味っ子2巻ステーキ編






 これは、まさかの齢34にして味っ子にハマった男の一部始終である……





 なぜか本棚に味っ子がある。はて、こんなん誰が買ったんだろうと思いつつ読む。非常におもしろい。どうやらこれは10年前に自分で買っていたらしい。あまり覚えてないけど。

 果たして、この本の通りに作ったら美味しいんだろうか? というのを試してみるのもおもしろいかなと思ったわけである。




 ・ということでまずはステーキ編を試してみることにする。なぜか1巻がないのと、2巻の最初がステーキ編だったってのが大きい。

 くっそ安い赤身肉が、果たして調理次第で非常に美味しくなるなんてことがあったらおもしろいなと。



 ・ということでスーパーで300円の肉を買ってきた。
 それがこちら。
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 これに重曹を小さじ一杯(くらい。目分量)と、塩を小さじ一杯、水を200cc混ぜる。

 で、30時間放置してみたのがこちら。

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 めちゃめちゃドリップが出ている(笑)多分浸透圧ってことがすごい重要なんだろうけど浸透圧がいくらか?濃度何%かってのが重要なんだろうな。
 これら多分調べたら大体何%か出てくるかなと。



 ……で、果たして、本当に柔らかくなってんだろうか?


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 指でつついてみるが、今ひとつよく分からない(笑)何分シロートなんで(笑)

 重曹を入れると柔らかくなるらしいが、入れすぎると精製前のアンモニアのにおいがしだすこともあるらしいから、量が難しい。しかし小さじ一杯(目分量)は少な過ぎたか。

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 漫画中の、この魔法の粉の正体が重曹である(ネタバレ)。



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 焼いてる風景。厚さ1センチ前後だと、表面裏面からひっくり返したら中も生焼けなんてことがなく焼ける模様。調理時間は10分程度。
 一応両面焼き終わったらフタして余熱で1〜2分置いとく。


 いつぞやなんかはあまりに厚すぎて、加熱すること50分とかやってたもんだった。しかも中は生焼け、外はカチカチときたもんだから。肉料理ってやつは難しいんだなあ。




 で、こちらが出来上がったヤツ。


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 卵黄を入れ忘れたという(笑)


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 まあでもなくても十分美味しい。意外とこの肉と大根おろしの味が合う。てっきりわさびか?辛子か?柚子胡椒か?とやってただけに、大根おろしがそれらよりも遥かに合うことに驚き。

 これで卵黄入れたらどうなるんだろう?と思うけど肉に卵は合うだろうから。肉と卵と大根おろし、相性の良さってのがしっかり考慮されてることがすごいと思う。



 ・ただ、作中でも問題になってたけど大根おろしは非常に冷たいと。なんで肉に直接かけると一気に冷える。そうなると急激に美味しくなくなるのが難しい。できたて、熱いヤツが美味しいわけだから。冷えてカチカチになるとそりゃ美味しくないよなと。

 なので、何かの方法で再加熱しないといけないところが確かに難しいところ。陽一くんは石焼き芋の石で克服してたけど。確かに何か工夫しないとダメなんだなと。



 ・漫画の中では赤身肉に脂身を挟むことで肉汁を増すとかさらっとやってたけど、じゃあマネしてみっか!

 と包丁で肉に切れ目を入れようとすると、これが全く切れない(笑)簡単に切れ目を入れられるほど生肉は易しくなかったことに驚きました。

 厚さ1センチの生肉に切れ目を入れることは非常に難しい(笑)それこそ、この生肉を何枚か重ねて間に入れる、としないとダメなんだろうなと。




 ・まあそれでもかなり美味しかったので今回は◎かなと。予想外のことも多かったし。肉が300円てのも驚きましたけどね。1000円2000円普通にしそうだと思ってただけに、まさかの300円……(笑)

 まあ安かろう悪かろうですが、しかし工夫する余地はあるかなと。健康には悪いかも知れませんが。



 次回予告

 次回はオムレツやってみようかなと。卵安いし手軽にできたらいいなと。陽一くんが失敗してたハマグリ入りのオムレツをやってみようと思ってます。





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