほど山椒の風味は強く、舌も鼻も麻痺するよう。肉が圧倒的に山椒に負けてしまう。



 食べ終わって思ったのは、肉を食べたはずなのに肉を食べたあの充実感?が全くなかったということ。
 山椒で舌が痺れて、あーなんだかえらい山椒をたらふく食ったなーという印象だけがのこったという……(笑)



 
 

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