囲魏救趙(三十六計2、勝戦②)






 囲魏救趙(いぎきゅうちょう)……「魏を囲みて趙を救う」
 →文字通りの意味:充実した部分ではなく、敵の弱点を襲って敵勢力の弱体化を図る。

 「戦国時代に趙の都である邯鄲(かんたん)が魏に攻められ、趙は斉に援軍を求めた。誰もが斉軍は邯鄲へ行くだろうと思ったが。斉の軍師孫臏(そんぴん)は魏の都である大梁(たいりょう)を急襲させた。魏軍は慌てて戻るが、その道中で孫臏の伏兵によって殲滅させられた」
 ・解説……「敵兵力を結集することは分散させるのには及ばない。
      敵の陽である場所を攻めることは、敵の陰である場所を攻めるのには及ばない」



 これ魏の側も名将で、龐涓(ほうけん)という人なんですがこの人孫臏の通っていた学校と同門でしかも同級生じゃなかったかな(同級生はないか笑)。で、龐涓はかねてから孫臏がいかにすごいかをよく知っていたので早く抹殺しようとしていたので、罠にはめたが孫臏は両足切断で命は助かった。そして龐涓への恨みを晴らさんとしていた……それでこの戦によって龐涓を絶対にぶっ殺してやると決めていたと。だから「この木の下で龐涓死す」と書いたとか書かなかったとか。後世の脚色も混じってはいるのでしょうが、しかしそれを外したとしても事実は小説よりも奇なりと言いますかね。
 まあそこんとこ詳しく知りたかったらマンガの「史記」に載ってますから(笑)


 事態の解決を図る時に、結構この思考は重要なんじゃないかなと思います。ドドドドっと水が漏れてくる、ついた火が燃え広がる。そうした時に緊急事態に対処しなくてはならないわけですが、しかし対処と解決とは本来異なるもので。
 求められるのは当然解決なんですが、対処をすることが解決であるとみなすことが我々は非常に多い。まあそりゃ緊急事態でそうするなとか、それ以外をしろなんてのが難しいわけなんで、そこを言うのも気の毒ってものですが(笑)
 この話だって、趙が危ういんだから当然趙に向かうという「対処」だって当然あり得たでしょう。しかもそれが対処だし、そうであると解決であるとみなすことも当然容易い。そうではなく、明確に対処と解決とが別物だと示されているところが見どころでしょうね。ここは重要ポイントかなと。
 テストで18点だったとする。あーヤバい、このままでは怒られる。答案を隠す。これは一応対処ですが、解決ではないと。それなら怒られかねないその対象のご機嫌を取る。率先して怒られないように努める。機嫌を良くしてダメージを減らす。先手を打っていく。これこそ対処ではなく解決でしょう(違うか(笑))。
 →教訓:対処と解決とは別物であり、時としてこれを別物と考えた方が解決が容易な場合がある。


 これ、解説でまた陽と陰とが出てますが、本では陽=充実であり、陰=空虚としてあります。敵の充実を攻めるよりは空虚を攻めろ。確かにこれで納得はいきますが、前回も陰と陽とが出ているわけだからそこも踏まえた解説が欲しい気もしますね。まあ残念ですが思いつかないので、とりあえずここで終わります(笑)



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