菜根譚101、琴と書物(韓信の抜擢)

 「心に物欲がなければ、これすなわち秋空の下の澄んだ海のようなものである。 座に琴と書さえあれば修行中の仙人のようなものである」  ・物欲さえなければといっているのに琴と書って言ってるじゃねーか、というのは恐らくツッコんではいけないところなのでしょう(笑)あくまで琴と書さえ手元にあれば、と。後は何もいらないということであって。そのくらいこの二つは重要アイテムだと言えるし…

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恣意的な結論

 「教育は一種の洗脳」とはいうもののふと大学の講義中の話を思い出す。 その先生というのは化学の先生であり、けっこう年配の人でまず世間話から講義に入るのがクセというような人だった。 「大卒かつストレートであれば一生涯で稼げるのは大体三億です」 その人はそういってその日も世間話をしていた。 これってのはあくまで一般論であり、一般論でしかなく、かなりこの世界を大雑把に切り取ったもの…

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菜根譚100、表面と本質(三顧の礼について)

 「人は字のある書物については読めるが、無字の書物は読むことが分からない。 有弦の琴は弾けることを知りながらも、無弦の琴を弾くことは知らない。 形の後を追って使いはするが、物の神をもって用いることがない。これで何をもって書や琴の真の趣に至ることができるだろうか」  ・言いたいことはなんとなく理解できますが、もしこれを解説できれば誰も苦労しないって話ですね(笑)ついつい人…

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菜根譚99、役割と自分らしさ(曹操と馬超について)

 「静かな夜に鐘の音を聞いては夢中の夢から醒め、澄んだほとりに映っている月影を見ては身の外にある身をそれとなく見る」  ・もともと夢を見ているんだけど、その夢からふとした折に醒めることができ、あるいは自分の身の外にある本当の自分というものの姿、真実の姿を知るのだと。 「本当の自分」なんていうと急に現代風になりますが、でも確かにここで言おうとしていることはそれですね。通常…

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菜根譚98、兵法的思考(曹操の兵法思考)

 「歳月というのは元々長いものであるのに、忙しい者というのは自らその長さを短くしようと迫る。 天地とは元々広いものであるのに、卑しい者は自ら狭めようとする。 風花雪月は元々間の長いものであるのに、その風流を解することのない者にとっては冗長に感じる」  ・もともとそれにはそれ自体の性質というのがあるというのに、それをやれ短いだの長いだのと不満や愚痴をつけたがるということな…

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菜根譚97、不易流行(秦の気風について)

 「鶯が鳴き花が咲き、山が深く谷が濃いのはすべて幻である。 水が尽き石はやせ細り、崖は剥き出しとなった姿こそが天地の真の姿である」  ・面白い表現だなと思いました。この世の真の姿は石と水くらいしかないと。栄養がたまたまあったり気温が適度だったりするから草木は生い茂ることができているわけですが、あれは偽物だと。たまたま栄養があるからああして咲き誇っていることもできるのです…

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損をして得を得よ(スマホをなくした)

 ということでスマホをなくしたんですけどこれで通算10個くらい無くしている気がします(笑)ガラケー時代から含めると20個くらいなくしているんじゃないかなと。財布も20回くらい酔っぱらって落としたりしてますが、いつも警察行ったら無傷で届いてました(笑)みんな親切ですね(笑)  ということなんですが今回は場所が場所で、ふと森林に散歩に行こうと思い立ったのが運の尽きで、狭い範…

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菜根譚96、多芸多才(楽毅について)

 「水辺で釣りをするというのはあくまで余事である。そんなことでも生殺の力を持っている。 囲碁は清い趣味である。それというのは同時に戦争の心を動かすものである。 事を喜ぶというのは事を省くことの方がより適切である、ということに及ばず、多芸ということは無芸ということの真実を全うすることには及ばない」  ・ここで言いたいことは釣りであっても殺すという要素があるということであり…

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生活習慣病について(目の話)

 すごいくだらない話で申し訳ないんですが、先日の結石以来生活習慣についていろいろ考えています。チリも積もればとはいうものの、そうしてちびちび積もり積もったダメージが身体に深刻なダメージを与えるんだなあとつくづく実感しています。 その一番わかりやすくていい例が目なんじゃないでしょうかね。目ってのは意外とダメージがあるもので。特に髪がある程度長いと髪先が目の周辺をつつきます。でも…

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英語を学ばなくてはという切迫感

 急に英語を学ばなくてはという切迫感を感じた、というのはアメリカ行ってエンジニアやってる人の動画をユーチューブで毎日見てるからなんだろう。くっそうらやましい、男なら己の腕と才覚、そして実力一本で生きてみたいよなあ、となんとなく漠然と思っていたが、とうとうキレたって感じだろうか。思い立ったからと行ってすぐできるわけではないが、多分一生にそう何回も思い立つこともないと思うので貴重なことだと…

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菜根譚95、深い河は静かに流れる(兵法について語った曹操)

 「山林での楽しみについて語る者は、まだ山林の趣を得ているとは言い難い。 名誉について語るのを嫌う者は、名誉についての情から完全に離れたものだとは言い難い」  ということで前回までは前集ということで、ここから後集ということになります。何がその二つを分けているのかは今ひとつわかりませんが(笑)  ・山林といういかにも静けさの極みであるような趣味があるわけですが、ところが…

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菜根譚94、孤(劉禅について)

 「風が安らかで波が静かな中に人生の真の姿を見、味が淡く声が静かなところに心と体の本来の姿を知るのである」  ・本当に見るべきものは喧騒の中にはないのだと。うるささの先に探していくのではなく、静けさの先に見出していくべきものがあると。その方向性を示したものだと言えます。人が100人、10000人と多くなっていったとしてもその先に見出すべきではなく、一人になった時に見…

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菜根譚93、苦労の真意(劉備と燕の昭王と郭隗)

 「子弟とは大人の元であり、秀才は士夫の元である。 若い時に火力が足らず、陶鋳が不十分であったならば、後日世を渡っていき朝廷に立つ際に役に立つ器とは成り難いと言える」  ・「若い時の苦労は買ってでもせよ」という話になると思うんですが、この苦労というのもほどほどであれというのは思います。あまりにも苦労しすぎるとそもそも芽を出すことすらままならない事態になってしまう。かとい…

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菜根譚92、よく読書をする者(正しい読書とは?)

 「よく読書をする者は、感動のあまり躍り上がる境地に至ることが重要である。そうであって初めて罠に陥ることがなくなる。 よく観察する者は、心和らぎ精神が和らぐような境地に至ることが重要である。そうであって初めて枝葉に囚われるということがなくなる」  ・読書しつつ感動に至る、つまりそこまで深い理解に到達したという実感があるということですね。そうであって初めてつまらないこと、…

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菜根譚91、正しく畏れよ(赤壁前夜について)

 「偉い人には敬意の念を持つべきだ。偉い人を畏れればこちらの心が正しさから外れることがない。 偉くない人にも敬意の念を持たなくてはならない。偉くない人を畏れれば傲慢と言われることがない」  ・私は以前軍隊に入ってましたけど、「船を成り立たせているのは士だ」ということはよく言われていました。実際には艦長さんとか偉い人がいて、その序列がもうものすごく強い組織であるのが海なん…

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菜根譚90、失脚(李厳の話)

 「士大夫(したいふ、官僚と地主、学問のできる要するに貴族階級)たるものは官位にある時は手紙のやり取りにも節度を持つべきである。人には自分を見難いように持っていき、それによって幸運を逃すことがないようにすることが必要である。 郷里においては、偉そうに振舞ってはならない。人に見易く思われることで、人との旧交を温めやすくすることが必要である」  ・人に見難くすると言うのは、…

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タクティクスオウガ㉘自殺としてのドルガルア戦(その後のデニム)

   カチュアを失った後のデニムの姿というのは痛ましいものがある。とても正気を保っていられないようであるし、そもそも正気を保つだけの動機を失ったかのようにすら思える。17歳前後にしてはしっかりしており大人びたものを感じさせるが、デニムのとてつもなく強い責任感などカチュアの死の前には大したものではなかったかのようである。  強い意志も、強い責…

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菜根譚90、累卵(范雎の引退)

 「究極に達している人というのは、水が今まさに溢れようとしているがまだ溢れ出ていないようなものだ。ここに一滴の水も加えてはならないのである。 危険な状態にある人というのは、木がまさに折れそうなところでまだ折れないでいるようなものだ。これをもう一押しするようなことはしてはならないのである」  ・「最高」というものが累卵の危うさであるという表現が意外ですね。最高っていうこと…

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IQテストの記事を読んで

 まあ以前に自分で書いたヤツなんですけど(笑)、IQテストの本質って問題解決能力だなってのは漠然と思うんですよね。1=◎とか②=△なんてのを一瞬で暗記するもよし、あるいはもっと別の方法があってもいいと思うんですけど、とにかくその問題にとっかかる。で、できる限り早く問題を解く、かつ正確に解くと。 そうなるとこれの究極形ってなんだろうなと思った時に、百マス計算ってのを思い出すんで…

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菜根譚89、老成(蜀に逃げる夏侯覇)

 「日は既に暮れているが、それでも夕暮れというのは燃え盛るかのようである。 年も既に暮れようとしているが、柑橘類というのは素晴らしい芳香を漂わせている。 だから末路晩年こそ、君子はよりその精神を百倍する心持ちでなければならないのである」  ・半分納得しつつ、半分違和感も感じますね。 昨今の若いことが良い、という一方的な風潮は違和感を感じることも多いです。人は当然年を取る…

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