擒賊擒王(三十六計18、攻戦⑥) 改

 擒賊擒王(きんぞくきんおう)……「賊を擒うる(とらうる)には王を擒えよ」  →文字通りの意味:賊を捕らえるためには、下っ端ではなく王を捕まえるのがいい。  広がった意味:王を捕まえなくては、いくら下っ端を叩いたところで意味がない。  さらに広がった意味:局地戦で満足せず、やるなら徹底的に敵を叩かねばならない。  唐の詩人杜甫(とほ)の『前出塞(ぜんしゅつさい…

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抛磚引玉(三十六計17、攻戦⑤)

 抛磚引玉(ほうせんいんぎょく)……「磚を抛げて(せんをなげて)玉を引く(ぎょくをひく)」  →文字通りの意味:磚(せん、かわら)を投げて玉(ぎょく、宝石)を引き寄せる。  →似たことわざ:エビで鯛を釣る。  →他の意味:自分の卑見を述べて、他人の優れた意見を引き出す。  ・解説……似たもので敵を誘い、出てきた敵を撃つのである。  ・解説の解説「蒙」は無…

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欲擒姑縦(三十六計16、攻戦④) 改

 欲擒姑縦(よくきんこしょう)……「擒えんと(とらえんと)欲すれば姑く(しばらく)縦つ(はなつ)」  →文字通りの意味:最終的に捕まえようと思えば、最初はわざと逃がす。  →広がった意味:最初は相手に余裕を与えて、敵の気が緩んだところを攻める。  ・解説……追い詰めれば反撃してくる。敗走していれば勢いは減ってくる。決して急迫して追いつめてはならない。気力を減…

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調虎離山(三十六計15、攻戦③)

 調虎離山(ちょうこりざん)……「虎を調って(あしらって)山を離れしむ」  →文字通りの意味:虎を騙して山からおびき出す、山から離れさせる。  →広がった意味:敵を有利な土地から誘導して撃つ。  ・解説……天の時を待って敵を苦しめ、人をやって敵を誘うというのが上策である。敵地に行けば悩みは尽きないが、敵が出て来たならば悩みは解消され、我に返ることができる。 …

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借屍還魂(三十六計14、攻戦②)

 借屍還魂(しゃくしかんこん)……「屍(しかばね、又はかばね)を借りて魂を還す(かえす)」  →文字通りの意味:他人のしかばねを借りて生き返る。  →広がった意味:一度衰退した勢力が別の権威を持って復活してくること。  前提として中国では、人が死ぬと死ぬと魂(こん、精神)と魄(はく、肉体)とに分離するという思想がある。儀式で魂を呼び戻して復活するには肉体が必要だ…

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打草驚蛇(三十六計13、攻戦①)

 打草驚蛇(だそうきょうだ)……「草を打ちて蛇を驚かす」  →意味①……敵の行動がよく分からないときは軽率な行動をとらず十分に探ってから行動する。     ②……不用意な行動によって敵に行動を知られ、予防されてしまう。     ③……ある人を懲戒して別の人に警告する。    ③はもうそのままストレートに「草を打って蛇を驚かしているな」というのが見て取れます。…

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順手牽羊(三十六計12、敵戦⑥)

 順手牽羊(じゅんしゅけんよう)……「手に順いて(したがいて)羊を牽く(ひく)」  →文字通りの意味:勢いに乗じて、羊を盗む。他人の物を盗む。敵の隙を見つけたら手当たり次第に掠め取るという意味。  →もともと:「たまたま手に触れた縄を引いたら羊がついてきたと羊泥棒が強弁した」という故事に基づく。    ・解説……微かでも隙があればそこは付け入るところとなる…

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李代桃疆(三十六計11、敵戦⑤)

 李代桃僵(りだいとうきょう)……「李(すもも)、桃に代わりて僵る(たおる)」  →文字通りの意味:桃の代わりにすももが倒れる、少しの犠牲で大きな犠牲を得る。  →もともとの意味:すももの木が桃の代わりに虫の害にあって倒れること。これから転じて兄弟間の愛のことを指した。後に誰かが誰かの身代わりになる、「肉を切らせて骨を断つ」「損して得取れ」という意味になっていった。 …

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笑裏蔵刀(三十六計10、敵戦④)

   笑裏蔵刀(しょうりぞうとう)……「笑いの裏に刀を蔵す(かくす)」  →文字通りの意味:笑いの裏に刀を隠す。内心を隠して敵の油断を攻める。  唐の時代に李義府(りぎふ)という人物がいた。温厚な人物で笑顔を絶やすことがなかった。ところが宰相になると意に沿う者は取り上げ、意に逆らう者は容赦なく罰した。このことから、「義府は笑中に刀有り」と恐れられた。  ・解説…

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隔岸観火(三十六計9、敵戦③)

 隔岸観火(かくがんかんか)……「岸を隔てて(へだてて)火を観る」  →文字通りの意味:対岸の火事を観察する。敵と川を隔てて対峙している時に敵の様子を冷静に観察する。  →広げた意味:直接手を下さずとも、勝手に仲違いし仲間割れしているのであれば戦うまでもなく勝てる。  →さらに広げる:そういう内応工作などは非常に有効であるということ。  ・解説……最早隠せ…

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暗渡陳倉(三十六計8、敵戦②)

 暗渡陳倉(あんとちんそう)……「暗かに(ひそかに)陳倉に渡る」  →文字通りの意味:敵の注意を別の地点に引きつけておいて、ひそかに別の場所で目的を達成する。  「韓信は東征の軍を出し咸陽(かんよう、項羽の拠点)を目指した。そこで韓信は秦嶺(しんれい)山脈にかかある桟道の修復工事にかかるが、それは楚軍を欺くためであって部隊は秘かに渭水(いすい、黄河の支流のひと…

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無中生有(三十六計7、敵戦①)

 無中生有(むちゅうせいゆう)……「無中に有を生ず」  →文字通りの意味:無の中に有を生ずる。虚を実に見せかけることで、敵の判断を狂わせる。  「たくさんの竈(かまど)を作ったり多くの旗指物を立てたりすることで兵が多いように見せかける。それによって敵が惑わされているうちに兵力の充実を図るというもの」  →広げた意味:無い物を有るように見せかける→敵の判断を狂わせ…

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声東撃西(三十六計6、勝戦⑥) 改

 声東撃西(せいとうげきせい)……「東に声して西を撃つ」  →文字通りの意味:東を攻めるように見せかけ、西を撃つ。あるいはよそを攻めると見せかけて狙いを定めた場所を攻める。  「曹操と袁紹とが対峙した官渡の戦い(かんとのたたかい、紀元後200年)において曹操は前線の白馬(はくば)を包囲された。早速白馬に向かおうとする曹操だが、軍師である荀攸(じゅんゆう)がそれ…

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趁火打劫(三十六計5、勝戦➄) 改

 趁火打劫(ちんかだきょう)……「火に趁んで(つけこんで)打劫す(だきょうす)」  →文字通りの意味:火事場の混乱につけこんで泥棒をする  「紀元前482年、呉王は黄池の会(こうちのかい)に赴いて、諸国と会合し盟主になろうとした。そこで越王勾践(えつおうこうせん)とその軍師范蠡(はんれい)は呉王の留守につけこんで呉に侵攻を開始し、太子を殺害する。その後も攻めに攻め…

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以逸待労(三十六計4、勝戦④) 改

 以逸待労(いいつたいろう)……「逸(いつ)をもって労を待つ」  →「安逸な状態、休養し充実した状態で疲労した敵を破る」  「秦の将軍王翦(おうせん)は六十万の軍で楚と戦うことになった。楚の守りは固く備えは固い。そこで王翦は兵士を十分に休養させ食糧を与え手厚くねぎらった。そうしてしばらく経つと兵士たちは力を持て余し、遊び始めるようになる。充実したと判断した王翦…

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借刀殺人(三十六計3、勝戦③)

 借刀殺人(しゃくとうさつじん)……「刀を借りて人を殺す」  →文字通りの意味:「自ら手を下さず第三者に攻撃させる」  「春秋末期。斉の簡公は魯を打とうとした。  小国である魯の子貢(しこう、孔子の弟子)は斉へ行き、斉の大夫である田常(でんじょう)に魯など落としても大した功績にはなりませんから、魯の向こうにある大国呉を攻めた方がよろしいのではと勧めた。そして次に…

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囲魏救趙(三十六計2、勝戦②)

 囲魏救趙(いぎきゅうちょう)……「魏を囲みて趙を救う」  →文字通りの意味:充実した部分ではなく、敵の弱点を襲って敵勢力の弱体化を図る。  「戦国時代に趙の都である邯鄲(かんたん)が魏に攻められ、趙は斉に援軍を求めた。誰もが斉軍は邯鄲へ行くだろうと思ったが。斉の軍師孫臏(そんぴん)は魏の都である大梁(たいりょう)を急襲させた。魏軍は慌てて戻るが、その道中で孫臏の伏兵…

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瞞天過海(三十六計1、勝戦①)

 瞞天過海(まんてんかかい)……「天をあざむきて海を渡る」  →文字通りの意味:白昼に堂々と天子を欺いて海を渡る。  「昔、唐の太宗が高麗に遠征した際、海を怖がって乗船しなかった。そこで張士貴(ちょうしき)という人物は一計を案じ、巨大な船の上に土を盛り、家まで作ってしまった。皇帝が安心している間に海を渡り、高麗に到着した」  →さらに広げた意味:大きな奇策ほど有…

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三十六計について

 書いていくわけですが、思いつくネタがそんなに多くないけどまあいいか笑  思いついたら思いついたときにタイトルに改とか改改とか改改改改改……という形で追記して書いていけたらと思ってます。なんで本当に短い文章が続くことになりそうですが、まあそれもいいかなと笑  章としては六つ、内容はそれぞれ六つで計三十六となります。  勝戦、敵戦、攻戦、混戦、併戦、敗戦とあってそ…

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「身の程」について

 かなり愚痴っぽい話になるわけだが……笑  身の程、分際、階級……  この社会ってのはそういうものに満ち満ちている。「分際」なんてのは文字通りには分けることやその際を指すのだろうが、実際はそれは区別ではなく差別的な意味合いをより多く帯びたものであり、上下の概念を外して考えることはできない。言葉一つ一つにそうしたニュアンスがあり、文化もそれとほぼ一致している。身の程を知って、小…

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精神コマンド

 精神コマンドってのは、某ゲームに出てくるアレである。必中を使えば100%当たるし熱血を使えばダメージ2倍のアレ。先日知人と話していて、日本人てのは精神コマンドが好きだしああいう思想を持っているから現にああして「精神コマンド」として表れてくる。今はそうした精神主義を露骨に出しはしないが、そうしたものを好む性向というのは今も基本的に変わっていないんじゃないのかという話をしていた…

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組み直す能力

・小学、中学、高校、大学となんとなく学んできたけど、学ぶこと、これによって起こる最も大きな違いは一体何に行き着くのかと考えると、個人的には物事を頭の中で組み直す能力なんじゃないかとふと思えた。  学校で「なぜナニナニはこうだと決まっているんだろう?」と言えば、そういう風に決まっているからだ、そういうルールだと教えられる。ふーんそういうものかと思いながら、なんとなくもやもやし…

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具体化について

 最初、誰もが嫌いなお勉強の話になって申し訳ない。しかも考え事しながら書いてるからさらによくわからんかも。けっこう下の結論まで一気にすっ飛ばしてもらっていいかなと思います笑    ・英語とかでよく be going to =ナニナニするつもりであるとか、from A to B=AからBまでとかあるわけだが、でもこうした文を丸暗記したとして、果たしてパッと伝えら…

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なんで勉強しなくちゃならないのか

 ……なんてことはたくさんの偉大な先達たちが山と言うほど腐るほどの金言の山を残しているだろうから、探せばいくらでも出てくるに違いないのだが。しかもそれは全部正しくて良薬は口に苦しときたものだから、調べる気にも起きないような代物と来たもんだ。それを敢えてこんなところで書こうというのだから全く申し訳ないてなもんである。全くお目汚しの時間取りてなもんだ。  で、なんで…

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