孫子①‐1、地の利

地の利」とは何かということを具体的にうまく説明しきるものがないかなと思っていろいろ考えてたんですけれども、「山陰の地の利」ってことで何か話せればなと。
・山陰地方は日本海側なわけですけれども、冬に必ず積雪があるっていう特徴を持っているなと。山口とか広島の瀬戸内海側に長くいたんですけれども、冬に雪が積もるか積もらないかという差は非常に大きいと思います。身動きが取れる取れないに直結する。まあ、雪が降らない代わりに冬場の風がめちゃくちゃ冷たいってことはあるわけですけれど。それでも身動きが実際にとれるかとれないのかの差は歴然としているなという感覚はありますね。氷が張って動きにくいのと、雪が積もって動けないことは大きく異なると。


・で、もしもこうした「気象条件」それから「地の利」を最大限に活かすような仕事は何かと考えたら、答えはあっさりと出てくるわけです。自動車業界以外にはなかなか考えられない。事実、山陰地方は住居から職場までの距離の遠さ(住居は山間地で職場は街中であるケースが非常に多い)が遠くならざるを得ない、したがって自動車を持つのがある程度必須であるという条件ができている。
そしてそれにおおいかぶさるように「自動車というステータス」という見方が根強く生き残っている。「一人前は車を持っているもの」という暗黙の共通了解。それは冬場の積雪と住居と職場の距離の関係と不可分であるといっていい。「普通に働いているなら車は持っているものだ」という前提があまりにも強固にできあがっている。


・だから必然的に保有台数はかなり多くなるかなとは思うんですけれども、それとは矛盾した問題も起きているのが近年ですね。
事故った時の保険に加入していない例が非常に多い。だから事故っても保険金を当てにできないというのが特徴だそうです。知人によると大体1/2の確立、100件の事故につき50件は保険金が動かないんだと。わたしの実感ではあまりよくわかりませんけれども、そういう事情もあるのかなという程度に把握してます。


・もうひとつは冬季のスタッドレスタイヤの問題ですね。ここ数年は冬季の事故が異常に多い。なぜかって、冬季になんとノーマルタイヤで走行しているからです。でブレーキが利かずに事故ると。そうして大渋滞とか毎年発生しているわけです。
いい迷惑ですよね、きちんとスタッドレスタイヤにしてもノーマルタイヤに追突されるこの理不尽笑


・こうしてみると保険の問題と冬季のノーマルタイヤに共通したものはなにかといえば、所得ってことに行き着くと思います。早い話がお金がないんですね。実際なんかのデータによれば山陰地区の所得水準は決して高くはなかった。実際求人とかを見てもとてもとても高くはないですね。広島とかに出たほうが水準はよほど高いという感じですね。


・つまり、並べますと
①自動車を持たざるを得ないような環境と気象条件がある
②それに覆いかぶさるかのように「ステータス」としての自動車の保有状況がある
③ところが保険加入とスタッドレスタイヤを保有できるだけの環境があるとは言いがたい
こうした条件の下に山陰地区の自動車保有環境が展開されているのが今の現状だと考えられるかなというわけですね。
他にも自動車のメンテナンスをできるだけの知識が一般にないってのもありますが、直接は関係ないかなあ。
(エンジンオイルとか、わざわざ車屋のクソ高いヤツに任せるのが「普通」って現状はありますけども自分で変えたほうが全然楽しいと思いますよ。知識増えるし楽しいし安いし一石三鳥です。というより車屋のたかり体質と「車屋がやるもの」って威張りながら実際にはできないし考えたこともないってのが、わたしは大嫌いかな笑ムダに反発してます笑)


・となると、自動車業界は大盛況じゃないかなとわたしは当たりをつけますね。みんなほっといてもかじりつくように自動車に寄ってきてくれる。わたしがもしも単に成功を目指すならば自動車業界に参入したいと思ったと思います。まあ幸か不幸かそうはならなかった。というのは以前に事故った経緯があってですね。個人的に車嫌いなんです。バイクは大好きですけどね笑冬場にバイク飛ばしてるヤツがいたらわたしなんじゃないかと思ってください笑


・で、話を戻すとわたしとしては
自動車依存体質・・・というよりまず自動車ありきというこの前提を崩したいと思っているわけなんですね。わたしはこの「成功」を成功だとは認めていない。これははっきり言って寄生だと位置づけています。寄生であり、搾取だと。それでほしい車をゲットして夢を叶えたってことならそれはそれでいいですけれども、多分この山陰の人たちで車を本当に愛している人はかなり少ないように思ってます。
でもまあ今のままなら当分はかわらんだろうなあと思ってます。
ならば次はどうした手を打つか。


・わたしの今の計画は山陰地区全体の所得底上げを考えてます。今ある山陰の「資源」を最大限活用し、全体的に所得を底上げする。それによって「自動車依存体質」に対抗したいかなと。山陰地区全体をより富ませることにたずさわれるなら非常にやりがいはあると思ってます。
まあ、それで儲けた金で「もっといい車を買おう」なんてなったなら本末転倒なんですけれども笑
それでも保険加入状況の工場とスタッドレスタイヤの普及ができたらみんなもう少しは安心して暮らせるきがしますね笑



・ということでまとめますと、「孫子」から地の利をって話だったんですが。
山陰地区の自動車業界は「孫子」的だと。地の利を最大限に活かした商売を、ある意味しているかもしれない、でもそれは違うと。それはある意味「法」的なんですね。「道」ではないわけです・・・搾取であり寄生であるとここでは言いたい。それは決して人を幸せにする形ではない。真に理想的なものを意味していない。そこで商売上の成功をもたらしているのが害悪すら撒き散らしているといえる。
それはしかし省みられることがない・・・否定されない「前提」に組み込まれているからです。


それでも効果は上げているじゃないか。
違う、それは本当に目指されるべき成功ではない。
孫子が言いたいのはそれではない。孫子がもしも「それのみを言いたい」のだとしたらそれは大きな間違いであるとここでは言いたい。
もしも孫子を読みました、その結果こうなりましたっていうのならそれは所詮「生兵法」にすぎない。本当に理想的な勝ちの形は別にあるのではないかと。そうした意味での悪い例としてあげて見ました。


なら、本当に目指すべき形は何なのかを今後もっと具体的に模索していきたいところです。


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