菜根譚22、心と魔(筆者のボヤキ)

 「魔を降す者は先ず自分の心を降す。 心が従ってさえいれば様々な魔は退くのである。 よこしまな心を御している者というのは、まずこの気を御しているのである。 気が平静であれば、よこしまな心はこれを侵すことがない」  ・修行僧みたいな話になりつつあるなという印象ですが(笑) ただ、そうした心のありようの大切さであり、そうしたことが世の中にどのようにかかわっていくかというのは…

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中国語講座3日目、リャンシャン、チャンマー、チュンシエ、イェンジュンの攻略

 今回は二つ動画を取り上げましたが、中心は「リャンシャン、チャンマー、チュンシエ、イェンジュン」あたりを攻略していきたいところですね。 曹操軍の軍議  「兵馬、兵糧、武器」 これが ピンマー、リャンシャン、チュンシエなんだと。  袁紹率いる連合軍に黄蓋  黄蓋(こうがい、フォンガイ)が袁紹に要求しています。 「兵糧、軍馬、武器」 これが リャンシャン、チャンマー、チ…

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菜根譚21、欲望と頭の良さ(三国志の時代の話)

 「利欲は必ずしも心を害するものではないが、意見とは心を害する害虫となるものである。 感覚は必ずしも道の妨げとなるものではないが、聡明とは道を遮る障害となるものである」  ・一応解説書には「意見」とは意固地な意見であり、「聡明」とは生半可な聡明さのことである、とありますがここでは原文をそのままにしました。 欲望とは必ずしも悪いものではないんだと。確かにあれは欲しい、…

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菜根譚20、功名富貴と道徳仁義(武霊王と孟嘗君の話)

 「功名富貴の心を解き放つことができれば、凡から脱することができると言える。 道徳仁義の心を解き放つことができるならば、微かに聖になることができると言える」  ・功名と富貴から解脱できれば凡人ではなくなる、というのはわかりやすいですが道徳と仁義の心から解脱すれば微かに聖人になることができるというのはちょっと奇妙な物言いです。これは解説によれば、「世俗の価値観に縛られるこ…

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菜根譚19、富貴と才知(魯粛の話)

 「富貴の家というのは、人に対して寛大であるべきである。 ところが実際にはかえって器量が狭いものだ。これはすなわち富貴であるということが行いを貧しくするのである。これでどうしてその恩恵を受け取ることができるものだろうか。 賢い者はその才知を隠すのが良い。 しかし実際にはかえってひけらかしたりするものである。これは賢さというものが、賢さへの病的なこだわりによって人を愚か者に変え…

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中国語講座2日目、同年同月同日と夏殷周と「殺」

 ということで曹操(ツァオツァオ)や劉備(リオベイ)、燕雀(エンチュー)などを取り上げましたが。 今日もそんな感じで取り上げていこうかなと思います。 同年同月同日 「トンイェントンユエトンジューシュン、トンイェントンユエトンジュース」と言ってますね。 同年同月同日がこのトンイェントンユエトンジューなんでしょうし、 シュンが「生」でスが「死ぬ」とか「死す」なのでしょう。 イェンが…

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菜根譚18、初心と末路(張良と章邯の話)

 「事業が窮まって勢いが伸び悩んだ人は、その初心に立ち返ってみるべきである。  功を為し遂げすべきことが終わった人は、その末路に思いを巡らせることが重要である」  ・事業をやり尽くしてしまった人の末路について、ですが。  まあ言ってみれば潮時の見極めみたいな話でしょうかね。  「狡兎死して走狗煮られ、高鳥尽きて良弓藏る(こうとししてそうくにられ、こうちょうつき…

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中国語講座1日目、曹操、劉備、燕雀

 ということなんですが。 塵も積もれば山となるということで、毎日チビチビ単語とか規則とか成語とか触れて覚えていけばみんな中国語とかなんとなくできるようになるだろうくらいの気持ちでやりましょうかな。 (まあそれが本当であればそもそも私ができるようになっているはずなんですが……(笑))  題材はとりあえず三国志three kingdomsを使おうかなと思ってます。三国志に触れられるし、…

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菜根譚17、度を過ぎた美徳(屈原と呂布と劉備の話)

 「憂えて精勤することは美徳である、しかしこれも甚だしく苦しむようにまでなるともはや性向に沿わなくなり、人の喜びではなくなる。 淡白であることは高尚であると言える、しかしこれも心枯れるまでになると人を救うことも、利することもできなくなる」  ・何事もほどほどにしましょう、ということでまとめてあります。 解説書にはこれはまさに中庸(ちゅうよう)の精神だと書いてあります…

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アフリカの話

 で、 語学のヤツ一体いつ開催するんだよと思われそうですが(笑)、まあ気が向いたらやります。というか多分明日あたりにテキトーにやるんだろうなあ。今考えてるのは超テキトーです。まあ肩肘張ってやってもしょうがないのでテキトーーーにやります。  アフリカ行ってまあ海賊見たりナイフ売ってる商人みたり、財布すってる少年見たり。他にもタクシーで道間違えたけど、あんたその間乗ってたか…

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菜根譚16、過ちがないことは既に功であり、恨みがないことは徳である(間接的な領域について)

 「世渡りする際、必ずしも功は求めるな。 過ちがないということは既に功であるのだから。 人に与えても感謝を求めるな。 恨みがないということは即ち徳だと言えるのだから。」  ・今日も2行と短いので、さてここからどう広げていったものかと思っておりますが(笑)  ・そもそもこれが正しいかどうかといえば、わからんことはないけど私としてはまあ反対といえば反対ですかね…

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外国語講座開催のお知らせ

 ということで急ですが、外国語講座を開催していきたいなと思うわけです。 多分早朝によくある奇妙なノリと急な思い付きでテンション上がってるところが大だと思うんですけども(笑)、まあこれをやっていきたいなと思ってます。 英語とフランス語、それから中国語ですね。今のところ視野に入れてるのはこの3つです。 ところが英語もフランス語もしなくなって10年くらいたってるし、中国語なんて 「…

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菜根譚15、軒冕と林泉(劉備陣営と陳羣の話)

 「高位の者であっても、山野で隠棲している趣きを失ってはならない。  隠遁の者であっても、政治に関わり世を治めていく方向性を失ってはならない」  ・たった二行とかどんだけ難しいんだよと思いながら書いてますが(笑)  これ本の方に解説が詳しく書いてありますのでちょっと紹介したいと思います。  本文では高位高官のことを「軒冕(けんべん)」と表しています。これは…

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生地に死あり

 などという言葉はないが、これについて考えてみたい。  「死地に生あり」というのは孫子の一節にあるのだと。  韓信は趙での戦いで、陳余率いる20万の軍勢を前にして背水の陣を敷いた。退路を断つという兵法の中では決して正道とは呼べない手だった。敵が優勢になれば、川に逃げ込んで溺死するしかなくなる。  自軍の兵力の多さと敵の兵法の拙さを見て陳余は韓信を侮った。  たった3万…

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菜根譚14、汚より清、暗より明(韓信、范雎、伍子胥などの話)

 「糞虫は最も汚いものであるが、これが変じて蝉となり清い露を秋風の下で飲むのである。  腐草には光がないが、これが変じて蛍となりその風采を夏に月光の下で輝かすのである。  こうして知るのである。  清とは常に汚より出で、明とは常に暗より生じるということを。」  ・蝉の幼虫を糞虫と言ったり、蛍は腐った草から生じるとかいろいろツッコミどころが多々ありますが(笑) …

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菜根譚13、批判と指導、指摘と理想(張飛が徐州を守る話)

 「人の悪を責めることについては、あまりにも厳しくすることは避けるべきである。  追及されることを耐えるということについて考える必要がある。  また、人に善を教える場合には、あまりにも高すぎることがないようにすべきである。  それに従うことができない、というようなことがないようにする必要がある」  ・解説では悪と善ではなく、欠点と善になってましたが、原文に従っ…

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山本化学工業のマスク(ビオラ)についての考察

山本化学工業ウエットスーツ素材 ほぼマスクシリーズ『ビオラ-2』マスクカバー 3枚組価格:4,500円(2020/5/22 00:12時点)感想(1件)  ということでコロナについて騒がれるのも最近はやや下火気味に感じられる今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。  私としては、最高にラッキーにいけばBCGがものすごく効いてて日本は全然大丈夫だったという道もあるにはあると思うわ…

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菜根譚12、家庭生活(桓公と呂后の話)

 「家庭に一個の真仏があり、普段の生活に一種の真道があるのである。  そこには人の誠心があり、互いに気が和する。  穏やかな顔つきがあり、言葉は優しい。  父母兄弟の間にこれらが流れ、己というものが融け、意思が通じ合う。  これは調息し座禅に浸る万倍もの効果があるだろう」  ・家庭生活、日常生活の大切さを説いてますね。  単純に言えば日々幸せであることが大…

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昔話

 https://togetter.com/li/1516928  昨日、このニュースがはてブでやっててへえーと思いつつ、朝起きてからリステリンで口をゆすぐようにしてみた。そうすると効果てきめん、一日でなんか体調がえらい変わった感触があった。そうだったのか、オレはこのニュースの通りで舌に雑菌が住み着いており、そいつを食事でとりこむことによってお腹を下していたのかも知れない。…

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菜根譚11、名誉と不名誉(韓信と蕭何の話)

 「完全なる名誉や素晴らしい評判などというものは、一人で全部持ってはならない。  そのうちの少しでも他人に分け与えることで、害を遠ざけ己の身を保つことが可能となる。  不名誉や汚名というものは、そのすべてを他人になすりつけてはならない。  そのうちの少しでも己に着せることで才を包み隠し徳を養うことができるのである」  ・前半後半で言いたいことは大きく分かれてい…

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菜根譚10、謙譲や遠慮その2

 「この世にいて、他人に一歩を譲るというのは気高い行いだと言える。  退くということは、歩みを進めるためにこそ必要である。  他人を待つにあたっても、心を少しだけ寛大にするというのが幸福の始まりだと言える。  他人に利益があるようにするというのは、己を利するための第一歩なのである」  ・ということで前回はまた管鮑の交わりと刎頸の交わりとを引き合いに出しましたが…

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コロナの4月の死亡者数について

 詳しくはこちらをご覧いただければと思うんですが。  日本でのコロナによる4月の死亡者数は8000人程度多くなる見込みだという話です。  https://twitter.com/fusu3/status/1262334455798063104  過去8年間のデータを元にすれば、大体このくらい死ぬという値は出てくると。  その推測できる大体の値と実際の死亡者数を比較…

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菜根譚10、謙譲や遠慮(再度管鮑の交わりの話)

 「この世にいて、他人に一歩を譲るというのは気高い行いだと言える。  退くということは、歩みを進めるためにこそ必要である。  他人を待つにあたっても、心を少しだけ寛大にするというのが幸福の始まりだと言える。  他人に利益があるようにするというのは、己を利するための第一歩なのである」  ・これ、私非常によくわかるなと思うんですよね。  私はブログサークルってと…

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菜根譚9、侠気と素心(管鮑の交わりや刎頚の友の考察)

 「友と付き合うにあたっては三分くらいの侠気を持ち合わせなくてはならない。  また、人が人となるにあたっては一点の素心を必要とする」  ・「侠気」というのは何かといえば、あの「任侠」とかの侠気です。  男気とか、利害損得を離れてやる気持ちとか、しでかすことというか。  いい意味では友のためなら命も金も利害も顧みない姿勢ですが、悪い意味では世の中の秩序を大いに乱…

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菜根譚8、大局と局所(視点の相対化について)

 「人と生まれて特に素晴らしい事業などを興さずとも、世俗の心から解脱できれば名流に入ることはできる。  学問をして特に工夫を凝らすことなどをせずとも、外界からの影響を減らしていくことさえできれば聖境を超えることはできるのである」  ・この手の話ニガテなんですけどね(笑)  系統としては禰衡(でいこう)とか孔融(こうゆう)とか竹林の七賢とかその手の話になると思…

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菜根譚7、プラスとマイナスを考える

 「恩恵とは害を生ずる元である。  だからこそうまくいっている時ほど思考を巡らせるべきなのである。  敗戦の後にこそ功を為すことができる。  だからこそうまくいかない時にこそ手を離してはならぬのである」  ・いわゆる「人生万事塞翁が馬」ということで紹介されています。  塞翁が馬  http://gogen-allguide.com/sa/saiougaum…

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頭の良し悪しとは?と考えてみた

 頭の良し悪しとは?  ふとそんなことを思ってみた。あまり頭がいいとか悪いとか考えないんだけど、だからこそこうして敢えて取り上げて考えてみるってのも大切なのかなと思ってみた。  先日なんだけど、かつてあった田んぼの場所を久しぶりに見に行ってみた。あいにく写真はないんだけど、いろいろと観察しているうちにわかってきたことがある。  この田んぼというのはかなり人工的に…

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コロナとBCG

 昨日ですが二つほどニュースがありましたのでここで紹介をしたいなと。  ・BCGの有無で死亡率1800倍  https://news.yahoo.co.jp/articles/8f0634eda0ece2b364664f69a29fbabd684ccb3a  ・BCGワクチン予防効果なし  https://www3.nhk.or.jp/news/html/2020…

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菜根譚6、喜びの心(重耳の考察)

 「疾風怒濤、暴風雨の日には、鳥や獣も大人しくしており、悲しげである。  風穏やかで月が綺麗な日には、草木ですらも喜んでいる。  見るがいい。  天地ですら一日でも多くの和気を必要としており、人の心は一日でも多くの喜びを必要としているのだ」  ・すごい詩的な文章ですが、それ以上によく自然のことを見ているなと。  和気はつまりのどかさや穏やかさ、和やかさのこと…

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菜根譚5、人格を磨く砥石(良薬は口に苦し、の話)

 「耳では聞きたくないことを聞き、心では受け入れたくないことを受け入れる。  これこそが人が道徳を修め自らの行いを改めるための小さな砥石だと言えるのである。  もしも言葉が耳を喜ばせるものばかりであり、出来事が全て心を喜ばせるものばかりであれば、自ら猛毒の中にその人生を沈めるような結果となるだろう」  ・「良薬は口に苦し、忠言は耳に逆らう」とかいうのがあるのでそ…

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